月日が心を癒してくれる…初めて命日に手を合わす
noteで記事を書き始めたきっかけ。それは、母の死からなかなか立ち直れない自分が数年間苦しんだ経験からでした。。同じように大切な人を失くした方や結婚・妊娠・出産・育児など女性の転機で心と体のバランスを崩している方々の心を癒すお手伝いがしたい。そんな想いで記事を書き始めました。
2022年10月9日。
母の死から、ちょうど5年が経ちました。
この日は、午前中に夫婦で月Ⅰ回通うマッサージの予約を
していたので、当初実家に帰る予定ではありませんでした。
でも、朝目覚めた時にどうでぃても今日お参りに行きたい。と
私の中から声がして、夫に行ってもいいか?と聞くと
「もちろん、昼から行こう。」と賛同してくれました。
マッサージから帰る途中で近所のスーパーでお供えの
“味付けのり”を買いました。
母も含め、私の家族が好きな嫁ぎ先の名産です。
お昼ごはんをサッと済ませ、車に子どもたちを乗せ
いざ、出発。
この日は、あいにくの雨でした。
トンネルを抜ける度に、雨に打たれるフロントガラス。
それを見ていると、ある夜のことが自然と思い出されます。
それは、まだ私が20代の頃。
今から10年ほど前の話です。
職場でたまたま気付いた電話に出ると、
父からでした。
『お母さんの病気が判明した。』
『ちょっと、危ない状況だ』
そう告げられて、慌てて上司に相談し実家に戻ることに。
急いで、高速バスに乗っていました。
でも、途中で気分が悪くなり、当時付き合っていた彼(今の旦那)に
電話をして、バスを降りて少し休憩してから車で病院まで送ってもらいました。
母の病状をとても心配しながら、病院に向かったその日も
激しい雨がフロントガラスに打ちつけていました。
その日は一命を取り止めてくれて、その後闘病生活
を送りながらも5年間生き抜いてくれた母。
その存在の大きさは、30歳を過ぎた私にとっても
誰にも代えがたい人でした。
でも、ようやく5年が経った今命日に手を合わせに行こう。
という気持ちになれました。
亡くなってしばらくは、命日ではなく誕生日に手を合わせに行ったりしていました。
当日の思い付きにも関わらず、あの問と変わらずハンドルを握ってくれ、送り届けてくれた夫に
深く感謝しています。
“ありがとう♡”
今回、初めて昨年生まれた娘を私の祖母の家(今は妹の家)に連れていくことができました。
私の母を知らない娘なので、遺影を見せながら
「これが、ママのお母さんだよ。」と紹介することが出来ました。
つらく悲しく、苦しい時も数年間過ごしましたが
その時、こう声を描けて頂いた
『月日が心を癒してくれますよ。』
これは、本当のことです。
でも、渦中にいる人はなかなかそうは思えません。
私は、そんな今辛く悲しく、苦しい気持ちを抱えている方の心を癒すことができたら。
そう思っています。
辛いのに、悲しいのに、苦しいのになかなかその気持ちを誰にも話せなかった自分。
そんな思いは他の誰かにして欲しくない。
安心して話せる場所。
安心して話せる相手。
それを目指して、少しずつ活動をしていきます。
~あなたの心を癒すお手伝い~
CHAMOMILE YURIE
(カモミールゆりえ)