人生初のMRI。子宮筋腫の今後の行方

タイから本帰国した理由の一つに子宮筋腫(子宮腺筋症)の悪化がある。もともと子宮筋腫があることはタイに移住する1年くらい前から知らされていた。何をきっかけに産婦人科に行ったのか忘れたけど、筋腫があるから念の為がんかどうか調べる→良性なので様子見で、という感じだった。
私の場合は月経過多がとにかくひどく、26歳くらいから大いに悩まされてきた。一番大きなサイズの夜用ナプキンをつけていても、2〜3時間持たずに漏れてしまう。なので長時間席を外せない場面(取材や大事な会議、車の渋滞に巻き込まれた時など)では後半になるにつれ、いつも冷や汗をかいていた。間に合わず漏らしてしまい、トイレに駆け込み居た堪れない気持ちで処理したことも数えきれない。毎回トイレは殺人現場のような様相になるし、汚さないようにすごく気を使う。
今気になっているのが月経カップなんだけど、私の出血量でもメリットが見出せるのか分からず未だ試せていない。月経過多で月経カップ使っている人、どうですか?

タイではどうしていたか

タイで最初に働いた会社では、結構手厚い内容の東京海上の保険を使うことができた。年に一度の健康診断では婦人科検診(エコー検査)もあり、追加料金で体がん、頸がん検診もしてくれた。
初年度の健康診断でやはり子宮筋腫について触れられ、がん検査をし、「良性なので様子見で、でも病院で適切な処置をした方がいいかもね」くらいのアドバイスを受けた。
タイで暮らすようになってますます月経過多+月経不順の不便さを感じていたので(特に旅行!)、一度病院に行ってみることにした。ただここでネックになるのがタイの私立病院バムルンラードで言われた「婦人科系の病気の場合、その病院で手術をしないと検査費用は自費になる」というルール。検査費用、6千バーツくらい払ったかなぁ…?しかも結局サミティべ、バンコク病院とセカンドオピニオンを聞きに2ヶ所まわった。

タイで保険が使えなくなる

3つの病院で言われた「筋腫が大きすぎて内視鏡は無理、開腹手術になる」という選択が嫌すぎて、結局オペに踏み出せないままマーベロンを服用+年一回の会社の健康診断で様子見、というのを続けていた。そして2022年に会社を転職する。ここで保険に問題が起きた。
新しい会社では試用期間中から保険に入れてくれたのだが(こちらも東京海上)、前職で勤めていた時に婦人科系の疾患で検査通院していたことが記録に残ってしまっていた。そのため新しく保険に入る際、「婦人科系の疾患は持病扱いになるので、今後関連する治療や検査には保険が適用できない」ことになってしまった。ショック。というか、普通そういうものだよね。。。。

帰国するしかない

子宮筋腫がQOL大いにマイナスに働いていることは痛感していたし、今のうちに体調を立て直そうと日本に帰国したのが7月18日。重い腰を上げて数駅先のクリニックに行ったのが9月前半だったと思う。
日本の婦人科が本当に嫌いで、男性嫌悪のように聞こえるかもしれないけど、男の医者に検査されるのも、診てもらうのも嫌なんです。実体験でも嫌な経験しかしたことない。
だからバンコクの私立病院や日本人向けクリニックでは婦人科のほとんどが女医で驚いた。エコー検査も、日本のようにM字開脚になる台に乗せられたことはなく、多くが薄暗い部屋でベットの上に寝るだけで、毛布をかけてくれるので数倍リラックスできる。エコー画面もこちらに見えるように配置されている。
バンコクでの婦人科通い経験は、日本のそれと比べると思いのほか心理的負担が少ないと感じた。だから帰国した時は、また日本の婦人科へ通わなくてはいけないことへの抵抗がすごかった。よく調べて口コミが良く、女性の医者しかいないところに行くことにした。

大学病院に回される

最後に受けた健康診断での結果を先生に渡し、色々と経緯を説明し、エコー検査をした。が、筋腫の数が多いのでMRIを撮らないとハッキリ分からないと。千葉大学病院への紹介状を書いてもらい、ようやく初診の予約が取れたのが11月の中旬…。千葉大学病院、電話もなかなか繋がらなくて1時間以上かけ続けたよ。
てゆうか、病院に行く、検査をする、って工程めちゃくちゃ疲れませんか?体力的にも精神的にも。通院してる人たち、全員が偉い。

初のMRI

大学病院の初診はとにかく待ち時間の連続だった。8時に来いと言われたのでまだ暗いうちに起床して、凍えながら駅まで歩いた。8時ちょうどに病院に着いて、診察券を作ってもらって、婦人科に行ってようやく診断…までが3時間くらい?
ようやく会えた先生に再三話してきたこれまでの筋腫ヒストリーを話、人生で30回以上やってるM字開脚検査をする。そのあと病院と提携している別の機関でMRIを行うことになる。また他のところに行かなきゃいけないのかよ〜〜〜〜とガッカリしたけどその日のうちに予約できた。
MRIではなんとタトゥーやアートメイクの有無を聞かれた。タトゥー=MRI撮れないって都市伝説だと思っていたんですけど!インクに金属成分が入っているとマズいらしく、私のタトゥーに入っていないとは自分で断言できなかったので、一かばちかで彫り師のムーンさんに連絡してみた。そうしたら「うちはオーガニックインクといって有害成分や金属成分のないものを使用しているよ」とすぐに返事が!有難い。少し調べたけど、現代はタトゥー用インクの大手製造元はオーガニックインクやヴィーガンインクといって有害成分のないインクを製造しているみたい。へー。もちろんMRI中は何にも起きなかったよん。
閉所恐怖症気味だからパニクったらどうしようと心配してたけど、まんまと寝ました。余裕だった。

次の予約は11月後半

撮影したMRIのデータをもとにして、次の大学病院の予約の際に治療方針などを固めていく予定です。
エコー検査の時にすでに「筋腫の摘出はパートナーがいてすぐに妊活を始められるケース以外では難しい。なぜなら筋腫はすぐ再発するから」と言われてしまった。そんな〜。
ホルモン治療で様子見になる可能性が高いと思う、とのことだったけど、そうなると定期検診も必要だし、台湾移住はどうなるのだろう。ま、とりあえずワーホリ申請の準備は相変わらず進めますが。
また進展があればブログで報告します。それではー。

すごい天気の良い日でした、空が綺麗

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