楽園に1番近いケーキ屋さんで
ー楽園よりも楽園だったー
日曜日の朝、尾山台へ向かう。
尾山台の伝説のケーキ屋さん「オーボンヴュータン」へ。
この日をとても楽しみにしていたので、ちゃんとこちらのパティシエの方が書いた本まで読んで臨んだ。
(オーボンヴュータン、「思い出のとき」って意味らしい。そんなこと言われたら軽率にエモくなる。)
店内で食べるつもりだったが、すぐになくなる&めちゃ並ぶと聞いて、朝10時の開店を目指した。
朝ケーキ。
10時ちょっと前、お店の前には恐ろしいほどの行列。
ちょっと驚いたが、まあこのくらい許容範囲だ。
お店に入れそうなだけで十分。
(何せ、このお店には2回くらい行こうとしていて休みだったことがあった。)
ちょっと並んでいる間にもわくわくしていた。
この気持ち、前にもどこかで、、。とデジャヴュを感じていたが、すぐに思い出した。
ディズニーのアトラクション待ちとそっくりだった。
この先にはどんな世界が待っているのだろう。
どんなものがわくわくさせてくれるのだろう。
この列に並べただけで、私は夢の国に来た気分になった。
・・・
そしてしばらくして店内に入った。
ああ、このお店の中に入れることがもうすでに夢なんだよなあ。
ここから先は夢の話。
キラキラ輝くショーケースの中から迷いに迷ってケーキを選ぶ。
せっかくきたんだ。2個選んじゃおう。
シャルキュトリーも併設しているので、そちらで店内で食べるランチも選ぶ。
11時ごろに席が空いた。
お昼を食べるのにはちょうどいい時間だった。
そこからはぞくぞくとごちそうが出てきた。
尋常じゃないほどの多幸感に襲われていた。
ずっとこの4種類をローテーションしていたい、と思った。
ハムとマスカルポーネは脂と脂のミルフィーユ感があって悶えるおいしさ。
ソーセージは肉汁とお肉のレア感と粗挽き感と香るバジル。バゲットとかが食べたくなる。
キッシュはほうれん草たっぷりで卵が濃くてパイ生地部分もほろほろ。
ラザニアはパスタが厚めでお肉もごろごろで食べ応えがあった。
ゆっくり食べて、ふわ〜〜と体が溶けてきた頃に、ケーキも登場。
まず紅茶がすごくふわっと香った。嗅いだことのないいい匂い。
これが飲めるならマリーアントワネットもアリだな、という気がした。
右のクレームブリュレっぽい方は「オーボンヴュータン」という名前。
お店の名前がつけられたものに弱い系の私が迷わず選んだもの。
お酒が強めですと言われていた通り、一口食べたら洋酒がぶわっと香った。
中にはこちらのお店のマスコットキャラクターの洋梨が入っている。
ブリュレの苦さもとっても好きだった。
左の「パラディ」というケーキはホワイトチョコのコーティングの中にフランボワーズとピスタチオの層が入っている。
ホワイトチョコにとろけて、フランボワーズに魅せられて、ピスタチオにうっとりした。
今調べたら「パラディ」はパラダイスという意味のフランス語だった。
パラダイス、、。
楽園、、。
一体どんなネーミングセンスしているんだ、、。
泣いていいですか?
こちらの2つのデザートも、これまた永遠に繰り返していたいサイクルだった。
はあ、、
私はとんでもない楽園に行ってしまった。
・・・
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