ハノイ旅行③バイクを飛ばして
ニンビンに行きたいと思った理由がある。それは大好きな日本のバンド「MIZ」の『Ninh Binh Brothers Homestay』というアルバム。
アコースティックのデュオバンドなのだけど、もともとはMONO NO AWAREというバンドのギターとギタボの2人なの。その時代から何回かライブに行くほど好きで、特にボーカルの玉置の紡ぐ言葉のみずみずしいこと。このアルバムを1年ほどずっと聞いていて、レコーディングもビデオ撮影もニンビンで行われたということだったので私もぜひ行きたいと思っていたの。
ようやく叶ってうれしい!ニンビンに着いてからはこのアルバムをホテルの部屋でずっと流していた。
ベトナム人のおおらかでゆったりした気質と、ニンビンの自然が持つ特有のゆっくりした時間の流れ、でも街のクラクションの喧騒は東南アジアのそのもので、この曲(アルバム)を聴いて実際にニンビンの地をバイクで走ると、なるほどな、と思うような。
まだMIZのライブを見に行けていないので、日本に帰ったらみてみたい。私をまたニンビンに連れて行ってほしい。
見どころのイマイチ不明なホアルー
話は戻って私の旅路へ。ボートツアーから帰ってきて一休みしてから、古都ホアルー(Hoa Lu)に行ってみることにしました。バイクの運転が不安だったので暗くなる前に出発。
ホテルからゆっくり運転で30分ほど。ベトナムはタイと違って観光名所には駐車場がある気がする。路駐できなさそうな雰囲気だったので駐車場を探すのに手間取った。受付のおじいさんにお金を払い、バイクのナンバーを伝えて駐車券的な紙切れをもらう。
金ピカの仏像や川沿いのイルミネーションを一通り楽しんだら、意外とやることがなくなってしまったぞ。露店が少なく、売っている食べ物がまったく美味しそうに見えない。とりあえず、ベトナムのチェーンカフェ「ハイランズコーヒー/Highlands Coffee」でベトナムコーヒーを飲みつつ、夜ご飯を食べられそうなエリアと両替所を探す。10分ほど歩いたところにローカルの市場があり、そこに色々レストランがありそうなので徒歩で行ってみることにした。で、見つけたのがここ!壁のペイントが可愛かったことと、ローカルらしき人たちが食事をしていたので入ってみることに。
厚揚げと何かの練り物、そしてライスヌードル。それらを葉っぱと胡瓜と一緒につけ汁につけて食べるもの(メニューの写真撮っておけば良かった!)。器の下側に見える柑橘の果物が卓上にたくさん置いてあって、それをつけ汁に絞り入れるみたい。おばちゃんがボディランゲージで食べ方を教えてくれました。
で、衝撃だったのがこのつけ汁。。。。なんだこのナムチムは。。。。めちゃくちゃ美味しい。説明しにくいのだけど、ナンプラーのような塩っけさとガピのような香ばしさがある。これに柑橘を搾るとさらに香り高くなり、ライスヌードルや胡瓜とよく合う。
色々食べたかったのだけど、チェーを食べたらお腹が膨れてしまったのでバイクを飛ばして宿に帰った。帰路の山道は明かりが少なく、風が肌寒く、2年前の年越しで行ったチェンマイのパーイを思い出した。というか、結局ヤギ肉は食べなかったな。宿の周りのレストランに寄ろうか迷ったけど、白人たちが騒いでいたので遠慮した。YouTubeで筋トレして一汗かいて就寝。続く
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