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Lv.17 withコロナ、採用数値分析をしてみた 〜施策実行編〜

前回ではウィズコロナ時期のデータを分析して、仮説〜検証まで考えてみました。数値分析からの仮説と検証を通して、どんな打ち手や施策が適切なのかを考え、アクションプランまで考えてみたいと思います。

前回までの内容を簡単におさらいしたいと思います。

ウィズコロナの時期の課題
・紹介会社の転職登録者数が、約10%程度減っている
・スカウト媒体にも同じように転職登録者数が減ってきている
・弊社のエンジニアの書類合格率が25%→11%に下がっている

では、それぞれの課題に対して、どのような打ち手が適切かつ効果的かについて考えてみたいと思います。

施策実行

・紹介会社では約10%程度の転職登録者数が減っている
紹介会社各社の転職登録者が減ってきていることに対しては、こちらでコントロールできない部分ですので、二つの方法を考えました。

一つ目は、紹介会社経由で減少した候補者をスカウトで補う方法です。
例えば、通常紹介会社からある期間で50名の候補者の推薦があったのであれば、ウィズコロナ期間で10%が減って45名です。そのため、5名分をスカウトで補う考え方です。仮にスカウトの返信率が20%とすると、計算上普段のスカウト送付数より追加で25名へのスカウト送信が必要になります。

また、スカウトの対象を優先順位をつけて送信するように気をつけます。例えば、現場からオーダーからどのくらい時間が経っているかや事業成長に直結するポジションなどを考慮して優先順位をつけて確実に決めていく採用を行います。 

二つ目は、コロナ後転職登録者が戻ることを想定する
いずれにせよコロナが落ち着けば、自然と転職登録者は増えるはずだと思っております。逆に以前よりコロナの影響で元々転職を考えてない人を動く可能性が高いとも考えています。なぜならば、今回コロナの影響で企業の事業が継続できるかどうかや将来働き続けるかどうかを振り返る期間になったと思うからです。すると当然ながら、転職登録者が増えれば、積極的に採用する企業も増えてきます。その際、紹介会社様から優先的にマッチする方々を紹介してもらうために、事前に「コロナキャンペーン」を実施する旨告知します。「コロナキャンペーン」というのは期間限定で紹介フィーのアップを行うことです。

・スカウト媒体にも同じのように転職登録者数が減ってきている
スカウト媒体も転職登録者が減ってきているので、ここでも二つの方法を考えました。

一つ目は、社員紹介(リファラル)を積極的に動く
既に社員紹介制度が社内にありますが、より積極的に社員に声をかけるようにします。特に直近3ヶ月以内に入社した社員に、社員紹介制度となぜお願いするかについて必ず説明します。なぜ直近3ヶ月以内に入社した社員にお願いするかというと、入社して3ヶ月の間はまだ前職の職場の方々との繋がりが強いからです。入社して3ヶ月で職場に慣れ始めた頃ではありますが、感じられた職場のカルチャーや空気感は非常に新鮮な情報でもあり、前職やお知り合いの方々にとっては有効な情報になる可能性が高いからです。

二つ目は、採用ブランディングに力を入れる
普段は採用活動を行うために時間がないなどの理由で、採用ブランディングに手をつけることが難しいかと思います。しかし、採用の理想は採用活動を行わないことです。企業が募集をかけると企業のホームページからマッチする人材から直接応募をしてもらうのが理想です。もっと具体的にいうと、来て欲しいターゲットに欲しい情報を渡して、興味を持ってもらい、応募してもらうことです。そのためには来て欲しいターゲットに欲しい情報を渡すために採用ブランディングが必要です。既にオウンドメディアテックブログはありますが、現状モンストとしての技術的な発信が足りない状態です。エンジニアのみなさんが発信しやすための環境をつくり、今までのノウハウを発信するようにします。

・エンジニアの書類合格率が25%→11%に下がっている
ここに関しては、以上の二つの課題から派生する可能性もありますが、弊社が求めている基準が現在マーケットに少ないとも言えます。書類合格率が下がっている課題に対して解決方法としては、カジュアル面談を以前より2倍以上に増やし、書類合格率を上げる考え方ではなく、書類だけでは確認できない部分をカジュアル面談を通して先に確認する方法です。現在ウィズコロナ時代だからこそ、オフラインなど対面と比較してより場所や時間的制約が少ないためカジュアル面談を実施するハードルは低くなっています。もちろん、現場の工数も考える必要があるので、書類上問題なければ、現場のメンバーに対応してもらい、情報が少ない場合は採用担当が実施するなどでカバーしています。

まとめ

・スカウトで母集団の10%を補う
・コロナから戻る転職登録者を優先的に紹介してもらうために、フィーアップをする
・入社3ヶ月以内の社員に社員紹介(リファラル)営業を行う
・採用ブランディングに力をいれる
・カジュアル面談を積極的に行う

以上の施策を実行するにもウィズコロナの時期だからこそ、より現場とのコミュニケーションを強化するのは、必要不可欠です。

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