5.2次面接が終わる(退職理由の伝え方)
1次面接が終わってから2日後に、2次面接がありました。
2次面接の様子
1次面接はZOOMで非対面でしたが、2次面接は施設へ直接行くことに。
適応障害になって引きこもっていた私にとって、外の世界は恐怖でした。
しかし、傷病手当金の申請書が送られてこなくてお金がない状況なため、意地でも外へ行って面接に受かることが、生きるために必要でした。
2次面接では、施設長との面接でした。
職場の良いところ、大切にしているところ、大変なことや覚悟をしておいた方がいいところなど、詳しく説明をしていただきました。
正直、苦手だなと思う業務もありました。
しかし、その施設で働くことになれば、初任者研修の資格も取れるので、経験としてとりあえず挑戦してみようと思いました。
退職理由は素直に話した
退職理由については、介護未経験で辛かったことや、職場の様子を素直に話しました。
私は介護の学部を出たわけではなく、全くの素人で、人の命に係わる仕事を自信が持てない状況で、ひとりで仕事をするのことがとても怖かったです。
例えば、排せつ介助や入浴介助などで、寝たきりの人間をひとりで安全に移動させることは技術が必要です。
何回練習しても、なかなかコツをつかむことができませんでした。
そんな状態で、ひとりで業務をこなすことになり、利用者さんの命を預かっていいのか不安で仕方ありませんでした。
そんな内容を話したら、施設長に「資格を持っていない人にそんなことをやらせるのは、普通ではありえない」と言われました。
施設長から言われたこと
2次面接の最後に、施設長から「適応障害になって休職したと分かった上で採用の結果を出すから、また体調が良くないなとか、悩みができたらその都度相談してください。シフトを調整することも可能なので。」と言われました。
なので、退職理由を素直に話してよかったなと思います。
しかし、介護業界はブラックな会社が多く、退職率も高いため、常に人手不足です。
適応障害で休職している人間でも、人手不足だから欲しいのかなとも思いました。
面接結果は合格
2次面接があった当日中に合格の連絡がありました。
人手不足で有名な介護職だし、しかもアルバイトだったので受かりやすかったのだと思います。
そのため、採用していただいても心から素直に喜べず、不安な気持ちが大きかったです。
その後、約1か月は初任者研修を受けるための学校に通い、資格が無事に取れたら現場で働くことになりました。
上司に退職の連絡をしなければ…
アルバイトが決まったので、上司に退職の連絡をしなければなりません。
なんて言おう…と考え込んでしまい、ネットで検索しまくりました。
退職代行も考えましたが、お金がなかったため諦めました。
上司に電話する時だけ、自分の体の中に違う人が入り込んで、代わりに電話してくれる能力が欲しいなんてことも考えていました。
上司に退職の電話をした
アルバイトの合格が決まった翌日、上司に退職の電話をしました。
泣きながら「家族と話し合って、適応障害を治すために1度実家に帰ることになったので、退職をしたいです」と伝えました。
(もちろん、実家には帰りません…)
そしたら、上司は「仕事はいつでもできるから、体を大切にした方がいいよ」と言ってくれました。
もっといろいろと探られるかなと思っていたので、ほっとしました。
退職日は自由に決めていいということになりました。
傷病手当金の申請書が届かない件についても、ここで解消しました。
つづく