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ワイン資格取得日記4日目 休講日

11月から毎週末のように資格取得のために通っていたスクールが今日は休講日だった。12月にしては暖かすぎる土曜日、秋のようなほんわかとした陽射し、時々冷たく感じる風、何一つ文句のない週末の雰囲気。

朝焼け。朝型生活の特権。

休講日という響きはどこか大学時代を思い出す。必修の多かった1、2年時は週に4日は大学に行っていたけれど、それ以外の3日の休講日はバイトをしたり、遊びに出かけたりデートをしたりと、週5日も働いている今からすると夢のような日々だ。それが3、4年生になると休講日が週の半分以上を超えてきてもはや休講日が当たり前で、有講日=講義のある日が何日あるかを数えるほうが簡単だった気がする。そんな時もやはりバイトに励み、デートしたり、ドライブに行ったり意味もなく街を歩き、夜になると適当に仲間と集まってお酒を飲んでいた記憶がある。

それから、休講の時間=空きコマという時間が僕はとても好きだった。今みたいにスキマバイトみたいな効果的に時間を潰すようなツールがなかった自分は、よく大学近辺の公園に行っていた。1コマ100分だったのでそれなりに時間は余っていたし、公園でぼーっとしたり、遊んでいる人々を眺めたり、昼寝をしたりしてて、もしかしたらそういう時間は講義で覚えたことなんかよりも遥かに鮮明な記憶として残っている気がする。公園の芝生の感じや都会の中に吹く少し新鮮な風が懐かしい。

いつかの空きコマの公園からの夕方。

と言うわけで今日は休講日。最近はワインスクールの他に普通二輪免許取得のために自動車学校に通っている。また来年春のトライアスロン大会に向けてトレーニングを積んでもいるのだけれど、今週は身体に部分的に痛みを感じる箇所があったのであまり活発に動かないでいた。そうい言うわけで今日はワインスクールもなく、トレーニングもなく、代わりにバイクの教習に時間を割く日となった。

僕は今まで教習所という場所に3回通っている。1回目はAT限定の免許取得、2回目はAT限定解除のため、そして今回のバイク免許取得。どれも同じ教習所に通っているので所内のコースは見慣れている。そして今日は1回目、2回目でお世話になった(お気に入りの)教習担当と一緒にスクーターを走らせた。その人は槇原敬之に似た顔の人で、マッキーファンの自分としては忘れない顔であった。と同時に指導方法も独特と言うのか、理論というよりかはとりあえず走らせて感覚掴みましょうという感じの人なので個人的にはやりやすかった。

バイクを準備している時に「君、見覚えあるな。ここで(免許)取った?」と言われたので待っていましたと言わんばかりに「はい、過去にもお世話になりました。先生が一番記憶に残ってます」と、なんか数年間言えなかった告白をしたみたいになってしまったけど、そう言った。ちなみに2回目のAT限定解除でも同じ先生と同じ会話をしている。もうここまできたら数年後に大型取る(予定はないけど)時もそういう状況になってみたい。

その先生が教習の最後に「バイク乗りたくなったんだ」と言ったので「はい、そうです」と答えたら、「それはいいことだ」と一言言った。免許を取るのにいいも悪いもないような気はするけれど、その先生の一言はどこか免許取得を応援してくれる励ましの言葉に感じて、これから続く教習も頑張ろうと思った。


さて、毎週ワインスクールの帰りに寄っている酒屋さんが実はこの教習所と近いので帰りに寄ってワインを購入。今日は、先週の授業で学んだけど試飲できなかった「フルミント」という品種のワインを買う。名前からするとなんだかハーブティーの一種に聞こえるけど、ハンガリーを代表する白ブドウの品種である。

記憶が正しければハンガリーのワインというのは初めて。家にあるソムリエ検定の本でいろいろ調べてみると下記のようなことが分かった。

・ハンガリーでは紀元前からブドウ栽培が行われていた
・古代ローマ人によって本格的な栽培が伝えられた
・ハンガリーを代表する「トカイワイン」はフランスのルイ14世が「王のワインにして、ワインの王」と称した
・生産量は白ワインが多いが、作付けで言うと黒ブドウのケーくフランコと言う品種が最も多い

主要な特徴はこんな感じだろうか。ソムリエを目指すならもっと深いところまで知らなければならないが、そう言うわけではないのでここら辺で良しとしよう。ちなみにトカイワインのトカイと言うのはもちろん都会のことではなくて、トカイという山の名前だそう。でも”都会的なファッション”とか”都会的な建築群”みたいな簡易で”都会的なワイン”というのがあってもいいかもしれない。若者の街渋谷なら、個性が大爆発しそうなスペインのテンプラニーリョのようなワイン、六本木ならヴィンテージ付きのボルドーのような熟成感のあるワイン、と言った感じだろうか。まあなんでもいいけど。

シャトー・デレスラ トカイ・フルミント・ドライ

肝心のワイン。まさしくトカイワイン、フルミントの辛口タイプを購入。色はとてもクリア。香りはグレープフルーツの酸味とビターさが混じった感じや、ユーカリ、リコリスといったハーブのニュアンスが強い。甘みは控えめで酸度は高く、香りや味わいのバランスがとても取れているワイン。果実味、フルーツ感が強い。元々フルミントという品種は貴腐ワイン=めっちゃ甘口ワインを作るぶどうなので個人的なタイプとは真逆だから今回はあえて辛口のタイプを選んだブドウのタイプを知る手段としては甘口を選ぶのが正当なんだろうけど・・・やっぱり美味しいと思えるものを買いたいじゃない。それなりに出費もあるわけだし。

という感じで今週は自主学習に励んだ(?)週末でした。来週はまた週末の都内へ・・・

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