【研究編29】歌う筋肉を科学する
歌声や話す声はある一定の筋肉を使っています
今回は歌声に焦点を絞って歌う筋肉を科学してみたいと思います
そして歌声を鍛える事で話す発声も良くなっていきます
歌う筋肉の正体は内喉頭筋(ないこうとうきん)です
内喉頭筋は輪状甲状筋と閉鎖筋群に分けられ
この辺りには「甲状軟骨」「喉仏」
「閉鎖筋」…声帯を閉じるために使う筋肉
「開大筋」…声門を開ける筋肉
がありますそして内喉頭筋こそが表声と裏声を作っている正体で
これらの筋肉をうまく使用する事で
表声と裏声の切り替えである喚声点で
バランスを崩さずスムーズに発声させることができます
閉鎖筋のトレーニングをする事でエッジボイスが鍛えられる事でも有名です
またこの筋肉は意識的にコントロールできる
随意筋に割り当てられていますが
コントロールが難しいので訓練する必要があります
輪状甲状筋の筋肉が動くと甲状軟骨(喉仏)が傾いて
声帯が引き伸ばされた状態になります、この状態を裏声と言います
また閉鎖筋群が輪状甲状筋に対して優勢に働くと
声門が閉じて表声になります
つまり表声か裏声は内喉頭筋の筋肉運動による声帯の振動状態で決まります
まとめると以下の状態です
裏声…輪状甲状筋>閉鎖筋群
表声…輪状甲状筋<閉鎖筋群
MIX…輪状甲状筋=閉鎖筋群
喚声点…輪状甲状筋と閉鎖筋群の運動バランスの崩れ
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