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「不登校の経験」が誰かの「なにか」になるように。
私は、自分の経験したものを文章で書きたい。そして「今」それが必要な人に読んでもらいたい。
●不登校の時代の経験
「高校生」というのは勉強して、恋して、部活して、バイトして…
漫画のように甘く進行していくものだと思っていた。
ところが私は、大半を同じ年の子が朝学校に通っている時間に、部屋のブラインドを閉めて家で過ごした。
寝て食べて、ゴロゴロしてすごす。
もうダメだな…と自分でも分かっていた。
その時の「孤独」や「絶望」は今思ってもとても暗くて深い。何を食べても何をしても暗い影のある思い出だ。
うまれるものが何もなかった。
所属するものがなくて宙に浮いた私。
美容室に行っても、何気ない会話の中でも「どこに属しているのか」をたずねられ、
答えがない自分を責めた。
高校生でもなく
仕事をしてるでもなく
わたしはただ、生きてます。
当時は、何をしても
どこにも所属していない。
悪いことをしている気持ちだった。
●勇気をくれた人
ある日「何かの動くきっかけになれば」と母に連れられて講演会にでかけた。
そこで一人の女性が
自分の不登校の体験を話していた。
彼女は不登校を経験したけど、
堂々と大勢の前でマイクを持ち話していた。
びっくりした。
こんな人もいるんだな…って。
彼女は通信制の学校に通い、大学を出て働き、なんと結婚までしたという。
聞いてる内に涙がじんわり出た。
私にも「先」があるのだろうか…
私もそうなれるだろうか?
彼女の体験談は
私の「希望」になった。
こんな経験をしたのは初めてだった。
昔は誰がどんな風に思ったり、考えたりしているかなんて言わないと知る機会がなかったと思う。
でも今はSNSや色々な手段がある。
より手軽に発信できるし、受信できる。
共感したり、新しい視点や手段を知ったりできる。
この時代に。
この時代だから。
叶うなら、私は私の思いを文字にして。
少しで良いから誰かのプラスになりたい。
そう思う。