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医師、患者になる

通院を始めて半年くらいになるけど、受診する時は常に緊張する。

何を聞かれるのかもわかっているから、どんな事を話そうか考えてから受診するけど、それでも言葉に詰まるし、余計なことまで話してしまう。

自分も普段患者さんにあれこれ聞くし、診療に必要な時は生活の深いところまで踏み込むけど、居たたまれない気持ちになるんだな〜。

担当医から何言われるんだろうってドキドキするしさ。

月並みだけど、自分が通院を始めてから、患者さんに丁寧に接しようと思った。



周りを見てて思うけど、医師って自分の心や体の不調に鈍感な人が多い気がする。

下手に知識があって自己判断出来るからなのか、忙しすぎて症状を誤魔化しながら働いてるのかは分かんないけどさ。


病気になる=自分が守られる側になるっていうのは私は結構抵抗がある。

それでなかなか受診できなかった。


そういえば先日担当医からこんな事を言われた。

先生「色々あって本当に大変そうですね。でも、体が動いて元気そうに見えても、心が疲れていることもあるんですよ。問題って先送りにしていいんです。」


問題を先送りにしてもいい

なんか目から鱗が出たというか。
そういう発想なかったな〜。


今まで根性論でゴリ押しで行動すればどうにかなってきた。

私は何かをする時はゴールを決める。
それでゴールに向けて動く。
今流行りのタイパとかほぼ考えない。
だから、逆を返せばゴールがないと行動できないんだよね。

今、自分がどうしたいのかよくわからない。
こんなに将来に対するビジョンがないの初めてかもしれない。
キャリアを突き詰めたいと思ったり、もう何にも追われたくないって思ったり。


自分がどうしたいのか考え過ぎて鬱々とするんだよね。


意識を向け過ぎて自らで問題を作り上げてるのかも。

これがまさに、問題を先送りにしてもいいってことなんだろうな。


今日生きるために必要なことをする。

意外とその積み重ねに集中する方が上手く行くのかも。


患者として担当医の言葉に救われた日だった。

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