【ユーモラスな魅力】陽気で情熱的なイタリアのスター！？ファビオ・フォニーニのヒストリー#21

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

　この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
　「フォグナ」の愛称で呼ばれている、イタリア人のファビオ・フォニーニ選手についてご紹介です。
　この記事では、イタリア人選手たちの躍進のきっかけを切り開いたフォニャが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2021.07.15現在、2022.08.15 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

ファビオ・フォニーニ
柔らかいボールタッチの技術とカウンターで相手を翻弄するプレーが特徴。コンパクトなフォアのスイングで逆クロスからのバックハンドのダウンザラインは必見。ジェノアFCとインテル・ミランが好き。

「4歳テニスを始め、14歳でプロテニス選手へ決意！」

2013.08.24 フォニャと妹、G.イヴァニセビッチの投稿

　1987年5月24日イタリアのサンレモで産まれ、会社経営の父と専業主婦の母のもと産まれました。5歳で地元のアマトーリテニスアルメシでテニスを開始しました。幼少の頃からスキーやサッカーも経験していましたが、14歳で個人種目で活躍したいとの想いからテニスを選択しました。

「コーチや拠点を変えながら進化」

20歳の頃のフォニャ

　8歳からM.コンティがコーチとして14歳まで支え、その後20歳の頃まではL.カペルキがコーチとなり20歳で拠点をバルセロナに移しました。ジュニア時代は、U14でイタリア王者となり、国際大会にも多く参戦、ジュニアの最高成績は8位でJrのGS・A、GS・FではQFの成績を残しています。ジュニアの活動と並行しながら、15.3歳でフューチャーズ、17歳チャレンジャー、18.4歳ツアーデビューと着実に大会のグレードを年齢と共に上げてきました。

「22歳で主戦場をツアーに絞る！」

2019.04.22 モンテカルロ1000で1000グレード初優勝の投稿

　
　16、17歳の頃はイタリア国内の試合のみで、18歳からは少しずつ外国の大会にも参加していきます。20歳でチャレンジャーとツアーに絞り、21歳からはチャレンジャーだけイタリアの大会に参戦し、その他はツアーで世界を回りました。22歳でGSの4大会全てで本戦に進出し、ランキングを54位まで押し上げました。

　ジュニアの頃から将来を期待され、コーチや環境をかえながら停滞した時期もありましたが、30代でそのポテンシャルが開花しキャリア最高位に到達したり、イタリア人で初となる1000グレードでの優勝とTOP10に食い込み、ツアーファイナルに出場しました。
　
20歳の頃から14年以上TOP100位に入り続けイタリアのホープとして期待されながらも、なかなか優勝や活躍できない日々もありました。現在、10代の新人J.シナー、L.ムゼッティ、中堅のL.ソネゴ、M.ベレッティーニなどのイタリア人が躍進を続けるのは長い間活躍をし続けているフォグナの影響も大きいです。
　
　言動行動に問題が多く罰金を取られるケースが多いフォニャですが、その反面ハマったときのエースの連発は快感です。また、イタリア人特有のユーモアがあるプレーと表情を見ることができるのも嬉しいです。今後もベテランとなってもイタリアの新人や中堅に負けず、TOPランカーとして陽気で情熱的なテニスが見れることを期待しています。

　
記録
✴︎29.11歳　2017年ローマ1000でA.マレー[1]に勝利がキャリア最大の勝利
✴︎32歳　最も遅くTOP10に初めて入った選手/TOP10に入った初めてのイタリア人選手(1979年バラズッティ以来)
✴︎32歳　2019年モナコ1000で1000のグレードで初めて優勝したイタリア人

　今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
　この選手の記事を読んでみたい！調べてほしい！というご要望ありましたら、お気軽にご連絡ください。それでは次の記事で。さようなら。

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PS. 拠点をスペインのバルセロナに変更する時に、他の候補はどこだったのか。また、バルセロナに決めた理由や背景を聞いてみたいです。

〜CC(Change Court)について〜
　CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
　「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ！？」、「これってどうしたらいいでしょうか？」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
　

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