トライアスロン挑戦への道⑨ これからの方向性を決める。
正月太りというのは本当に厄介なもので、これはもうどう頑張っても避け難い年一の運命なのである。今年は9連休ということもあり例年より増量の見込みがあったのだけれど、結果として+2kgに抑えられたのはまずまずの成果だと思っても良いのかもしれない。
仕方ない、年末の連休は午前中に用事を済ませて(大体は夕食や休みの間の食料買い出しである)夕方からゆっくりとお酒を飲んで、朝も何かに駆り立てられる事もなくゆったりと起きる生活をしたい。そして年始が近づくと年越しそば、おせちにお雑煮と気付けば何時間も何食も食べてしまうような生活が待っているのである。加えて、和食には日本酒だろうと四合瓶を何本も開け、箱根駅伝のCMに煽られて午前中からサッポロビールを開け…という始末である。しかし毎年見てもあのサッポロビールのCMは見飽きない。妻夫木さんの大人のエレベーターはいつまでも続いてほしいCMである。
とかいいつつ、寝正月に食い正月では今までのトレーニングが勿体ないし年明けの復帰に時間を要してしまうだろう。というわけで年末に長めのロードバイクを一回走ってから5日間の休みを開け、まずはランニングから再開した。
帰省先の街を走るのが僕は好きだ。普段走る街と違った景色や商店街の店、人々の生活は田舎特有の世界観や生活感が垣間見えて、「ああ今年も帰ってきたのだな」と感じる。そのフィーリングを抱いた状態で走るのはなかなか気持ち良い。いつもの8kmコースを走り、今年の走り始めとした。ペースは4:56/kmと本番目標としている5分を下回れたので良かった。しかし、ランナー膝の懸念は未だ払拭されないままなので怪我しない程度にトレーニングを積んで行きたい。
スイムは仕事始めの激動5連勤明けの週末にいつも通り1,500mを。そして今回からはウエットスーツ着用でのトレーニングである。
以下、ウエットスーツ所感。
・浮く、とにかく浮く
・推進力が上がった気がする
・締め付け感は慣れが必要
・着るのは大変(だけど店員さんのインストラクション通りにやったら割とすんなりと慣れた)
・ちょっとアスリート感が出て嬉しい
いつも通り泳ぎ始めたにも関わらずとにかくスイスイ進むので調子乗ってしまい、最初の400mくらいまでは1:40〜2:00/100mの相当なハイペースで泳いでしまった。そのせいで後半は失速。でも結果として33:10という自己ベスト3に入るタイムだったので、これからの練習ではウエットスーツを着用した上での泳ぎ、ペース配布に取り組んでいきたい。
しかし、久しぶりに泳いだからか、はたまたウエットスーツのせいか、とにかく上腕三頭筋と腹筋が疲れた。泳ぎ終わった後は小学校のプールの後の気だるさに近い疲れを感じた。やはり継続は力なり、ルーティン的に泳ぎ続けなければならないと感じたし少しは筋トレを取り入れようかと思った。
スイムの翌日はロードバイク。まずは結果から。
2週間ぶりのバイク、個人的には結構追い込んだトレーニングとなった。普段は40kmだけど新年一発目は少しタフに行こうと考え、主に夏の早朝に走る登坂多めのコースを走った。距離60km、登坂約650mが相当応えて今でも腹筋に筋肉痛が残る。それでも平均巡行速度27km/h(画像では25.3になっているが、これは単純に時間を距離で割ったもの)を出せたのは割と満足。
一方、瞬発力+瞬間的に発するパワーが少ないという課題も浮き彫りに。言い訳をすると、自分はどちらかというと長距離をコンスタントに走る長距離タイプなので距離が長いコースでは平均して速度を維持できるのだけど、それ故に突如現れる登坂や瞬間的に速度を上げるというのがどうしても苦手である。当日はここまでの登坂はないからいいけれど少しは瞬発力を上げるトレーニングをしようかと検討。
それから腹筋が弱い。これはスイムでも痛感したし、おそらくランでも後半の姿勢維持に影響してくると思う。今回のバイクの途中もとにかく腹筋の脆弱さを学んだので、筋トレは嫌いなんだけど少しはやらねばならない。まずは少ない回数を日常的に続けていこうと思う。
そんな訳で年明けまずは1回ずつスイム、バイク、ランができた。残り3ヶ月で課題を克服しながら快適に挑めるコンディションに持っていきたい。