『電車の人身事故処理は何をしているの?時間は何分かかるの?遺体の状態は?』元警察官が教えます。
通勤中、就職活動中や友達・恋人との待ち合わせに向かう途中
『○○駅で発生しました事故の影響で、電車が遅延しております。』
とのアナウンス。
「もうふざけんなよ!こんなときに!!」
「これで遅刻したら許さないからな!!!」
「なに?何が起きたの?事故ってなに?」
このように、一度は遭遇した経験がありますよね。
私も元警察官として、電車の人身事故処理経験は当然あります。
そこで今回は
『警察官の目線で電車の人身事故処理では何が行われているのか?』
を解説します。
この記事を読む事で、電車の人身事故が発生した時に
◎、どのくらいで運転再開になるのか?
◎、人身事故発生時に現場では何が行われているのか?
◎、電車への飛び込みを行うと、どんな状態になってしまうのか?
等を知ることができます。
それではこれらについて一緒に見ていきましょう。
電車の人身事故とはそもそもなに?
結論:『電車と人の接触事故のこと』
貴方は普段
「何度もアナウンスで見かけるけど『電車の人身事故』って何が起きてるの?言葉を濁さないで教えて!」
と思っているかもしれません。
この辺り、電車に限らず、道路で車や自転車でもそうですが、
人身事故とは
『車両と人間との接触事故のこと』
です。
ただし、電車の場合、とても重く・とても速いのでちょっとした接触でも、物凄くダメージが大きくなってしまうんですね。
そして、一度に大勢が使う公共交通手段の一つなので、大勢に影響が出てしまうから1件発生するだけでも大きく騒がれると言う事です。
「こんな時に飛び込むなよ!ふざけんなよ!!迷惑掛けるなよ!!!」
と怒る人が大勢いる理由は、その多くが飛び込み自殺だからですね。
もちろんアナウンスからは偶然発生してしまった事故なのか、飛び込み自殺なのかは分かりませんけどね。
電車での人身事故で再開までに行っている事と所要時間
<再開まで掛かる時間>
結論:『1~2時間くらい』
「なんで今なんだよ!」
と思う貴方にとって一番重要なことは、とにかくどのくらいで運転が再開されるのか?ですよね。
それが約1~2時間です。
もちろん、事故の状況等によって前後はしますので、あくまでも目安です。
では何でそんなに時間が掛かるのでしょうか?
その間に一体何をしているのでしょうか?
ここからは、電車の人身事故が発生してから再開するまでに現場では何をやっているのかの流れを見ていきましょう。
<人身事故時に現場でやっている全体像>
①、警察・消防を待つ 【5~20分くらい】
②、遺体回収・写真撮影【30~60分くらい】
③、列車の点検 【20分くらい・・・?】
(④、実況見分 【30分くらい】)
※ ()は運転再開後にやる事もある
<①警察・消防を待つ>
【所要時間 : 5~20分くらい】
まずは警察や消防の到着を待ちます。
接触した人が生存していれば救出優先で現場を触ります。
しかし、明らかに亡くなっている状況だと鉄道会社だけで勝手に現場を触ることはまずありません。
そのため、法的な手続きを行うために警察・消防を待ちます。
事故現場の場所によりますが、警察も大勢の電車利用者への影響を考えて出来るだけ早く向かいます。
20分と言うのは最大限に時間が掛かる場合ですので、毎回到着までにそんなに掛かるわけではありません。
<②遺体回収・写真撮影>
所要時間 : 30~60分くらい】
「なんでもっと早く運転再開できないの?」
と感じる貴方は、
『接触した人の遺体を回収して、電車を洗えば運転再開出来るでしょ!』
と考えているのかと思います。
しかし、そうではないんですね。
まずは警察で現場の状況や遺体の状況等々の写真撮影をします。
◎、周辺線路の見通し
◎、周囲の状況
◎、電車の接触部位等
◎、遺体の場所等
等々。
写真だけで現場にいない人にも、自分達も後から見て状況が分かるように沢山撮影します。
その後に遺体を回収し始め、何か新たに見つかればその都度写真を撮ります。
このように、ただ単に接触した人の遺体を
『回収して、洗えば終わり』
と言うわけではないので少し時間が掛かるんですね。
<③列車の点検>
【所要時間 : 20分くらい・・・?】(私が知らないだけです)
電車と人ほどの大きな物体とが衝突したんです。
電車には凄い衝撃です。
更に、タイヤや電車の心臓部がある電車下に人が巻き込まれている事が多いです。
そのため、キチンと点検をしないと電車の安全な走行の保証ができません。
だから、点検は重要です。
ここまでして、始めて運転再開となります。
ここまでの所要時間が概ね1~2時間になるわけです。
<④実況見分>
【所要時間 : 30分前後】
多くの場合は、既に電車が動き出していますが、現場でやることはまだ終わっていません。
動き出してからも現場では、計測等をしながら状況を書類に落とし込む作業をしています。
それを実況見分と言います。
もちろんケースバイケースですので、状況によっては再開する前にやることもありますので、あくまでも目安になります。
さて、正直ここまでの内容は調べれば他のサイトからでも知れなくはない情報でした。
ここから先は電車と接触して亡くなった、遺体についての話になりますので実際に最前線の現場経験があるところからしか手に入れることは出来ないところに入っていきます。
生々しい、亡くなる人の内容が多く含まれるため、読者の貴方に精神的な衝撃を与えてしまう可能性があります。
そのような事が苦手なら読まないことをオススメします。
現場処理経験のある元警察官である私からの情報を得たくて、更に生々しい遺体の状況等が大丈夫な貴方だけ自己責任で購入し、読み進めて下さい。
読み進め、貴方に何かしら不具合が生じたとしても私は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
なお、有料部分は私の費やした時間と労力に対する対価としていただきます。
手抜きせずキチンと書いていますが、必ずしも貴方が満足するような内容になっているとは限りません。
その辺りをご理解いただける人だけ先にお進みください。
電車に飛び込むと遺体はどうなる?
「ジュースを買うくらいの面白さはあるな」と思っていただけたら、宜しくお願いします! 気持ちの面でとても励みになります!