ワイン資格取得日記2日目
週末の朝。いつもよりゆっくりとはいえ理由があって起きなければならないのは少し負荷ではある。ワインスクール通学2回目の週末。
身支度を整えて都内へ向かう。車内はそれなりに混んでいる。周りはお出かけムード満載の人々。「予定がない限り週末にわざわざ都内には行きたくない…」というスタンスの自分からするとよく休みの日に東京に出かけるなぁ…という視点で見てしまう。
とはいえ、自分も中高生の頃は渋谷とか六本木とかに憧れていた。高校生の時初めて行った街は渋谷だった。今はもうないけれど、当時はレコファンという激安の中古CD屋さんがセンター街の少し奥の方の渋谷beamsというビルの上の方の階にあって、とにかくそこに行ってみたかった。六本木はJ-WAVEという今でとヘビーリスナーになっているラジオ局がヒルズにあったり、青山ブックセンターという、これも今ではなくやってしまったけれど、洋食とかセンスの良い本を置いている場所があった。懐かしい。
さて本日のスクールの内容はワインの葡萄についてと、ピノノワール、プリミティーボ/ジンファンデルのテイスティング。
先週の授業のお陰でテイスティングは一気に上手くなれた気がしたけど、香りを言語化するのが難しい。特に香りは1段階〜3段階目まで深みがあって、2〜3段階目は言語化が本当に難しい。
ピノノワールはフランス以外の国(アメリカ、チリ、皆アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド)について学べて良かった。そして今日のハイライトはプリミティーボ/ジンファンデル。
イタリアではプリミティーボ、アメリカではジンファンデルと呼ばれる同一のワイン葡萄の名前。社会人1年目の時に仕事で行ったワインの試飲会でジンファンデルの名産地であるイタリア・プーリア州のワインを試飲して、今まで味わったことのない衝撃を受けたことを覚えている。
これは本当に美味しかった…この後土壌違い(赤土、白土など)も飲んだけど本当に味が近くて驚いた。
さて、ワインスクールの日は最寄りの酒屋でワインを買うという目標?通り帰りに酒屋へ。本当はピノノワールを買おうと思ったのだけれど、思いがけない1本に出会った。
アメリカはカリフォルニア、ワインの名産地ナパ・バレーの北に位置するレイク・カウンティの生産者「シャノン・ワイナリー」が手がけるジンファンデル。まずボトルの形にビックリ。それからアメリカらしくバーボン樽での熟成課程がある。
いわゆる「普通のワイン」、今回で言うとフランスやアメリカのピノノワールは言ってしまえばいつでも飲めると思うので、あえて尖ったものを買ってみました。
色は濃いルビー色。香りは立っていてクランベリーやプラムのニュアンス。もちろん樽熟成の主張もはっきりしており、シダーや濡れた枯葉の様なアーシーな感じもする。渋みと酸味のバランスが良い。アルコール度数は14.5%.と高め。ただ、どうしても前述のプーリアのジンファンデルが印象強いせいか中々満足のレベルまでは到達できない…元々、個人的にはこういう甘いタイプのワインは好みではないのもあるけれど少し物足りないかな…残念ながら好みでは無いけど味わいとしては充分なワインでした。
来週は白ワインとの事。引き続きインプットとアウトプットを怠らず続けたい。