韓国2日目 旅の終わり
昨晩、初日は到着日とは思えないほど活動し、そして食べたせいか夜は相当早く寝込んだ。もちろん深夜フライトの疲れもあったと思う。8時頃目が覚めて友人に声をかける。
「今日どうする?」
かつてこの友人の東南アジアを旅した際は一通り全体の計画を立てていた。対して今回はほぼノープランの旅で、ましてやソウルなど来る予定もなかったので本当に無計画なのである。ただ、今回の旅はなるべく無計画に、なるべくその時の気分で動くというレギュレーションというか前提を共通認識にしていたため、「今日どうする?」というのは今回の旅らしい言葉であり、1日を挟める上で良いこの上ない号令なのである。
またそのような気楽な旅を実行できる友人がいる事に感謝しなければならない。昨晩韓国の友人と夕食を共にした際、もうじき70を迎える彼が「君たちのように一緒に旅できる仲間がいることは人生では大切だし貴重だ」とさりげなく言っていた。もちろん人と動くのにはそれなりの協力姿勢や調整が必要なのだけれど、少なくとも向かう方向性か大雑把に一緒である存在かいる事は頼もしい。
宿を出てまず向かったのは安国(アングク)の方。この近くにソウルで一番お気に入りのカフェかあるのでまずコーヒーを飲みに行きたかった。
カフェの後は友人が仁王山というスポットをマークしていたのでそこに向かうことに。元々登山やアウトドアが共通で知り合った友のためそこら辺の興味は一緒だし、いつでもハイキングに行けるような装備をお互い常備している。これは中々稀有なことだと思う。
(なんかもう最終日だし気も抜けていてとにかくぼーっと歩いていた)
それ故に書くことも少なめたのだが、ソウル市内からすぐのところにこういう山があるのは良い。軽いハイキングにサッと行けるし、結構地元の人が多いように思えた。
下山後は市庁の方まで戻りドラム缶焼肉を。ここは出張で来た時に上司が連れてきてくれたところ。日本人の間でも有名?みたいで日本人客が多かった。肉を1枚単位で頼んで焼きながら食べる、ビールやソジュはセルフという単純明快なシステム。
その後は東大門(トンデムン)に行きアウトドアショップを見たりして、広蔵市場でチヂミを食べた。
そして…
今回の旅の〆は参鶏湯。韓国寒いし、長旅で身体も疲れたし、最後は英気を養って帰りたい。
黒鶏の参鶏湯と高麗人参酒。高麗人参酒って美味しくないけど身体にはすごくいい。思えば身体に良いものは苦かったり辛かったり、刺激がある。そういう事なのだろう。
完食し、これにておしまい。食いはない(多分)。なので空港に向かう。
特に劇的なエンディングとかは期待していなかったし、まあこんなもんだろという感じで空港→チェックイン→通関と通り過ぎた。流石に疲れも出てきたみたいでとりあえず翌朝のフライトまでゆっくりしたい。コンビニ近くのソファを見つけて日付が越して少ししてから睡眠。日本と時差がないから助かる。
一気に疲れが出たのだろう。成田についてからは写真もろくに撮らず、しかも早く帰りたさに負けて特急で都内まで移動。行きは在来線で3時間近くかけて成田まで言ったのが嘘みたいだ。
そしてこの成田→自宅間でおそらく風邪を引いた。まだフィリピン気分だったのか服装も薄く、サンダルて、しかも秋花粉?が流行っているとか。お陰様でこの後数日鼻炎に悩まされる日々を送る事に。
さて、旅も終わり色々とまとめたい、また振り返りたい事も色々とあるけれど、どんな旅もがそうであるように経験を消化して言語化するのには少し時間がかかる。というわけでさっぱりすぎるかもしれないがこれにて9日間のフィリピン・韓国旅はおしまい。
楽しかった。旅に感謝。