本の紹介『問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術-』
本書は、すべてのビジネスパーソン向けに、問題解決の基本的な思考方法を示した一冊です。基本的であるがゆえ、どんな問題にも対処でき、まさに「問題解決の教科書」といった内容です。
〇こんな方にオススメ
・新入社員だけど仕事の進め方が分からない...
・中堅社員だけど課題が山積み...一向に片付かない...
・管理職だけど事業部の黒字化を任された...どこから手を付ければ...
・学生だけど地頭が良くなりたい...
・プライベート全般がうまくいかない...
要するに、漠然と悩んでいる方すべてにオススメです。
なぜなら、本書を読めば漠然とした問題を切り分けでき、問題が起きている原因を特定でき、その結果、効果的な対策を打てるようになるからです。
それでは、どんな内容なのでしょう?
〇本書のメッセージを一言でまとめると?
「すべての問題はwhere⇒why⇒howの思考手順で、解決できる」
まず、where,why,howとは何を指すのでしょう。一言で表すと、
where=問題がどこにあるのかを特定する。どこどこ分析
why=問題が起きている原因を特定する。なぜなぜ分析
how=原因に対して対策を打つ。
となります。
私的に本書から学んだ点としては、
「問題解決はwhereから始める」
ことです。以下、これについて詳しく説明します。
〇問題解決はwhereから始める
多くの人は、問題に直面したとき、「howから始める」、または「whyから始める」という誤りを犯しがちです。
例えば「howから始める」は、あなたがセールスパーソンで、営業成績が上がらないとき、
「よし、これからは営業電話をもっとかけよう」
と思ったとします。そして実際に行動に移します。これ自体、悪いことではありません。私には、行動力のある人に見えるでしょう。周りの人も「あいつ頑張っているな」と思ってもらえることでしょう。
しかし、ここで立ち止まって考えてほしいのが、本当に「営業電話をかける」ことが「営業成績が上がる」ことに繋がるのでしょうか。もしかすると、「営業電話をかける」よりも、「電話でのトーク内容を改善」したり、「訪問した際に渡す提案書の作り込み」をした方が、「営業成績は上がる」かもしれません。
このように無数にある策のうち、深く考えずに具体的な策を取ることが、「howから始める」に当たります。本書ではこのことを「how思考の落とし穴」と呼んでいます。闇雲に策を打っても、当たらない可能性は高いし、その間、お金や時間を浪費してしまう。そのため、「how思考に陥るな」と本書は警告しています。
では、どうすればよいのか。その答えが、「whereが始める」です。
上の例では、「営業成績が上がらない」という問題に対して、考えられる原因をすべて列挙します。
・営業電話の本数が少ない
・トーク内容が悪い
・訪問回数が少ない
・顧客の困り事を把握できていない
・自社の売りを理解できていない
などなど。実際に挙げてみると、キリがないことに気づくと思います。それだけ、「営業成績が上がらない」という問題は具体的なようで、実は漠然としているからです。そのため、「where」の段階で、漠然とした問題を細分化し、絞り込む必要があるのです。
実際に「where」を考える際、重要なのが次の2つです。
・MECEで、モレなくダブリなく、原因を挙げる
・列挙した原因の中からを、根拠を持って絞り込む
ここでは詳しく解説しませんが、要するに、「みんなが納得するように、解くべき課題を絞り込むことが重要」ということです。
「みんなが納得」していなければ、後になって「どうしてもっと電話をかけなかったんだ」とか、「もっと別の方法があるんじゃないか」とか、言ってきます。
「~の理由で、これからは電話を多くかけるようにします。その代わり訪問数はへるかもしれません。」と宣言して、周りから納得してもらうことが重要なのです。
また、「みんなが納得」する手段として、「MECE」や「根拠を持って」が必要になるわけです。つまり、論理的に説明することで、「みんな納得」するわけです。
〇本書は仕事の基礎が学べる本である
上記の思考手順の重要性の他に、
・「発生型の問題」と「設定型の問題」の違い
・因果関係の捉え方
・あるべき姿=目標の設定の仕方
など、どのビジネスの現場でも通用する、基本的な考え方を説明しています。このような考え方を知り、実践することで、あなたの仕事の質は間違いなく高まるはずです。
私自身も、とある品質不良に対して、where⇒why⇒howの順番で考えた結果、見事不良ゼロに繋がり、役員から高評価をいただいたことがあります。
仕事以外にもプライベートでも、例えば、ダイエットがうまくいかない、恋人ができない、といった問題でも、where⇒why⇒howの順番で考えれば、確実に進展があるはずです。
というわけで、漠然とした問題を抱えている人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
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