飲み干さずにはいられなかった京都のきつねうどん
ーこんなにつゆがおいしいなんてことがあるのかー
冬の京都旅行の最終日のお昼。
「京うどん食べてみたいよね。」と話していて向かった先は、京都御所のすぐ近くのうどん屋さん「饂飩店よこやま」
(結局「京うどん」にはいろんな定義があったらしく、このお店で食べたうどんが京うどんだったのかはよくわからないのだけれど、まあいいや。)
天ぷらにはいろんな種類があって迷ったし、うどんは年中冷たい派の私としては、ここでも天ぷらとぶっかけを頼もうか迷ったけど、京都のうどんというとなんとなくあったかい汁で食べるイメージだったので、シンプルなきつねうどんをチョイス。
(名探偵コナンの大阪編で毛利小五郎があったかい関西うどんをすすっていたシーンを15年近く覚えている。)
京あげと九条ネギが入っているそう。
のんびり出てくるのを待っている間にメニューを見るのも楽しい。
(とにかくメニュー数が豊富)
そして出てきたのがこちら。
まぶい。
うどんをひとくち。
そしてつゆをひとすくい。
ゴクリ、、。
げ、げきうま、、、。
つゆの味がものすごく素敵。
トースターの中の食パンがじわじわと焦げていくみたいに、このつゆも体のすみずみまでじんわりじんわりと沁み込んでくるようなおいしさ。
つゆのだしに使われている食材は、卓上に詳しく書かれていたけど忘れてしまった。
(昆布とかつお節が入っていたのは覚えてるけどもっとたくさん入っていた。)
「昆布だしとかつおだしを併用する『あわせだし』は、それぞれを単体で使うよりもうま味の相乗効果が期待できる」と昔習ったけど、このつゆもそういうことなんだろうな。
うま味が増えたと言っても、鋭いうま味がグサグサ刺さってくる感じではなくて、いかにも「海のような広い心の持ち主です」って感じの奥ゆかしい味。
どんなに忘れたくても忘れられない味だった。
(忘れたくなくてしょうがなかったからすごくラッキー。)
九条ネギはとろりと甘くて、京あげは豆腐を感じる分厚さでこれまたいい具合に甘くて、うどんのつゆとの相性が抜群だった。
・・・
普段ラーメン系は飲み干さないタイプの私だったけど、このときばかりはまだまだこのつゆを楽しんでいたかった。
そう思った瞬間、思いっきり両手で丼を持ち上げてグイッと残りを丸飲みしていた。
(クッッ、我慢なんてできるわけがないんだ、、!)
飲み干しちゃった。
とてもとても幸せな気持ちに包まれた。
・・・
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