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【歌い手編11】ハモリが取れる様になりたい

今さら聞けない歌い手お悩みあるある11

プロの歌手の様にハモりたい、そんな事を思っている人もいると思います、実はカラオケであなたが勝手にハモっているつもりのハモりは実は不協和音になっている可能性もあります。ハモりにはある一定の法則があり、正しい練習方法で誰でも取得する事ができます、今回は綺麗にハモる方法を音楽理論とともにお伝えしていきます。

1.コードとはハモりとは…

根音(基準の音)から4半音上7半音上で構成される和音を長3和音(major triad)
根音(基準の音)から3半音7半音上で構成される和音を短3和音(minor triad)と呼びます

例えばドミソからなる長三和音はCメジャーコード(C major triad) と表記されます(実はメジャーになるかマイナーになるかはこの3番目のコードで決まります。)

ハモりは2音以上を鳴らした際の響きなので隣り合う音同士が2度(ドとレ等)、3度、4度とそれぞれハモり方に特徴はありますが、歌唱時におけるハモりでよく使われるのは3度上3度下(6度上)の音になります。
例えば、ハ長調(C)の中で根音がドになりますが、3度上が『ミ』になり、3度下(6度上)が『ラ』の音になります。ちなみに5度上の『ソ』の音はドとソのハモりでギターでいうパワーコードの配列になり、このドとソのハモりはクラシック理論では3番目の音が存在しないので、単独で使うと長調でも短調でもないグレーなハモりになりますので、あまり使われることはありません。またオクターブ(8度)でユニゾンとして(ド↓とド↑等)ハモる方法もありますが、使用時は意図的に用いる範囲に留めて、基本的にあまり使われない方法です。(ただしボーカロイドの調整ではよくある方法ですが…)

2.まずは1つのコードを聞いて分解できる様になろう

いきなり、メロディーのハモりの歌唱は難しいので、まずは一つのコードの音を聞いて感覚的に分解できる様になりましょう。例えば、ピアノでCのコード(ドミソ)を聞いて、声で『ドミソ』と正しい音程で歌える様になってみましょう。これによって、コード上に音程を合わせる感覚を養っていく事ができます。ピアノが弾けない方は1クリックでコードが出る様なアプリもあるので、探して挑戦してみましょう

3.3度上ハモりを取ってみよう

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