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トライアスロン挑戦への道11 体幹トレーニングの重要さ

仕事で腰痛を発してしまった先々週。その週末はゆったりと身体を休めた。そして今週は大阪出張。やはり出張というものは多少なりとも身体に影響を及ぼすもので、新幹線の移動時間、数日にわたる立ち仕事、寝慣れないビジネスホテルのベッド…心身ともに疲労が溜まるのが出張というものだけれど、営業職という手前文句は言ってられない。むしろその環境でベストコンディションを保つ術を身につけるのが大切だろうと感じさせられる。

出張先のホテルで夜朝ごはん。サンドイッチにコーヒー。ザ・クラシックである。

という訳で平日は何もトレーニングはできなかったけれど、宿泊先のビジネスホテルで最低限のストレッチを行い、痛めている腰の改善に努めた。コルセットや鎮痛剤のお世話になっているとはいえ、お陰様で改善傾向にある。会社の上席からも
「腰はにくづき=月に、かなめ=要。身体の要だから無理のないように!」と励ましのメールを貰い、元気が出た次第である。


そんな感じで迎えた週末。少しは動ける様になったのでスイムを再開した。バイクの方は流石に再発可能性が高いので避けたのと、近く都内のロードバイク店でフィッティングサービスを受けようかと検討している。身体にバイクを合わせるのではなく、バイクを身体に合わせる。費用は嵩むが怪我再発防止&最大限のパフォーマンス発揮のために必要な出費だ。

久しぶりの市民プール。流石にウェットスーツ着ていったら何か言われるだろうなと思い一旦水着でプールに行き、監視員に事情を説明。

私「すみません、私はトライアスロンの練習でこのプールを使わせて頂いてまして…最近ウェットスーツを買ったので着用したいのですが…HP見たところ厳密にルールがある訳じゃなさそうなので、念のため着る前にスタッフさんに聞いた方がいいかと思いまして…」

スタッフさん「はあ…」

私「あ、あのこういうケースってあまりないと思いますし、他に泳いでいる人もいますし、もし不都合でしたら全然スーツ無しで泳ぐので…ただ一言あったほうがいいと思いまして…」

隠キャ満載である。そうしたらスタッフの人が一旦事務室に行って、帰ってきてこんな事を言った

スタッフさん「私もお客様がこのプールで何度も泳がれるのを見たことがありまして、ずいぶん長く泳ぐので多分遠泳とかそういう種目の方かと思っていました。目的がおありですし、スーツは海など他の場所の汚れを持ち込まなければ大丈夫です」

私の心の中「ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!」

こちらがウェットスーツ。大きい声では言えないけど、ちょっとだけ「まりもっこり」になるのがとても恥ずかしい。画像では最大限抑えているのだが…

最悪なくても良いかなと腹を括っていたので嬉しかった。しかし泳いでいる姿を見られていて、尚且つこんな不器用なフォームを見られていると思うと恥ずかしさが募る。親切にして頂いた分、どこかで他人に親切になろうと思った。

泳いだ結果は33分30秒。普段とあまり変わらないタイムであった。泳ぎ切った後にスーツなしで泳いでみたけど、まあ身体の沈むこと。いかにスーツが身体をうかしてくれているかを感じる。

またこの記事がどのような人に、どのような目的で読まれているかはわからないけれど、ウェットスーツは小さめを買うことをすごく・とても・真剣にお勧めします。私は身長174cm、体重70kgでまあ小さくも大きくもないという感じなのだけれど、身長に対する適性体重という観点でいえば「やや重め」の体格です。それでも、買ったウェットスーツのサイズはSサイズだった。そしてこのSサイズは割とピッタリ、むしろほんの少し大きいのではと感じています。私は登山とロードバイクで鍛え上げた図太いふくらはぎと太ももがああるため、下半身にあわせてSサイズにしましたが、上半身の方はというと少しスーツの生地が余ります。特に背中側。前側は、割と胸板が厚いのでぴったりなんですけれ背中側は決して筋肉質とはいえないので少し空気が入ってしまうし、水中に入ると水がたまります。もちろんフィッティングで修正できると思うのだけれど、これがMサイズだったら相当ブカブカだっただろうなと(最初はショップ店員がMサイズをお勧めしていたが、試着の結果Sになった。)感じている。今後トライアスロンに挑戦する人やウェットスーツを買う人の参考になればと強く願う。

スイムの翌日は、普段はバイクに乗るのだけれど腰への負担を考慮してバイクは瞬くお休み。代わりに体幹トレーニングを行なった。

個人的な話。昔から筋トレが好きではなかった。というのも、中学で部活でサッカーをやっていた時に筋トレ=1年生が練習に参加させてくれない代わりにひたすら無意味にやらされるやつ、という経験があることと、表面的な筋肉しかつかないことに若くして疑問を抱いていた。そういう訳で、中学生の時に下記の本を買って、ひたすら体幹トレーニング続けてきた。

中学を卒業して結局サッカーを辞めてしまったけれど、3年間律儀に体幹を鍛えたことはその後のスポーツ人生においてかけがえのないプラスを生み出したと感じている。体感が全てではないとは思うけれど、少なくとも表面的な腹筋や背筋、腕の太さを身につけるよりも。より機能的で根幹となる筋肉を身につけることができること。体感トレーニングで身につけるインナーマッスルはいかなるスポーツにも適応することができるということ。また体幹を鍛えるにあたってまずは柔軟性を高める必要があり、ストレッチに真剣に取り組んでいる結果、関節の柔軟性を維持できていること。またどの副産物として代謝が上がっていること。

今回、腰の怪我をしてお陰で自分の体幹の少なさを感じることができた。具体的には、水泳やバイクで重くなった胸筋を支えることのできる腹筋(腹直筋、腹横筋、腹斜筋)、背筋(脊柱起立筋、広背筋、腸腰筋)が弱いことに気がついた。事実、週末に行った体幹トレでは上記の箇所に対する刺激が普段より強く感じた。やはり筋力が弱いのだろう。普段の生活で鍛えることができない筋肉だからこそ、家でのトレーニングで真剣に鍛えたい。そう強く感じた。そしてその取り組みが怪我防止に繋がることを信じて。

今までのトライアスロンに向けたトレーニングというのは「いかにトライアスロンをこなすか」という点に着目したものだった。その結果スイムのタイムやテクニックが上がったり、バイクの出力が上がった。一方、膝や腰の懸念を拭い切ることはできていない。これからのトレーニングではより効率的に身体を動かすことを意識しつつ、「弱み=怪我に結びつく要因の排除、完走の妨げとなる支障の克服、の改善」を意識して取り組もうと思う。

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