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ボランティア体験記「ノンバーバルコミュニケーションでふれあう『障害福祉ボランティア』」

「ボランティアってどんな感じなんだろう?」「自分にもできるかな?」と思ったことはありませんか?
『ボランティア体験記』では、これからボランティアをしてみたい方や、ちょっと興味がある方に向けて、実際に活動に参加した学生たちの体験談をご紹介します!

簡易版(Instagram)▶ https://www.instagram.com/challengeibaraki/ 

活動分野  福祉・障害
活動団体  NPO法人いろどり
活動内容  施設ボランティア(ものづくり補助、レクリエーションなど)
活動場所  阿見町実殻
寄稿者   Aさん(大学1年)
寄稿年度  2024年


ボランティア体験記「ノンバーバルコミュニケーションでふれあう『障害福祉ボランティア』」

 私は大学で主に福祉について学んでいます。実際に、現場で職員の方が、日頃どのようにコミュニケーションをとっているのかを学びたいと思い、障がいのある方の日常生活や生産活動、就労などのサポートを行っている「NPO法人いろどり」でのボランティアに参加しました。

普段の活動をのぞいてみよう!

 NPO法人いろどりでは、施設を利用されている方が作った小物を販売しています。
 午前中は、ネックレスなどの装飾品の組み立てや、「さをり織り」の準備など作業中のサポートをしました。
(「さをり織り」とは、図案がなく、年齢や障害に関わらず誰でも自由に、個性や感性を表現できる織物です。「差を織る」が語源になっているそうです。)

 一人ひとりの作業のスピードや集中力には個人差があるため、手元の作業がうまく進んでいるかを見たり、集中しすぎているときには休憩を促したりと、様子を見ながら適度な声掛けも大切です。

 この日作ったもの以外にも、コースター、バッグ、ストールなど、様々な種類のハンドメイド作品を制作しているそうです。これらは、市内の商業施設やイベントなどで販売されます。
 一緒に作った作品も誰かの手に届くことを想像すると、とても楽しみです。私自身も思い出として、ティッシュケースやポーチを購入しました。

 一緒に昼食を取り、午後からは、レクリエーションの時間です。この日は、曲にあわせてダンスをしたり、ピアノの伴奏にあわせて「きらきら星」をハンドベルで演奏したりしました。車いすを押すお手伝いをしたりして、みんなで楽しく過ごしました。

 利用者さんの中には、発話が難しい方もいます。
 最初は、うまくコミュニケーションがとれず戸惑いましたが、他の利用者さんや職員さんにサポートしてもらい、だんだんコツをつかみ、楽しくお話できるようになりました。
 分からなかったときの聞き返し方、伝えるときのジェスチャーや、顔の表情、目線、声の出し方など、職員の方の言葉に頼らないコミュニケーション方法はとても勉強になりました。

NPO法人いろどりについて

 NPO法人いろどりでは、月曜日から土曜日の朝9時から17時まで開所しており、短時間からでもボランティアを受け入れています。職員の方も利用者さんも気さくで優しく、初めて訪れる方でも温かく迎え入れてくれるので安心です。
 福祉に興味のある方、人と話すことやモノ作りが好きな方にぜひ参加してほしいです。

 優しく丁寧に色々なことを教えてくださったNPO法人いろどりのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

ボランティア情報
■ 活動場所
 阿見町実殻
■ 募集対象 大学生、専門学生、大学院生、社会人
■ 活動頻度 月曜日~土曜日 9:00-17:00内
■ こんな方に向いています !
・障がい者福祉に興味や関心のある方
・福祉、障がいに関係がある職業(PT、OT、ST、看護師、医療・医療事務、社会福祉士、行政関等)を目指している方
・小物づくりを好む方
■ その他 
今風の商品開発に手を貸してくれる方も大募集しています!
■ 問い合わせ
ホームページ問合せフォームからご連絡ください。
https://irodori-ami.com/contact/contactform.php

※本ページに掲載しているボランティア情報は、2024年時点のものです。

NPO法人 いろどり

 障害のある方を対象に、生活介護事業、就労継続支援B型事業、日中の一時支援などのサービスを提供しています。
 それぞれの個性を認め、個々の力を最大限に生かし、心豊かな生活がおくれるような社会作りを目指した活動を行っています。


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