TRANSFORMATION SUMMIT2020
仕事が休めなかったので、このセッションだけ”休憩時間として”参加できました。
DXについて、米国にいながら日本を見る伊佐山さんの視点と、WBS教授としての視点でこれからの日本企業におけるDX成功のカギについて解説。
WiL 伊佐山さん。
3〜4月頃の西海岸はコロナの影響も少なかったが、最近では毎月倍々で増えており州知事をはじめ対応に追われている。
GAFAなどの株価などを見ると景気を見誤るかもしれないが、アナログでビジネスを行っている中小企業、小売などはダメージを受けている。ベンチャーも苦境に立たされていて、VCについてもより安全性が高い所にしか資金が回らない。
大統領選挙も近く、大統領の言動には驚かされる事が多いが米中テクノロジー競争が激化してきている。
早稲田大学 入山先生
リモートワークが当たり前になった時代には管理職の在り方、求められるスキルが変わってくる。
遠くの暗黙知を引き出す能力=ファシリテーションスキル
イノベーションには遠くの知と知を結びつける事が求められ"その為に"ダイバーシティが"求められる”
『ダイバーシティが必要だ』と言う言葉を、毎日のように見聞きするが、多くは『雇用機会均等や性差・人種、管理職の割合』などで表現され、KPIが設定され、目標数値を達成する為に・・・などの文脈で語られる事が多い気がする。目的が変わっちゃってるんですね。
イノベーションを起こす=ダイバーシティの本来の目的 遠くの知/異質の知を取込み結合し新しい知を生み出す=イノベーションSECIモデルにも通ずる
異質に共感をする力がなければ成り立たない。この辺りが日本企業の弱点かな?
主催者のRidgelinez 渡瀬さん
DX自体が目的化すると、デジタルツール導入に留まる企業が多い
世界と比べると日本企業のDXは遅れている。海外ではdigital-nativeな企業はもちろん、従来からの大企業においてもDXが進んでいる。企業の目的を再定義から全面改革、過去の失敗から学びDXが成功したケースも
再び伊佐山さん
工場などに限らずRPA,AIを活用して人が行う作業を代替し始めている。最初から完璧は求めず、不具合あれば改善するしダメなら別のモノにする。日本企業は「セキュリティは大丈夫か」「他も使ってるか」が優先される。
企業文化、企業の稼ぎ方だけではなく、雇用形態もメンバーシップ型→ジョブ型に変わってきている。
働き方/キャリアの築き方が変われば、学生や若い社会人の学び方、考え方にも大きな変化が起きてきている。
日本の若くもないサラリーマンですが、危機感だらけですよ・・・😅
危機・危険〜〜〜〜好機会
スタートアップには好機会が広がっているかもしれない。digital-nativeと言われるGenZの一番上の世代も社会に出始めているが、リモートワークの広がりに戸惑い困惑している。
このコロナは日本企業にとってビッグチャンスになるかもしれない。日本企業でダイバーシティが進まない理由は”経路依存性”で説明できる。
会社の仕組みを大胆に変えなきゃいけない。 今は全部変えるチャンスタイム
多様性:採用/雇用形態/評価制度/働き方
リモートワークは受け入れられ元には戻らない
評価体系が変わる、労働時間ではなく・成果ベースの評価=ジョブ型雇用
メンバーシップ型、労働時間管理など旧来の働き方・雇用形態など、過去からの歯車を壊す事ができなければ、在宅→出社を求められるのかな
DX=Digital transformation≒働き方を変える:Corporate transformation
本当に大きなチャンスだし、ここで変われない会社は・・・
日本企業のDXにおける課題
メンバーシップ型→ジョブ型に本当に変えられるか?
○リモートだとサボってると考える
○ジョブ型は日中どこで何をしているかは重要ではない
○日本はすぐに出退勤管理の話題になる
○研修も集団で缶詰詰め込み型
○今までのメンバーシップ型雇用での成功体験が障壁となる
経路依存性が強い
成功体験のUnlearningが非常に重要。僕も気をつけていますが・・・。5年前、10年前、20年前、もっと前。
少しずつ変わってるから以前と一緒ではない!とも思いますが、それこそ過去からの延長で成り立つシステムになっていると考えると経路依存性が障壁になると言う考えは非常に分かりやすい
DXにおける日本企業へのアプローチは?
DXも手段の一つ
我が事として考える。自分たちは何がしたいのか?効率的に進むが雑談・余白がない。企業文化、アイデンティティが薄れる
確かにコミュニケーションは難しいことはよく言われますよね。だから出社するとか。大事にしなければいけない所ですが思考停止の罠にハマりそう。
必要なのは共感力
暗黙知〜形式知の循環・回転する場は、デジタルでは”今のところ”難しい。それ以外はデジタルでできるが、共感の場は難しい。もともと共感できている組織はデジタルに移行してもできる。
例えは悪いがゲリラ組織やISなどは”強い共感で繋がっている”から離れていても実行できる
リアルの場でのコミュニケーション 雰囲気で勝負してきたオジサンが厳しい
デジタルで暗黙知を伝えることは難しく、形式知が必要。自分の言葉で喋るスキルが必要。センスメイキング
知の探索は人でしかできない
イノベーションが求めらる中、なかなかイノベーションが生まれない。
知の探索により遠い知と知を結びつける必要がある。その為にダイバーシティが求められる。
ダイバーシティの障壁は経路依存性:過去の成功体験〜延長からシステムが複雑に噛み合っていて一部の変化だけでは元に戻る
働き方、考え方が変わる今がビッグチャンス
DXは手段→Corporate transfomationを起こす必要がある。メンバーシップ型からジョブ型への雇用体系、評価体系、採用など
個人として伸ばしたいスキル
センスメイキング、共感力、ファシリテーションスキルを磨いていきたいな
あとnoteの編集能力•••笑 PCとスマホでの見え方が全然違い、改行とか強調とか•••。気持ち悪くてごめんなさい
#最大にして最後のビッグチャンス #Corporate transformation
#両利きの経営 #知の探索 #Exploration #知の深化 #Exploitation #Competency trap
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