ハサウェイとギギとリビドー
1回ハマったら、トコトンハマってしまう私の性格よ。。。
まだまだハサウェイ熱が冷めやらぬ今日この頃、何にこんなにハマっているのかと考えたときに、
それぞれの人物の織り成す「人間ドラマ」なのだろうと。
今回はハサウェイとギギの関係性について語りたい。
好き勝手に語らせてもらいたい。
ハサウェイは、逆襲のシャアのクェス・パラヤに我を忘れるほど恋をしていた。
クェスを殺した味方を(しかもアムロの恋人)怒りで殺してしまうほどに。
そして、マフティーというテロ活動に身を投じて、
「僕は変わるよ、変えてみせるよ」とクェスに誓うほどに。
そんなハサウェイの心を強烈に引き付けてやまない存在がギギ・アンダルシアなのだ。
ギギはクェスを彷彿とさせる美しい容姿、鋭い直観力、物怖じしない態度を持っている。
ハサウェイがギギに惹かれるきっかけはクェスとの思い出だったかもしれない。
しかし、やはり逆シャアから12年経った今回は、2人の関係性には初恋のような感じではなく、もっと肉欲的なリビドーを感じた。
それはハサウェイ(25歳)もギギも大人(ギギは19歳と未成年だけど愛人やってるし)だから醸し出す雰囲気なのだろうと。
リビドーとは。。。
日常的に性的欲望または性衝動と同義に用いられる。世間一般的には、リビドーという言葉は抑えきれない性的欲求のようなものを指して使われる。(Wikiより)
ハサウェイは、マフティーという組織のリーダーであり、自分の信念のために理性的であろうとする。
周囲に怪しまれないように自分が止まっているホテルを仲間に襲撃させるくらいの大胆な行動をとっているのに、明らかにギギを助けたら自分の正体が地球連邦軍にバレて危ないのに、なぜかギギを見捨てられない。
市街地戦でモビルスーツの戦闘から逃げ惑い、生きるか死ぬかの境目で、マフティーの仲間がハサウェイを助けに来ているのに、どうしてもギギの手を離せない。
むしろ、ギギの背中を後ろから抱え込む。
仲間のモビルスーツが倒されるまさしく閃光が飛び散っているシーンでは、ハサウェイは悲しい顔をしているのに、ギギの背中をきつくきつく抱きしめている。(ちょっと手つきも官能的でグッとくる)
あの理性とリビドーの狭間で葛藤しているハサウェイの顔が悩ましくてこの映画で一番色っぽいのだ。
そう、私は苦悩する男が好きだ。
頭では分かっているのに、体は相手を求めている。
相手の体の熱を、鼓動を直に感じている。
そこに生きるエネルギーとか、本能とか、生命の原動力を感じるのだ。
抗えない本能は、確かにある。
一筋縄ではいかない、それが人間らしくていいのかもしれない。
ああ、もう大義名分とかいいからギギとくっついちゃえよ!
本能のままに生きてよ!
と鼻の穴と膨らませて画面越しにハサウェイに伝えたい。
人生は短いよ!
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