「好き」と「嫌い」のグラデーション
こんにちわ!ひとみです。
今回もよろしくお願いいたします(*^-^*)
ここまで何回かにかけて
人格障害と愛着障害について
書いてきました。
こんな感想をいただきました。
「こんにちは。
いつも興味深い投稿を楽しませて
貰っています
共感するところが多くて
うなずきながら拝見しております。
自分と向き合うことの大切さに
改めて気づきました。
ありがとうございます(^^)」
感想をいただいてとても嬉しかったです(*´▽`*)
ありがとうございました。
少しづつ書いていたつもりですが、
なかなかわかりにくいところも
あるのかもしれませんので
気になるところがあれば
質問してください。感想も大歓迎です(*´▽`*)
補足なども
書いていければと思っています。
人格障害的な傾向の方が
以外に周囲には多くて、
お付き合いしていくにあたっては、
1)できるだけ距離を取る
2)気にしない
3)感情的にならない。
というコツを書きました。
そして、
人格障害的な傾向の方は、
愛着障害という
養育者との間で適切な関係が築けていないために、
孤独とか埋められない何かを
抱えているとも書きました。
あなたのお子さんに対して
愛着関係が築けていないと感じたら、
黙ってお子さんのお話を聞いて、
「ごめんね」と
ただ謝ってほしいとも書きました。
だけど、
わたしが今母から謝罪されても
それを素直に受け入れられるのか。
そんな気持ちになります。
女優の遠野なぎこさんも
お母さまとの関係がとても複雑で
摂食障害を患われていたようです。
わたしの場合ですが、
以前にとある方から身近な人物との関係について
「明日、死んでしまうかもしれない」
と考えたら
どういう態度で接していくべきかが
わかるといわれました。
結婚相手でも
自分の子どもでも、
お友達とでも。
明日自分が死ぬかもしれない。
明日、その身近な人が死ぬかもしれない。
もっと優しくすればよかったとか、
素っ気ない態度をとらなければよかったとか。
もっと話をすればよかったとか。
そう思わないようにするために、
自分がどんな態度をとったら良いのか
どういう関係を作るべきなのか。
それは、わかる。
知り合いの方には
朝出勤していった旦那様が
交通事故で帰らぬ人になってしまったり、
糖尿病を患っていたお母さんに
食事制限を厳しくしていて、
亡くなってから
大好物くらい、食べさせてあげればよかったと
後悔したり。
そういい話は
たくさん伺います。
だから、わかる。
でも、
実際に行動することは
とても難しい。
良く感じることですが、
理解はできる、
でも、納得できない。
理屈はわかる。
でも、でも。
わたしは大学で学生をしています。
教授から全くの偶然ですが、
とある本を紹介されました。
この本を読んで
理解と納得の間の感情や
理屈と本当の間の気持ちに
整理が付きました。
もし、
身内の方とトラブルを抱えているのであれば、
ぜひ読んでみてほしいと思います。
その教授も、
わたしにそのことを気づかせるために
薦めてくださったわけではないのですが。
楢山節考という
この本は、
いわゆる「姥捨て山」のお話です。
主人公の老婆は
相当な決意をもって楢山に行こうとしています。
その老婆を楢山に連れていく役目は
息子が担います。
息子は
地域のしきたりやその年代特有の事情、
母親の大きな決意から
表だって反対はしないものの、
「今すぐじゃなくてもよい」と
先延ばしにしています。
いよいよ老婆が楢山に行こうとする前日、
楢山に向かうための手順が
地域の人から伝授されます。
「口をきいてはいけない」
黙ったまま、
早朝に誰にも会わないようにして
母親を背負って、
楢山まで連れていく。
老婆は
その年の初雪の日に
楢山に行きたいと
常日頃言っていました。
そして、楢山に着いたときに
母親の望む場所に母親を下ろして
帰りの帰途に就きかけたとき、
雪が降ってきます。
「おっ母、雪が降ったな」
それだけが言いたくて、
息子は母のものに戻ります。
母親は手をひらひらさせて
わかったから、早く帰れと
息子を促します。
なんかね。
これを読んだときに
涙が止まりませんでした。
わたしの母は、
決して姥捨て山に自ら行く人ではないし
この主人公の老婆とは
全く違うタイプの人だけど、
わたしが、どうしたいのか。
母との関係とか
これまであった出来事とか
そんなことはどうでもよくて、
わたしが、どうしたいのか。
それが一番大事なんじゃないかって
気が付きました。
わたしは、
おそらくこの息子のように
「雪が降った」って
一言言いたい。
絶対言いたい。
そこが、何より大切なんじゃないかって
そう思ったんですね。
「嫌い」と「好き」の間に
いろんなグラデーションがあって
「嫌い」寄りな日もあるし
「好き」寄りな日もあるし
人間関係なんて
一か八かでは語れない。
嫌い寄りの日には
近づかなければいいし、
好き寄りの日は
うまく近寄ればいいし。
だけど、
「雪が降った」って
どの気分であろうと
わたしが言いたいのであれば、
いうべきだと思うし、
言わないとだめだと思う。
わたしは、
わたしの生きたいように生きることができるんだ
そう感じたときに
この本を読んで
何に泣いていたのか、
何を感じていたのか、
どんな感情だったのか
ということに気が付きました。
そうすると、
母との関係も
「自分が作ってきたものだったんだ」
と素直に思えるようになったんですね。
…さて、だいぶ長くなってきました。
次回は
何を書いていきましょうか。
続きはまた明日~。
あなたの幸せの形を
教えてくださいね!
そして、今日が
ハッピ~でラッキーな日で
ありますように♡
ここまでお付き合いいただきまして
ありがとうございます
コメント感想大歓迎です!
よろしくお願いいたします。