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atama plus初のスクラムマスターが誕生するまで

こんにちは、河口です。
atama plusというAI×教育のスタートアップでスクラムマスターをしています。以前のnoteでスクラムマスターになった経緯について少し触れたので、今回は掘り下げて説明していこうと思います。

そもそもatama plusってどんな会社?

atama plusは「教育に、人に、社会に、次の可能性を。」をMissionに掲げ、一人ひとりの学習を最適化するAI先生「atama+」を全国の塾・予備校に提供している会社です。
「3分でわかるatama plus」というスライドがあるのでご覧ください。

ビジネスサイドからプロダクトオーナーへ

プロダクトオーナー


私は2018年7月に、まだ20名弱の組織であったatama plusにジョインし、前職はビジネスサイド出身であったため、当初はCustomer Successチームに加わりました。ジョインしてからおよそ半年が経った2019年2月のある日、代表の稲田から「プロダクトオーナーに興味ない?」と声をかけられたのをキッカケに片道切符への道を歩みだします。

前職では営業部に所属していたものの、どちらかというとプロジェクトマネージャーに近い役割であったこと、またatama plusに入るきっかけとして、ユーザーファーストな開発スタイル、アジャイル開発に非常に興味があったこともあり、いつかはプロダクト開発に関わりたいという思いがありました。そんな中でいただいた「プロダクトオーナーへ」というお誘いに、嬉しさと不安をいっぱいに快諾しました。

アプリチームのプロダクトオーナーは、創業以来代表の稲田が一人で担当していたので、今回のようにビジネスサイドからプロダクトオーナーへ転身するというパターンは社内では初の試みでした。「これは絶対に失敗できない」というプレッシャーもあり、「プロダクトオーナーになるからには絶対にビジネスサイドには戻れない、戻らない。プロダクトサイドで必ずバリューを出さないと!」と強く心に誓ったのを覚えています。振り返れば、個人的にはこれが1枚目の片道切符だったと思います。

atama plusでは創業当時から「リーンスタートアップ」「Lean UX」「デュアルトラックアジャイル」「スクラム開発」あたりのプラクティスを参考にしながら開発手法を組んでいたので、それを体感しつつ、代表の稲田からatama plusのプロダクトオーナーがどういうものなのかをOJTで学んでいきました。当時はアプリチームの人数が増えて2チームになったこともあり、1人で2チームのプロダクトオーナーを務めていたので、途中でパンクしそうになったのは辛い思い出です。笑

ちなみに2チームが現在のLarge Scale Scrum (LeSS)をベースとした体制になるまでどういう変化を遂げてきたのかについては、別途noteで書きたいと思います。そんなこんなで、約10ヶ月ほどプロダクトオーナーとして、本当にたくさんの経験をさせていただきました。

プロダクトオーナーからスクラムマスターへ

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これまでatama plusではスクラム開発をベースにしたアジャイル開発をしていましたが、スクラムの役割である「スクラムマスター」を明確には置いていませんでした。

プロダクトオーナーとして数ヶ月後、開発チームが2チームから3チームになり、そのタイミングでプロダクトオーナー経験がある素晴らしいメンバーがジョインしました。さらにチームが3チームになって数ヶ月が経ったとき、アプリチーム内のいろいろな組織課題をどう解消していこうかという話が上がってきます。その頃アプリチームは20人を超え、会社の中でも大きな組織になっていて、小さい組織では気にならなかったことが少しずつそれぞれの中に溜まっている状態でした。ちょうどそのタイミングで私が認定スクラムマスター研修を受けていたということもあって、アプリチームのメンバー全員と1on1をして組織課題の整理を行う役割を担当することになりました。(このタイミングで私はプロダクトオーナーの担当チームを2チーム→1チームに減らしています。)

当時はその役割名がなかったので、「XXX(バツバツバツ)」という名前をつけて、約1.5ヶ月間活動しました。(これがatama plusにおけるスクラムマスターの前身です。笑)

課題整理の結果、組織の自律化、今後のチームスケーリングなど、考えねばならないテーマがいろいろと出てきたので、やはりスクラムマスターを置いたほうがいいねという話になり、稲田から「スクラムマスターに興味ない?」と声をかけられました。

個人的には、えばっきーこと江端 一将さんの認定スクラムマスター研修を受けて、「スクラムマスターとかまじで無理じゃね?こんなのできる人いないでしょ?少なくとも自分には無理・・・。」と感じていた中でのオファーだったので、正直なところものすごく悩みました。

ただ、atama plusはミッション実現のためにある会社。「ミッション実現のために自分がトイレ掃除をするのが適任でしたらトイレ掃除でもなんでもしますよ。笑」ということを稲田ともよく話していたので、「自分が適任なのであればスクラムマスターをやってみます」と稲田に伝え、スクラムマスターになることを決心しました。

この時点でアプリチームは3チームだったので、UXデザイナーから新しいプロダクトオーナーを推薦、引き継ぎをし、2020年1月からスクラムマスター活動を本格的にスタートしました。
今回のnoteではスクラムマスターになった経緯を書いていますが、スクラムマスターになってからのいろいろな学び、atama plusのアジャイル開発の失敗、成功についても今後noteに書いていきたいと思っています。

最後に

atama plusというスタートアップで変わった境遇からスクラムマスターになった私には、もしかすると他の方とは違う目線で情報発信できるのでは?と思っているので、これからどんどんatama plusの考えるアジャイル開発について情報を発信していきたいと思っています。

atama plusはミッション実現のためにメンバーが集まっている会社で、アジャイル開発はミッション実現の大事な手段です。もしよろしければミッション実現のために一緒にトライしませんか?



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かわきん(ちゃんかわ)/atama plus スクラムマスター
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