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キングジム製のエフェクターボードをつくった話:マジックテープ不要の固定方法
「うわっ、また外れてる。両面テープもベタベタ」こんな経験、ありませんか?
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エフェクターボードを組むとき、マジックテープを使うのが一般的。でも、マジックテープを貼り付けると粘着テープで汚れたり、ゴム脚を外す手間に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
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僕もその1人でした。
悩んでいるときパッと閃いたんです!
新しい固定方法のアイデアが。
きっかけは、キングジムの有孔ボードを買ったこと。
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今回は、有孔ボードとスマホホルダーで、マジックテープをつかわずにボードを組む方法を紹介します。
初心者バンドマンや、エフェクターが大好きでできるだけキレイなままボードを組みたいと思っているあなたの力になれたら嬉しいな。
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必要な材料
材料
有孔ボード:土台に使用
スマホホルダー:エフェクターを挟み込んで固定
ゴム足:ボードを地面から浮かせるために使用
ボルト:スマホホルダーやゴム足を固定
組み立て手順
1.ゴム脚をボードの4隅に取り付ける
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まずは、有孔ボードの裏にゴム足をボルトで取り付けます。高さが出るので、有孔ボードの穴を通して裏面に配線できるようになります。
注意点:
パワーサプライの配置予定がある場合は、ゴム足の高さに特に注意が必要です。事前にパワーサプライの高さを測定し、その分のスペースを確保できるようにします。
例えば、「VA-08MKII」の高さは約30[mm]ですが、固定器具の厚みを加味すると、ゴム足の高さは40[mm]以上が理想的です。僕は最初に18[mm]のゴム足を買って失敗しました。皆さんは同じ失敗をしないように。
2.エフェクターの仮置き
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有孔ボードにエフェクターを配置し、どこに取り付けるかイメージを固めます。
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注意点:
エフェクターの配置を決める際、パッチケーブルやパワーサプライのケーブルの取り回しにも気をつけてください。ケーブルが邪魔にならないよう、配置に余裕を持たせることが大切です。また、頻繁に足元で操作するエフェクターは、踏みやすい位置に配置すると使いやすさが格段にアップします。
3.スマホホルダーをボードに取り付ける
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エフェクターの位置が決まったら、それに合わせてスマホホルダーをボードに固定します。ボルトを飛び出させて、スマホホルダーをとりつけます。
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注意点:
エフェクター1台につき、スマホホルダーは2個使用します。最初は1個で済ませようとしましたが、ボルトを中心に回転してしまい不安定に。最終的に2個を使用することで、しっかりと固定できるようになりました。これで回転やズレが防げます。
4.エフェクターを挟み込んで固定
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いよいよ、スマホホルダーでエフェクターを挟み込みます。バネが入っていて、締めつける方向に力がかかります。この方法でエフェクターをしっかりと固定できます。
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注意点:
ミニペダルの場合、縦方向で挟むことで安定して固定できます。しかし、ホルダーが1個しか使えないので、回転してしまいます。不安定さを防ぐために、薄いフェルトをスキマに挟むと効果的です。
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5.完成!
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実際に使ってみた感想
完成したボードは、エフェクターがしっかり固定されており、会場までの運搬も安心。
マジックテープでの固定よりも取り外しが簡単なので、エフェクターの入れ替えにも手間がかかりませんでした。
ボードは金属製のものより軽く、費用もおさえれたのも魅力。
なによりテープの汚れがないのは大きなメリットです。
昔、有孔ボードを使ったエフェクターボードのアイデアを見たことがありました。
しかし、固定方法が結束バンド。
バンドとエフェクターがこすれて塗装がはがれるのが心配で断念していました。
でも、スマホホルダーなら優しく、かつガッチリ固定できて安心です。
さいごに
マジックテープに頼らず、スマホホルダーを活用することで、よりスッキリとした、扱いやすいボードが完成します。僕が試した方法は、初心者でも簡単に実践でき、費用も抑えられるので、ぜひ挑戦してみてください。自分だけのオリジナルボードを作る楽しさも味わえますよ!
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材料まとめ
スマホホルダー
こっちのスマホホルダーは半額くらいで買えます。そのかわりに、届くまでの時間が長いので注意。
有孔ボード
ボルト(スマホホルダー用)
ボルト(ゴム足用)
ゴム足に合わせて太さと長さを選んでください。
ゴム脚
ボード裏のスペースに合わせて高さを選んでください。
ソルダーレスケーブル
ケーブルが細いので有孔ボードの穴を通せます。穴が固定点になるので、結束バンドも不要に。
ソルダーレスDCケーブル