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大切な人を失くしたあなたへ あなたのそばにいる人

  4年前に母を亡くした30代女性の数年間の心の葛藤を記し、同じような経験で今ツライ思いをしている方の心を癒すお手伝いがしたい。少し先の未来が想像できるように私の体験をシェアします。

  この秋で母が亡くなり、4年が経ちます。

母が亡くなる数日前、私は初めて8か月になる娘を連れて

実家に帰りました。

娘が生まれて数回帰省をしましたが、その時母は入院中でした。

なので、母にとっては初めて自宅で孫を迎える時。

母が横になっているベッドに娘を座らせて、母は娘の背中を抱えて

嬉しそうな笑顔を浮かべてスマホで写真を撮りました。

 

その時は、まさかこの数日後に母が亡くなるなんて思いもしませんでした。

でも、手術などをして治る病気でもなかったので

いつかこんな時が来るとは頭では理解していました。


でも、実家に帰って数日後に亡くなった母と対面するなんて

思わなかった…。


まだ1歳にも満たない娘を連れて、通夜や葬儀に参列した私。

母が亡くなった哀しみにどっぷり浸る間がありませんでした。

娘のお世話を合間にしながら、2日間一連の儀式を

終えました。

 

まだ幼い娘(1~2歳頃)を前にして、自分の感情が溢れた時に

泣いてしまう。

よくこんな事を繰り返していました。

子どもの前で情けないとは思いつつ、感情をひた隠しにできる程

私は強くありません。

 

そうこうしている内に、娘は成長し言葉も理解できるようになり

私を慰めてくれるようになりました。


娘:「ママのお母さんはどこに行ったの?」

私:「ママのお母さんはお空の上に行ったの。」

  「一生懸命頑張って、少し頑張り過ぎて疲れちゃったから

お空に行ったんだよ。」

と伝えていました。


人の気持ちが少しずつわかるようになってきた4歳頃。

二人目の子を妊娠中、私は仕事と今後の育児の両立ができるか

とても不安に駆られていた時期がありました。


そしたら娘が

「ママには私がいるから大丈夫だよ。」


その一言は、

きっと小さい頃から時々辛そうな顔をしたり

突然、涙を流す親の姿を見ていて


全部をひっくるめて、出てきた言葉のように感じました。


娘がそう言ってくれているんだから大丈夫!


もう母はいないけれど、

優しい言葉をかけ、心配してくれる人がそばにいる。


もし、今あなたが悲しみのどん底にいるとしても

そこから救い上げてくれる人が出てきます。


今すぐではないかもしれない。

何年か辛いままかもしれない。

でも、その哀しみや苦しみはずっとは続きません。


あなたのそばで。

あなたの悲しい気持ちを

一緒に味わうことはできなくても、


あなたを想って、そばにいる人。

誰かきっといるはず。


応援しています!

いつか笑って過ごせる日は来るから。








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