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0歳児含む子ども3人連れて1ヶ月間海外旅した記録(ベトナム編)

10日間マレーシアに滞在した後、1ヶ月旅の最後の旅先に選んだのはベトナム・ホイアン、ダナン

理由はタイ、マレーシアと旅してきて、また違った文化の都市に行きたくなったから。
マレーシアの生活はかなり気に入っていたので延長も考えた。
迷った末、せっかくの機会なので安く短時間で行けるなら行ってみよう!ということで4泊5日(ホイアン2泊、ダナン2泊)で行くことを決定。
ベトナムは私もちゃんよめも初上陸で、元々ホイアンは行きたいねと子供が生まれる前にも話していたのもあり、このタイミングで実行することに。

これが見たくて!

そんなことで、3カ国目ベトナムの記録をここに残しておきたい。
この記事では我が家の経験をもとに、これから子連れで海外旅行を考えている方にも役に立つ情報を記載していく。

総括

本記事でもまず結論を述べると
ベトナム料理が最高に美味しかった!
リピート確定!また別の都市も行ってみたい!
というのが我が家の感想だ。

3カ国旅した中で、食事面で一番気に入ったのがベトナム料理だった。
私は勝手な偏見を持っており、ベトナムが食に関しては一番心配だった。
しかし詳しくは後述するが、生きる上で必要不可欠の「食」において、タイとマレーシアよりベトナムの食事が一番満足度が高かった。

またホイアン・ダナンを選んだのも結果的に良かったと思う。
ホーチミンやハノイも魅力的な街だと思うが、ホイアン独特のあの提灯の光景と、ダナンの空港・街・海との一体感がものすごく良かった。

様々な刺激を与えてくれたベトナムは、子連れでも行きやすく、リピートしたくなる人も食も優しい国だった。

また大きくなったら来ようね!

フライト〜入国

クアラルンプール〜ダナンのフライトは尾翼が綺麗なBatik Airを利用した。

こちらのフライトも2時間半ちょっとのため、0歳児は膝の上。
AirAsiaより若干座席は広く感じた。
価格は家族全員分と預け荷物代を合わせて約66,000円。

フライトも慣れたもので、長男(4歳)と次男(0歳)は離陸前にお昼寝モード。
ダナン空港はコンパクトで、飛行機の乗り降りの際にバスで移動だったため、飛行機をより間近に見ることができて子どもたちも大興奮。
ただ大きい空港ではないからか、プライオリティレーンには案内されず、子どもを抱えてしばらく長い列を並ばなくてはならなかった。

空港から出た時に「あ、タイの空気に似てる」と感じた。
排気ガスっぽい空気や湿気のジメジメした感じのせいなのか、なんとなく「帰ってきた」感があった。

手慣れたもので早速Grabを手配。
タイやマレーシアでは手配してから10分前後待つことが多かったので少し早めに手配したが、ベトナムは手配してからあまり待つことなく迎えにきてくれて逆に焦った。

尾翼がおしゃれ!

1箇所目:ホイアン

ベトナムでもずっと行きたかったのが、古都ホイアン。
ダナン空港から車で約1時間弱の場所に位置する世界遺産の街だ。
そんなホイアンの魅力を紹介したい。

街全体が世界遺産

旧市街に並ぶお洒落な古民家カフェやレストラン。
クリーム色っぽい壁の色に統一された街並みや流れるトゥボン川。
その街全体が世界文化遺産に認定されている。
「来園橋(日本橋)」「福建会館」「ナイトマーケット」など観光スポットがコンパクトにまっとまっている。
16~19世紀頃に国際貿易港として栄えた歴史があり、オランダやポルトガル、中国や日本などのさまざまな国と交易があった。
特に「来園橋」はかつて日本人がこの橋を架けたとされていることから通称:日本橋ともいわれており、ベトナムと日本の歴史的な繋がりを感じられるのもポイント。

来園橋(日本橋)

幻想的なランタンに彩られた街

ホイアンのメインはなんと言っても幻想的なランタンの風景だ。
毎月満月の日の夜は街灯などの人工的な光を消し、満月の明るさとシルク提灯だけの光で輝く幻想的な風景に出会える。
我が家もその満月に合わせてホイアンに行った。
月明りの下で浮かび上がる古都ホイアンは、非常にロマンチックだ。
言葉で説明するより百聞は一見にしかず、こちらの写真の通りだ。

これぞホイアンの夜

昼間は賑わいつつも落ち着いた街並みが、夜になると観光客で賑わう通り一帯にランタンが灯り、華やかな表情へと装いを変える。
カラフルなランタンが続く通りは、思わず息を呑むほど美しい景色。
通りの至る所に食欲をそそる香りを漂わせる屋台も沢山あり、食べ歩きをするのも楽しみ方の一つだ。

ただ、ランタン祭りの日はかなり混雑するので、子どもの手は絶対に離さないように。
また所々で子ども用におもちゃ等を売ってくるしつこい売り子もいるので、必要ない時はハッキリと「No!」と言おう。

灯籠流し

夜になると特にトゥボン川の両岸の建物がライトアップされ、とても幻想的な雰囲気に
トゥボン川には観光客を乗せる手漕ぎ舟がたくさんとまっており、小舟の上から灯籠流しを体験できる。
灯籠流しはいわゆる願掛けで、願いを込めて川に流す。

小舟のチケットはアンホイ橋の脇のチケット売り場で購入可能。
料金は一隻20万ドンだったので、大体1,000円程。
なお、灯篭は至るところで販売されており、1つ1万ドン(50円程度)で船に乗らなくても単体で購入して川沿いから流すことも可能。
たまにボッタクリ業者に出会うことがあるので、相場は頭に入れておいた方が良いと思われる。

子連れでも安心

おすすめご飯

ベトナム料理の代表格といえばバインミーだ。
フランスパンにハムやチーズなどを挟むベトナム風サンドイッチ。
ホイアンで絶対に立ち寄ってほしいお店が、バインミーで有名なBánh Mì Phượng
約20種類ほどの豊富なバリエーションの中から気になる味を選んで注文。
子どもたちもおかわりするほどバクバク食べていた。

バインミーうまうま!

安くて美味しいベトナム料理の店でおすすめしたいのが、Cơm Gà Bà Buội
地元民っぽい人から観光客っぽい人まで人気のお店。
子連れも多く、食べやすい料理が多い。
看板メニューのコムガーはいわゆるチキンライスなのだが、これが絶品だった。

もう一個、ちょっと変わったベトナム料理を求めて入ったお店がCao lu Không Gian Xanh
カオラウというホイアン名物がメインのお店。
うどんのちょい硬めの麺に混ぜそばのようなタレを絡めて食べる料理。
辛くないものもあり、子どもたちも喜んで食べていた。
またホワイトローズというワンタンと蒸し餃子のハーフのような食べ物もあり、珍しさと華やかさと美味しさでお腹も心も満たされた。

ホワイトローズ
カオラウ

2箇所目:ダナン

後半は空港近くのダナンに戻って2泊。
ビーチリゾートが有名なダナンは、ベトナムではハノイ、ホーチミンに次ぐ第3の都市だ。
そんなダナンも最高だったので紹介したい。

ミーケビーチ

ダナンの中で最も有名なビーチで、その美しい砂浜とクリアな海の景色が特徴。
広がる青い海、白い砂浜、周囲の緑豊かな心洗われる景色は、長旅の終盤にふさわしかった。
ダナン市街地からも近く、アクセスが良いこともおすすめポイントの一つ。
ミーケビーチ沿いには、多くのシーフードレストランやベトナム料理、さまざまな国の料理も楽しめる。

ミーケビーチは夕方でも賑わってる!

ドラゴンブリッジ

ダナン市内を流れるハン川にかかる橋のうちの一つで、ダナン開放38周年を記念して作られたシンボル的存在の橋。
橋の両側にはドラゴンの彫刻があり、夜にはライトアップされ、土曜日と日曜日には20時45分ごろからファイヤーショーも開催される。
我が家は子どもたちが寝てしまったのでファイヤーショーは見ることができなかったので、もう少し子どもたちが大きくなってからリベンジに行きたい。

車の中からパシャリ!

三日月ウォーターパーク365

日本でも有名な「ホテル三日月」が「ダナン」にも進出している。
「Da Nang Mikazuki(ダナン ミカヅキ)」は宿泊施設としても使えるが、ベトナム初の温水プールである「三日月ウォーターパーク365」も有名。
日本人には馴染みのある流れるプールや波のプール、ウォータースライダーなどが楽しめる。
屋外・屋内の2つのエリアで作られていて、どちらもキッズプールがあり、乳幼児から小学生高学年ぐらいまで安心して1日中過ごせる。
プール外にもキッズスペースがあるので、下の子は早めにプールから上がって室内で遊ぶこともできる。

子連れに優しいプールはありがたい

サンワールド・バーナーヒルズ

ダナンにおける最大のテーマパーク。
山の一角にそびえ立つ敷地内には植物園やテーマパーク、ホテルやショッピングスポットなどがあり、一日中楽しめるらしい。
ロープウェイからの眺めも楽しめる。

我が家はこのバーナーヒルズか三日月のプールに行くか迷った挙句、子どもからの熱烈アピールによりプールに行くことになったので、今回は行けなかったが、気になるのでまたリベンジしたい。

おすすめご飯

・ベトナム料理といえばフォー
まだベトナムに来てフォーを食べていなかったので、宿の方におすすめを聞いて突入したのがPh Thìn 13 Lò Đúcというお店。
最高に美味しかった。
今まで食べてきたフォーとは比べ物にならないほど美味しかった。
辛そうだが辛くなく、出汁の効いたスープも絶品。
子どもたちも余すことなく堪能していた。

フォー!!

バインセオが食べたくて、ローカルなお店をGoogle mapで探していたところ、高評価のお店があったので行ってみることに。
Bếp Ngon Vit、大正解だった。
写真を見てなんとなく美味しそうと思って頼んだ料理はハズレなく、全て美味しかった。
かつ良心的なお値段で、店員さんも子どもたちに優しく接してくれた。
心にも財布にも優しいお店で非常に良かった。

バインミー!!

・ベトナム料理ではないが…
ここのピザが有名とのことで行ってみたPizza 4P's
最高に美味しかったので紹介したい。
日本人のオーナーが立ち上げたお店らしいのだが、店内は綺麗でスタッフの教育も行き届いており、何よりピザ、パスタが最高に美味しかった。
ベトナム料理も美味しかったが、子どもたちにとってはやはり洋風な食の方が合うらしく、我先にとバクバク食べていた。
正直値段は安くないが、行ってみる価値は大あり。

おすすめしないところ

それはハン市場
大体ネットやガイドブックで探すとおすすめスポットとして出てくるこちらの市場は、子連れではあまりおすすめしない。
理由として3つある。
まず、道が狭く人が多いため、通り抜けが難しいこと。ベビーカーを押しながらの移動はかなり大変だった。
2つ目として、中がかなり暑くて汗まみれになったこと。空調設備があまり整っておらず、結構苦痛だった。
最後に、市場とはいえそこまで安さを感じなかったこと。大抵市場というと地元のお買い得品が安く手に入ることが楽しみの一つだが、この市場は観光客向けなのだろうが結構価格帯が高いように感じた。
ただ色んなお店が立ち並び活気ある光景は圧巻なので、行きたい方はぜひ足を運んでみてほしい。

暑くて狭くて人が多い

宿・交通

宿

宿については今まで同様Airbnbで探した。

ホイアンは観光地としても有名なのでピンキリだが、相場は1泊7,000円〜15,000円ほどと少し高めな気がする。
Airbnb以外で探すとリゾートホテルなどが沢山出てくるが、交通の利便性など考えてもAirbnbで十分だと思えた。
車やバイクが多く道が狭いので、なるべくメインとなる旧市街まで徒歩で行けるところがおすすめ。

ダナンは相場は5,000円〜10,000前後でも良さげな宿がたくさんあり、我が家は6,000円ほどの宿を利用した。
ミーケビーチから徒歩圏内で、ベトナム料理のお店も多いエリアにしたが、大正解だった。

交通

・ベトナムでの移動手段も基本的には「Grab」が中心になる。
運転の安全性はタイと同レベルか、ちょっとベトナムの方が丁寧な人か多いかといった感じ。
タイやマレーシアに比べ、Grabを手配してからポイントに来るまでが早買った。
タイやマレーシアでは手配から10分以上待つことも多々あったが、ベトナムは運転手が多いのか割とすぐに来ることが多いのでありがたかった。

・ベトナムは特にバイクが多いので、徒歩で道を横断するのは要注意。
我が家は滞在期間中に道をいつどのタイミングで渡れば良いのか感覚的につかむことができた。
子どもたちも「今だ!!」と言いながら少しスリルを味わいながらも横断するのに慣れていったのが面白かった。

・電車も通ってはいるが…
今旅では乗る機会はなかったが、ダナンを中心にハノイやホーチミンに移動する際に利用しても良いかも。
バスと安全性や所要時間、料金などを比較して、旅に合わせてカスタマイズしても良いと思う。

最後に

我が家のご飯的行ってよかった国No.1はベトナムだ。
食べ物が美味しいとそれだけでハッピーになれるし、また行きたいと思わせてくれた。

また泊まった宿もどちらもホストの方が丁寧で、ベトナム人の人柄や親しみやすさもとても気に入った。

まだまだ書きたりないが、主なベトナム・ホイアン、ダナン旅のまとめである。


次の投稿は「総まとめ編」として、具体的な旅費や今後気を付けるべきポイントなどをまとめる。

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