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地方移住をするには、子どもと早く別れる覚悟をしなければならない
3番目の子が生まれてすぐの頃、東京から福岡へ移住することに決めた。キャリア、QOL、教育のこと、プライベートの過ごし方等々考えた末の決断だった。この決断は良かったと思ってるし、実際、「良かったと思える」ように、努力もしている。けれど一つだけ、あまり目を向けないようにしてるけど、ずっと心にチクリとささっているモヤモヤがある。
それは、地方移住した私たちは、おそらく思ったよりもすぐに、子どもが巣立ち
身も蓋もないけれど、運動したら元気になった
3人目を出産した37歳の頃から、ちょっとずつ老化を感じるようになった。肩こりなんて感じたことなかったのに、いつも肩が重い。ちょっと階段を登ると動機がする。夕食をつくる頃には、何もしてないはずなのにヘトヘトになっていて、キッチンに椅子を持ち込んで、休憩しながらつくっていた。寝る前にはもう這いつくばるようになっていて、体力余って暴れまわる子どもを寝室に連行する元気もなかった。疲れているのだと思った。私
もっとみるレジカゴのことを書いていたら、整理整頓を日課にすることになった
誰かに「これいいよ!」と勧められ、でも話を聞いてもイマイチ魅力がわからない。でも、そこまでいいって言うなら、騙されたと思って使ってみるかな…と思って試すと、ほんとに良くてビックリ。結構そういう経験は多い。今回は最近出会った、説明されても魅力が伝わらない品について書いてみる、その第一弾。第一弾を飾るのは
スーパーのレジカゴ
である。
スーパーのレジカゴ。個人で所有できるように、スーパー固有のカ
家族も仕事もなかったら、私は何がしたいのか
10年前、仕事をしながら長男を出産した頃から思うと、社会は結構変わったと思う。長男を出産した頃は、まだギリギリ「保活」という言葉がなかった。保育園はその頃から入りにくかったけれど、子育てしながら働く人も今ほど多くなく、「ごくごく一部の人の問題」だったのだ。送迎は「ママ」一色で、男性の姿を見ることはなかった。出産後、夫は育休を取ってくれたけれど、「もう出世はできないと思え」と脅されての休暇だった。今
もっとみる読書記録「読みたいことを、書けばいい。」
衝撃を受けた。正直言って、舐めてかかってたのだと思う。著者の田中泰延さんについては、ほぼ日のインタビューやいくつかのコラムを読んだ程度だった。電通を辞めて「青年失業家」を名乗り、著作活動をしている人で、その文章は関西の人らしく過剰にユーモアがあふれ、正直、ふざけてる人なのかな、と思っていた。だけど、初めての書籍というこの本を読んで、印象が全部ひっくり返った。スパルタだ。まったく甘くない。「読みたい
もっとみるコミュニケーションの最大のコツは
またやってしまった。子どもの授業参観が終わったとき、息子のクラスメイトのお母さん廊下で話しかけてくれた。コロナ禍でなかなか会えず、色々話したいことがあったらしい。ウンウンと聞いていたのだけれど、実は「早く仕事に戻りたい」という気持ちがどこかにあった。だから、ふっと話が途切れた瞬間に、「じゃ、またね」と置き去りにしてしまった。後から思い返し、感じ悪かったかな…きっと、もっと話したいことあったよな…そ
もっとみる彼女は「書く人」だった
その人はバイト先の先輩だった。私より少し年上の女性で、そのとき既に20代前半だったはずだけれど、少し幼く可愛らしい見た目で高校生くらいに見えた。超難関大学を卒業していて、勤務態度はものすごく適当だったけれど、ものすごく仕事ができた。タバコもお酒も大好きなのに、肌が透き通るように白く、たまに仕事をしているところを見かけると、いつもスッと背筋が伸びていて、勝手に育ちの良さを感じていた。かと思えば、一緒
もっとみる全然違う街に住んでいるはずなのに
東京から福岡県糸島市に移住して3年目。いくつかメディアでも移住のことは書かせてもらっているけれど、そういった公の場では書くことのない、極個人的な思いを書くシリーズ2回目。
1回目はこちら
東京では、日々目に入る「人工物」が多くのものをくれた人工物って雑にまとめてしまったけれど、建築物とか広告とか、家から通勤して仕事して目に入るあれこれのこと。地下鉄の吊り広告、新しくできたビル、子どもを遊ばせる
脱・東京して思う、東京の良かったところ
脱・東京して、福岡県糸島市に来て3年目。移住を機に会社員をやめフリーランスになるなど働き方も見直した。「通勤」に縛られなくなったことで、「本当はどういう家に住みたいのか」ということも真剣に考え、住まいも選んだ。きちんと選択した暮らしは心地よい。「自分で選んだのだ」という前提があるから、多くのことを肯定的に受け止められる。例えば地域の自治会活動だって、不本意ながら住んでる場所であれば、「面倒だ」「押
もっとみる1日30分を続けなさい
昔、こんな名前の本が売れていた。実際に読んだことはないけれど、インパクトのある、というより、内容が一発でわかる秀逸なタイトルなので覚えている。
ところで、我が家の子どもたちのゲーム時間は「30分」と決まっている(ボス戦など、やめられないときは延長可)。それは、Switchを買った息子1年生のときから4年生の今まで変わらない。その間彼はずっと、1日30分を続けた。最初はコントローラーを持つ手も覚束
共働き夫婦の子育てのコツは、最初に〇〇しないこと
これから出産する人で、特に共働きで夫と家事育児をイーブンにしたいな、と思う人に、ぜひ勧めたい、というか、やらない方がいいよと思うことがある。
「里帰り出産」だ。
ちなみに筆者のステータスとしては、ワーママ歴10年目、子供は3人。2回の転職を経て今はフリーランスで働いている。会社員時代は激務と呼ばれる会社にいた。
第一子を妊娠した当初、専業主婦になるという選択肢はなかったので、いかに夫を巻き込
「自分のための文章」を書く
今日、「20年間手帳にメモを続けている」という人に話を聞いた。「一言だけでも、その日の思いや考えたことを綴り、そしてそれを見返すことで、自分の成長を実感できる」と話されていた。「他人に褒めてもらうのを期待するのではなく、自分で自分をほめられるようになると、すごく強くなるよ」とも。
その方のお話は、「自分の言葉で話している」という印象が強かった。おそらく、日々の試行錯誤を言語で残しておくことで、話
【移住BEFORE→AFTER】子どもが友だちとたくさん遊ぶように
小学生のようなタイトルだが仕方ない。移住して、うちの子どもたちは本当によく友だちと遊ぶようになった。
よく「移住ストーリー」で、「田舎に引っ越したら、子どもたちが広い庭や山や川や海でたくさん遊ぶようになって」とあるけれど、ウチの場合はちょっと違う。
それは当然のことで。我が家が移住したのは、「田舎の都会」とでもいうべき新興住宅地だから。庭や公園はあるけれど、山や海には大人が車で連れて行かなくてはな