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半年間のベスト3 2nd

前回、この半年間で出かけた15の中での、私の心に響いたベスト3、第3位を発表した。

過去の展示を振り返ってみて、その時の気持ちや感想を思い出すことで復習もできて良かった。一年を終える時にまた2021のベスト3を発表できるように色々動いて感動していきたい。

半年間のベスト3 2nd

愛知県豊田市美術館 NHK番組 『デザイン あ』展

大人にも人気の高いテレビ番組から出てきた参加型の展覧会で、全国を巡回していたがコロナで大半が中止になるなか、豊田市での開催できることになったようだ。

実家からそう遠くない距離に、美術館があるので帰省も兼ねて、さらに番組を見ている姪っ子甥っ子を連れていくことにした。
コロナになる少し前に生まれた甥っ子は、歩きまわれるようになって一番いろいろ遊びにいきたい年頃にコロナが流行し、近所の公園か水族館か、くらいにしか行ったことがないという。遠出はまだゼロらしい。というか二人ともと、なんなら親である妹も今回が『初めての美術館』となった笑

それくらい美術館とは縁のないような田舎に住んでいるので、こういう機会を活かさないと見られない世界があると思う。東京の友達のこども達とは、チームラボやジブリ美術館に行ったりするので、私のお仕事関係ではあるが、そういう世界を見せてあげたいなと思った。

気持ちがよく晴れた日に車にぎゅうぎゅうに乗って、(というか私のひざの上がぎゅうぎゅうなだけ!イスに座ってくれ状態)車で出かけた。

入場はweb予約なのだけど、今回は招待券をもらっていたので予約なしで空いていればすぐに入れるというものだった。時間的に次の時間に合わせて入場となり、
30分ほど待つことに。待つなんて概念のないこどもたち。

2階には広いテラスがあり地続きになっている池とダニエル・ビュレンの大型作品がありそこで時間を潰す。姪っ子甥っ子はオブジェの中を楽しそうに走りまわっていた。それだけでも来てよかったなと思った。

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ダニエル・ビュレンの大型作品の小屋

時間になり入場する。デザインの解剖のような展示から始まり、『うめぼしの気持ちになってみよう』でみんなで梅干しになる。自分の名前が顔になったり、トヨタの街ということで車のエンジンをデッザンした。展覧会が行われるその土地土地の名産モチーフにするので、毎回デッサンするものが違うらしい。(滋賀県は信楽焼のたぬきをデッサンしたらしい!かわいい)
絵を描いたり塗り絵が好きな姪っ子は上手にエンジンを描いていた。
「上手にかけたね!天才!未来のピカソ!」と思ったのは身内だからだろう笑

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姪っ子が描いたエンジン、天才!

そして集合解散の映像の部屋へ。
こちらは小山田圭吾さん率いるコーネリアスの音楽とインターフェイスの神様と呼ばれる中村勇吾さんの作っている映像。みんなこれを楽しみに来ているんじゃないかと思うほどの素晴らしい作品。身近な形のものがどんどんと音楽に合わせて変化し、集合したり解散したりする。とても楽しくて刺激的な音楽と映像が四方スクリーンに囲まれた暗い部屋で体験できる。

解散のYOUTUBE↓(画像をクリックすると映像に飛びます)

甥っ子はノリノリで踊り、姪っ子もリズムを取りながらキョロキョロと映像を追いかけて楽しそうだった。大人のわたしと妹すら「わー!すごーい!」と歓声をあげっぱなしで最後は「おー!」と、そこにいた大人が全員歓声をあげるほど、面白かったし、感動的だった。

他にもクルクルまわって数を数えてみたり、街の明かりを明るくしたり暗くしたり、大きいものやちいさいもの、ながーいもの短いものを体験したり映像を見たりして、甥っ子は途中から朝寝ていないのもあって眠そうなので抱っこになってしまったが(なぜか私がw)姪っ子は最後までしっかり体験して、とっても楽しめたようで、また来ようねと言っていた。
一緒に来てよかったなと思える一言をいただいた。

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わたしが休みの時に帰省する際、残ってしまった仕事を片付けるためノートパソコンを持って実家に帰ることも多く、なんとなく絵を描いたりデザインの仕事をしているとは思っているようだが、デザインの面白さをこの「デザインあ」を通して一緒参加して教えてあげられたことが、叔母としては嬉しかった。
姪っ子は大きくなったら私みたいな絵を描くお仕事か、プリキュアみたいなアイドルになりたいそうだ笑

さらに、帰りのサービスエリアでトイレを探してうろうろしていたら、姪っ子があっちだよ!というので行ってみるとトイレにたどりついた。「よくわかったね〜」というと「だって『デザインあ』でやってたでしょ」と言っていた。子供はこどもで興味のあることはちゃんと理解しているんだなと驚いた。こどもと一緒にでかけることで大人もいろんな発見ができる。とても楽しい展示でこころに残りました。

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うめぼしの気持ちになってる甥っ子(半ベソ)

どこにも行けない時間の中でも、子供は毎日成長している。家族としては色んなことを経験させてあげたいと思う。私自身こどものころ、色んなところへお出かけした。体験したことはいまだ覚えているし、今の私を作っている一因だと思う。

環境がないなら可能性としての場を作ってあげられるのは、大人だと思う。
普段まわりにいなくて、たまにしか会わない大人は、刺激的なことを私もよく知っている。そういう立ち位置の大人ってのもいいなと思う。

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豊田市美術館は、美術館建築で有名な谷口吉生さん設計。世界のトヨタがある豊田市にある。美術館は、特に夕暮れ時のテラスが素敵で地平線を思わせるような作りになっている。ダニエルビュレンもそうだが、コレクションもなかなか良いものが多く、クリムトやダリ、奈良美智さんの作品も最近オークションで入手したと聞いている。企画展も面白いものが多いので、いいなと思うほど。おすすめです。

こどもと一緒に参加することで子供視点からの発想にはっ!とさせられる場面が多く、私にとってはその反応がとても面白くて良い刺激になる。私はまだ独身でこどもはいないけど、友達の子供たちとよく遊ぶ。こどもが好きなのもあるが。こどもの発想や思い込み、色使いや、こだわりを聞いているととても面白く、そして一言一言がまばゆいくらいにかわいい。そこからこんな作品を作ろうというヒントになることも多い。デザインあはそんなこどもたちの目をキラキラさせて、こどもたちへ何かヒントを与える。そんな番組だと思った。

これが、私のベスト2

豊田市美術館の『デザイン あ』展でした

はりきって写真をたくさん撮ったが少しローすぎてしまった…どんまいわたし。



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