分厚い雲が流れ、清々しい青空の下聴く曲
やっぱり青空は綺麗だな、とか情緒的な事を自然と思ってしまうのは、曇りの日があるからこそだと思う。
毎日青空では飽きてしまうし、その綺麗さを感じる事も無い。雪が降って、その後に顔を覗かせる青空というものに価値があり、喜びを感じるのだと思う。
音楽でも同じで、自分の好きな同じ系統の曲をひたすら詰め込んだプレイリストを作っても、意外と聴かなかったり、すぐ飽きたりする。激しい曲とダウナー、スローテンポな曲。うまい塩梅で作るプレイリストが一番ハマってしまう。
だが、こんな清々しい日中には、爽快感のある曲や、もの思いにふける曲を聴きたい。
1.「シエラのように/10-FEET」
去年からよく聞いてる爽やか&切なさを孕んだナンバー。この絶妙なバランスこそ10-FEETだと思う。衝動と共に優しさを歌うような。詩がとにかく優しい、というか、等身大なんだろうな。「信じられないことは信じることでしか生まれないなんて 今の僕には眩しすぎて」という部分が大好きなんだけど、飾り気のない言葉がここまで自分に刺さるとは思わなかった。メロディーも心地よくて、ずっと聴いていたくなる。素敵な曲。
2.「つぐみ/スピッツ」
濁りのある爽やかさの代表格、スピッツ。親の影響でいろんな曲を聴いてるけど、これは逆に親が聴いてない時期の曲だった気がする。それだけ自分でも積極的に聴いてきたって事がよく分かる。
つぐみは、マサムネの世界観がたまに覗かせる青年の純情、純愛を見せつけたような曲。こんな澄んだ空には、純な気持ちが合う。
スピッツって、メロディーが桁違いに爽やかなんだよ。そこに闇だったり人間の決して綺麗とはいえない部分を歌詞に絡めて抜け出せない中毒に閉じ込められるんだけど、それが爽やかな歌詞にされると、爽やかのパラメータが限界突破するんだよね。あー恋してえ。なんかここまで爽やかだとやるせない。
3.「カーテン/TMGE」
ミッシェルの中でも珍しい雰囲気の曲。不思議な歌詞なんだけど、感覚的に、曲の雰囲気に共感してしまったというか。カーテンを見てどのような雰囲気を感じ取るかと言ったら、この曲のような雰囲気。ぼーっとした昼、日差しが窓の外から入ってくるような、風がふわりと浮かすような、そんな描写。
こんな冬に窓開けてたら凍え死ぬからそんな事しねえけど。
なぜか今聴きたくなった。チバも雪空の上から眺めていただろうか。まあ、笑っててくれたら、それだけで。
なんかしんみりしちゃったな。俺の聴く音楽の根底には、結局「切なさ」があるのかな。そんな事を考えていた、午前10時。
大学生とはいえ、流石にベッドから出なきゃな。今日は誰かとカラオケにでも行くか。そんで上記の3曲歌って世代の不一致にドン引きしてもらおう。