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☆夢と現実の狭間で☆

A子と私は万里の長城の様な道のりを歩いている。


歩いているのだが、

バスで移動してる感覚が重なっている。


気づけばA子との距離が開き過ぎ。

これでは私に追いつけない。


「運転手さ~ん!

ここで降ろしてくださ~い!」

そう言おうとしたが、

状況判断の上、

次の停留所で正規に降りた。


下車直前まで車内で私は考えた。


「折角ここまで自分のペースで進んで来たのに、

ペースの遅い者に合わせるのか?

ここまで来て、

降りてただ待つのか?

A子もバスに乗ってくれないかな・・・

そうしてくれれば車間距離は保って進める。」


そう思いながら結局下車した。


下車するとたまたま自宅の傍だった。

部屋に入り洗濯物を畳みながら外の様子を窺っていた。


そこへ、

さっきまで私が乗っていたはずのバスが通過した。


先程私が下車した時点で、

バスは先へ進んだはず。


しかし、

私が乗っていたバスを、

既に下車した私が見ている。


[進んだバスを先回りした状態]

[未来でバスを待ち受ける状況]


[知ってる過去を、

これからやって来る未来として見ている]


≪知ってるというこの感覚は、

既に経験済みという事である。≫


☆過去現在未来は同時にここに存在している。

初めての挑戦も既に体験済みと言える。

興味を持った時点で達成は約束されてると捉える事もできる。









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sanachanray
気に留め目に留め読んでくださりありがとうございます☆