☆扉を開ける☆
※睡眠中。
「次の便は2時20分ですよ!」
真夜中。
サンドイッチマンのように看板を下げ、
飛行機のお知らせと誘導をしている男性がいる。
別の女性が「出発までもう一桁台しか時間がありませんよ!」と人々に声を掛けている。
トイレなど必要な準備を済まるよう親切に呼び掛けている。
私はトイレに入る。
洗面台が3つ。
一番右の水捌け可能な洗面ボウル前にずっと鏡を使用しているオバチャンがいる。
真ん中の洗面台はボウルがない。
私は左側で手を洗った。
ボウル代わりのような大きく深みのある皿のようものが置いてある。
うがいをしたがそこに吐き出しても捌けて行かないイメージだ。
迷ったが中々用が済まないオバチャンの前の洗面ボウルに端から申し訳無さそうに神社のお清めの如く静かにそーっと手で隠しながら吐き出した。
そのオバチャンの友人だろうか、
斜め前辺りから見張りのように見守りのように立ち話をしている仲間らしきオバチャンもいる。
見掛け外国人のようにも見えるが言葉は聞き取れる。
日本人ような感覚もある。
真ん中の洗面台はささっと使用して出ていく人で流れている。
真ん中にボウルは無いが水は溜まっていない。
寧ろ右側のしっかり洗面ボウルの付いた洗面台が水捌けが良くないのか溜まったままだ。
左側は深みのある皿に排水の穴がない為当然そこに水は溜まっているのだが、その周囲には溜まっていない。
私はうがいをし右側に身を乗り出すよう吐き出してからその事に気づく。
もしかして左側も皿の外側は流れるよう成っているのか?
おそらくそのようだ。
シーンが前後して見える。
未来が先で過去が後のように。
手を洗った後個室に入り用を足す。
そして再び左側で手を洗っている。
ここはエンドレスゾーンだ!
トイレのシーンしか見せない。
輪廻の世界。
三種三様の学びを得たら扉を開けて外の世界に出るがいい。
これ以上ここで学べる事は無い。
自ら、
「ここでの用は済んだ」
「次の世界に移行する」
そう意図せねば大きく変わっていく事はない。
意図して新しい扉を開ける。
自然に身を任せる事は大事である。
しかし意図して身を委ねる事が重要と言える。
我が身は自分以外の何かに任せるものではない。
自分自身の許可を得て委ねる。
そこには自己内の一致が必須である。
自然の流れに委ねる。
意図が先、現実が後。
今、自分が意図した現実の中にいる実感。
違う、と我に返るなら、
今、意図して扉を開ける。
今まで誰のレールを進んで来たか?
誰の舵で進んで来たか?
誰に何を任せて来たのか?
「委ねる」には「信頼」がある。
他者を信じる前に自己内統一が必須。
自分を信用できぬ者他者を信じるに値せず。
信頼できる者を引き寄せるエネルギーを発していない。
自分を信じる事ができた時、
目の前の者に信頼がある。
自分が変われば相手も変わるという所以☆
気に留め目に留め読んでくださりありがとうございます☆