父 (ICU:18日目)


今朝に病院から電話…
嫌な予感が的中。

今朝から父の容態が急変。
血圧が低下したとのことで急遽心臓を補助する装置を留置するとのことで
すぐ病院にきてほしいと。
急いで準備して病院へ。
母困惑、私も不安がものすごい勢いで襲いかかる。

病院に到着。
処置が12時過ぎに終わり、
先生から説明を受けた。

父は今朝血圧が低下し、危ない状態になったと。
緊急の処置として、一旦外していた心臓の血圧を維持するための装置を
再度留置しているとのこと。それでなんとか血圧管理できたと。

不整脈がかなり続いているらしく
不整脈に対しての処置を早めにしなくてはならないと。
夕方ごろに循環器ドクターと相談して電話するとのことで一旦自宅へ。


夕方5時ごろ
病院より電話があり、循環器の先生から話があるようで
病院へ向かう。

かなり深刻な印象。

話を聞いた限りでは
この処置をしなければ命を落としかねない
リスクを負ってでも処置するべきとの判断。
術中死、合併症リスク、感染症リスク
父は様々なリスクがある上に心臓の筋肉の壁が薄く
心臓カテーテルアブレーション術といっても難航するはずとのこと。

心臓カテーテルアブレーション術とは・・・
局所もしくは全身麻酔下でカテーテル(直径2mm)の管を太ももの付け根にある動脈から挿入し、心臓内まで進めていく。
不整脈の元となる異常刺激がでている部分を高周波電流をカテーテル先から流して焼灼をする治療法です。外科的手術より患者の身体的負荷が少なく、日本でも急速に広がったカテーテル治療です。

手術は翌日の午後2時以降に準備が出来次第行うとのこと。

明日は長い道のりになりそうだ。
そして明日で父と最後のお別れになるんじゃないかと思うと
とても堪えきれない。
我慢している気持ちが溢れ出て、母に余計な心配をさせてしまわないかと
どうしていいかわからない気持ちになる。




続く


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