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【植物図鑑】クレマチス アーマンディ系


クレマチスご存じですか?

3月下旬頃から開花するツル性の植物です。
ツル性なのでお庭のフェンスや柵、
塀などに這わせるように育てます。

その中でも、最近は生育旺盛で株が大きく茂る、
常緑のアーマンディー系 クレマチスが大人気なんです。

クレマチス アーマンディ系 特徴

  • 草丈:最大10m以上

  • 耐寒性:やや強い

  • 耐暑性:普通

  • 開花時期:3~4月

  • 花色:淡いピンク

  • タイプ:常緑性 蔓性



人気の秘密は?

クレマチス アーマンディ アップルブロッサム

ツル性の植物はたくさんありますが、
なぜクレマチス、
特にアーマンディ系が今人気なのでしょうか?

①常緑で葉っぱが一年中ついている
②一季咲
 (年に一度開花する性質のこと)なので見事な花付き
③ほんのりピンクの花が豪華にわーっと咲き乱れる
④素晴らしく甘い香りが広がる
⑤生育旺盛なので1~2年で誇った姿を楽しめる

とても非の打ち所がない、
お利口さんなつる性なのですが
やっぱり何と言っても
見事な花咲きと癒される
甘い香りに魅了される人が続出のようです。

クレマチス自体は四季咲きが多いのですが
アーマンディ系は一季咲きゆえの
咲き誇りが素晴らしいんですね。
本当にわーっと咲き乱れる姿は圧巻です。
お見せできないのが悔しいですが…。


ほったらかしはダメ?

生育旺盛なので、そのままだと生い茂ってしまい
葉同士で隙間がなくなるので日が当たらず
育成に影響が出てきてしまいます。
誇った後は、枝空きして
風通りを良くしてあげてください。

ほったらかしとまでは言えませんが
ただ、慣れてくると育てるのも簡単です。

アーマンディー系は、
最大10m以上も伸びるので地植えが良いですね。
極端な寒冷地以外なら地植えして、誇ったら枝空きをして、
とこのサイクルでちゃんと管理してあげるだけで
どんどん株元も木質化して丈夫に大きくなり
さらに大株になった時の誇り方は見事なものになります。

しっかりと育ててあげると
それに応えて根付いていくのも楽しみがありますね。


這って絡みつくタイプ

クレマチス アーマンディ アップルブロッサム

蔓性の植物は伸び方も様々で面白いのですが、
クレマチスは這って絡みつくタイプで
自立は難しいので、フェンスや柵、アーチ等が必要です。

誘因作業をうまくすると、
数年でとても見事な空間になります。
たくさん花をつけるので
一斉に咲いた時のあの甘い香りは虜になります。



クレマチス アーマンディ系 育て方

日当たり良く風通しの良い場所が良いのですが、
他の植物同様、真夏の直射日光では葉焼けが心配です。
また、高温多湿が苦手なので、
真夏に関しては半日陰になるような場所
もしくは、株元だけでも半日陰にしてあげたいところです。

地植えで広がって育つので
植える場所は、最初でしっかり考える方が
後々面倒にならないです。

また、根をいじられるのも好きではないので、
ちょっと難しくはなりますが、
どこに植えるかは検討しましょう。

ポイント

  • 地植え水やり:根付いた後は基本的に水やりは必要なし。

  • 鉢植え水やり:表面の土が乾いたら水が流れ出るくらいたっぷりと。

  • 地植え肥料:草花が育っている土なら基本的に必要なし。

  • 鉢植え肥料:肥料によって頻度を守る。

  • 病害虫:特になし。

  • 植え付け:12~2月、遅くても3月には行う。根は優しく扱う。

  • 剪定:生い茂ったら枝空きを行う。あまり長くしたくない場合は、新しく伸びたツルを細かく剪定する。

  • 夏の超し方:夏が休眠期。高温多湿を嫌うので半日陰を選ぶ。

  • 冬の超し方:極端に寒さが厳しい地域では室内で管理した方が無難。



最後に

お庭がある方は、一度は試してみたいのが
蔓性植物ではないでしょうか?
ツル性はしっかりと誘因できれば
その姿は圧巻ですよね。

少し上級ガーデニングですが、
クレマチス アーマンディ系の
一度体験したら病みつきの
あの甘い香りを楽しめるなら
ちょっと頑張ってみようかな
と思えるのかもしれません。


クレマチス アーマンディ アップルブロッサム

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