子供が教えてくれた、記憶にない愛
暖かくなってきましたね。最近のブームはもっぱらピクニックです。
シラスちゃん(我が子・0歳)と夫とピクニックシートを持って、公園の芝生でゴロゴロしています。
最近の天気はマジで最高。平日といえど公園はほどほどに賑わっており、家族連れ・カップル・昼休みのサラリーマン・謎のtiktoker・バグパイプを練習している人(なんで?)などなど様々ですが、美しい春の日差しが全員に等しく降り注いでいます。そして公園にはバグパイプが響き渡っています。国葬かよ。
我々も木陰にピクニックシートを広げて、家から持ってきたおにぎりとお茶を片手にゴロゴロ。寝っ転がるシラスちゃん、空を見上げてニコニコと笑うこと笑うこと。まあ30分ぐらいで飽きてぐずるんですけど。
大学生の夏休み以来の穏やかな時間が流れて、「この時間が永遠になってくれ・・・!」と願わずにはいられません。あんなに仕事が、同僚が大好きだったのに、全く職場復帰なんてしたくありません。
結構なんてことないふとした瞬間が記憶に強く残ったりするタイプなのですが、私はこの時間を永遠に覚えていると思います。(というか忘れたくないのでnoteに書いてみてます)
一方で、シラスちゃんはきっと覚えていないんだろうなと思う。子供の記憶が残るようになるのは2-3才ごろ。きっと救急車に乗ってNICUに入院したことも、寝れない夜に夫氏にずっと抱かれて寝たことも、この瞬間も、全部全部記憶には残らないんだろうな。と思うとちょっとセンチメンタルな気持ちになると同時に、今度は自分のことを考えちゃうわけです。
きっと私にも私の記憶にない、大切な時間があったんだろうなと。3時間おきの授乳だったり夜泣きだったり、理不尽な喜怒哀楽でたくさん親を振り回したと思います。
私の母はよく保育に来てくれていて(超ありがたい)、絵本を読んだり、現代の抱っこひもに悪戦苦闘しながら抱っこしてあやしたりする姿を見ると、私の記憶にない時間に、たくさんの愛情を注いでくれたのではないかと思います。そこまでするなんて(推測)私のことめっちゃ好きじゃん?と思わずにはいられず、それは妊娠期からもそうでした。ここまで苦労して産んだ子供、めちゃめちゃ愛おしい説。そんな感じで勝手に自己肯定感もあがり、親に対しても「私こと好きなんでしょ?」と言わんばかりにグイグイいくので、会話の量がぐっと増えました。
そんな母に、浮つきながら「私が0歳のころどんな感じだった?」と聞くと「全く覚えてない」と。なんでだよ。こんなに大変だったんだよ?覚えてないないわけないでしょう。妊娠してる頃だってあんなに苦しくて・・・アレ?新生児期なんて夜間に何回も起き・・・たきがするけど、記憶がめっちゃ薄い。おいおいおいまじかよ。あの強烈な日々、忘れちゃうことなんてある?
あるんだなあ。
だからちゃんと記憶に残していこう。いしかわゆきさんも言ってるけど、アホこそ書こう。noteに残そう。
すべてのパパママの疲れた脳に愛と休息を。