楽天市場を検討する際の心得
こんばんは!
引き続き、EC熱がすごいですね!
いろんな方のお話させて頂いて、「とりあえず売上あげたいから楽天登録した」というお声をよく耳にします。
その中で楽天市場の損益分岐点を理解できてる方はほとんどいませんでした。
計算してみると、「楽天市場に登録したことで利益が減っている」というパターンが意外と多いんです。
簡単に計算してみましょう
楽天はプランがいくつかありますが、今回は概算で計算致します。
※消費税の部分も省略して計算します
トータル手数料:約11%
月額固定費:50,000円
※固定費の部分は半年や1年分を先払いしてます。
【1商品あたり】
売価:5,000円
原価率:30%
梱包関連費用:500円
発送料:900円
★1商品あたりの利益:5,000円-1,500円(原価)-500円(梱包関連)-900円(発送料)=2,100円
【月間50個売れた場合】
月間利益:2,100円×50個=105,000円
そこから楽天費用を引いていきます
105,000円-50,000円(月額利用料)-11,550円(手数料)=43,450円(最終利益)
実際はここから人件費も引くので、人によりけりですが、この場合は月間50個売れてトントンくらいですね。
売上にすると、この商品の場合は約250,000円(5,000円の商品×50個)が損益分岐点となります。
※1番安いプランだともう3万円程度利益が増えます。(1ヶ月あたり)
楽天市場で利益を増やすには
一言でいうと、お金に余裕があるのであれば売上、利益アップを狙えるかと思います。
①楽天広告をかける
クリック毎に費用設定できますが、ジャンルによって競合数も異なりますので、トライアルしてROASが高そうなら継続してみてもよいかもしれません。(ROAS500%とか超えてこないと中々これで利益を出すのは厳しいです。あくまでも販売個数を稼ぎたい場合は検討ありですね)
②価格を安くして売上個数を伸ばす
売上個数によって表示順位に影響がありますので、セール価格で成約率を高め、売上個数を稼いで、ベース売上げアップを狙う。セール価格なので利益は出にくい。
③季節キャンペーンに便乗する(ブラックフライデー等)
この場合手数料が20%程度上乗せされますので、売上が上がっても中々利益は出ないです。
など、一定期間利益が出なくても問題ないのであれば、広告とかを回しつつ、口コミも獲得していく方法もありかもしれません。ランキングに入れるようになると安売りしなくても安定して売れる可能性はあります。
ただ、この投資の先に必ず安定した未来の売上があるかというと、その可能性はかなり低いと思います。まずはご自身の商品の競合がどれくらい強いのかを確認してみましょう。(大手さんばかりだと中々上位表示を奪還するのは至難の業です)
まとめ
まずは損益分岐点の確認をしましょう。それを毎月下回っているなら更新しないことも一つの選択です。
広告費用をかけてでも楽天市場での成功を狙うのであれば、楽天担当者と綿密に相談しながら進めましょう。仮に成功すれば一気に売上が◯◯千万円まで上がるといった事例もあります。
周りに詳しい方がいらっしゃれば相談してみてください。
こちらでもご相談承りますので、ご質問御座いましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
何事も、正しく理解して取り組みましょう。
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