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幼児が体の不調を伝えるボキャブラリー
いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。
先日、5歳の娘がインフルエンザにかかりました。
この子はあまり病気をしたことがなくて、前回熱が出たのは2歳の冬でした。なので、体の不調を表現するボキャブラリーが乏しいのです。今回、インフルエンザにかかったことで、そのことに気づきました。
初日の症状は鼻づまり。熱はなく元気でした。翌朝も元気に起きました。ところが、朝食を食べる頃に「おなかが痛い」と言い始め、体をぎゅっと丸めていました。大丈夫?と声をかけると、珍しく「抱っこして、抱っこしなきゃダメ」と言います。朝の忙しい時間に困ったなと思いましたが、その切実な表情は見過ごせないと思い、抱っこしてあげました。しばらく抱っこしていましたが、私の体にぎゅーっとくっついて離れません。おなかが冷えたのかと思い、うんち出る?と聞いても首を振ります。おなかが痛くては保育園に連れていく訳にもいきません。私が、今日は休もうねと言うと、ほっとした様子でした。私が会社や保育園に欠席連絡をすると、いよいよ安心したのか、すっかり元気になりました。私は内心、ズル休みだったのかと思いました。ところが、その後しばらくして急に熱が上がり38℃に。半日様子をみて、午後受診をしたところ、インフルエンザにかかっていることが分かりました。
熱が出て横になっている娘に「えらい?」と聞いても、「えらいって何?」。「しんどいってことだよ」と言っても、「しんどいって何?」と。通じない。
※えらい=体調が悪くて体がしんどい様子や疲れてだるい様子を表す方言です。
翌日、熱が下がったあとに、「えらくない?」と娘に聞くと、やはり「”えらくない”ってどういうこと?」と。それで、「”えらい”っていうのは、体の元気がなくなって動きたくないな、と思う感じだよ。”えらくない”っていうのは、そうじゃなくて元気ってこと。」と説明しました。すると娘は「昨日が”えらい”だったんだね。今日は”えらい”じゃないよ。」と教えてくれました。
こうやって、言葉を覚えていくのですね。もしかしたら、娘は、熱が上がる前の悪寒を表現するボキャブラリーを持ち合わせていなかったので、「おなかが痛い」とSOSを発していたのかもしれません。
気持ちや状態を表現する言葉は、折に触れて丁寧にコミュニケーションを取ることで身についていくのだと改めて実感しました。また、ボキャブラリーを増やすことで、相手の気持ちや状態を想像することにも繋がるように思います。
それでは、また。
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