見出し画像

コロナ鬱をぶっとばそう!

漢方養生士の織田縁です。ここでは、セルフメディケーションのための知識をお伝えします。


コロナ自粛で鬱傾向の人が増えていると聞きます。

何か理不尽だ・・・と感じながら今までにない日常を送っているのですから、当然心身に変化もあると思います。

今は私も甘いものを毎日食べないと、何か落ち着かない。コロナ前は、甘いお菓子を常備などしなかったのに。甘味は神経をゆるめてくれるのです。

鬱が発症するメカニズム

脳内では常に情報を伝達するために100種類もの神経伝達物質が働いていて、鬱に関係のある物質が、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン、です。これらは総称してモノアミンと呼ばれていますが、このモノアミンが減ることでうつ病が引き起こされると考えられています。

ストレス、過労、過度な喜怒哀楽が引き金になる

モノアミン類が脳内で減ってしまう原因の多くは、大きなストレスがかかる、忙しすぎ、そして、激しい喜怒哀楽によって、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることだと言われています。

漢方では鬱にはウコン

漢方として使われる材料は、生薬、鉱物、動物、を乾燥させたものですが、その材料の選定は2000年も前から始まっていました。その頃は鬱病が、脳内の神経伝達物質の働きが阻害されるために起こる、などということはわかっていませんでした。

それにもかかわらず、古くから東洋医学ではウコンが、精神分裂証、意識障害を治療する薬として使われてきました。

上記した、モノアミンという脳内神経物質が足りなくなることで起こる鬱ですが、モノアミンが減る原因として、ストレス、過労、過剰な喜怒哀楽、ということだけで、そのメカニズムの詳細は分かっていないのです。

ウコンのクルクミンがモノアミンを増やす

しかしながら、ウコンの主成分であるクルクミンがモノアミンを増やすということが、研究で分かってきたというのです。

クルクミンを飲むことで、アドレナリンの血中濃度が上がることを、静岡大学薬学部が発表しています。

インドの伝統医学である『アユルヴェーダ』の5000年前の文献にも、」ウコンは優れた効能を持つ薬草として出てきます。「強壮剤、収れん剤や打撲、捻挫、皮膚、心臓血管、呼吸器系に関する疾患、頭痛に使われる」とあります。

現代医学でも春ウコンの研究が進んでいて、インドの文献を訳したものから抜粋しますと、多方の疾患に春ウコンが有効だという論文が出てきます。

多種の末期癌、「頭痛」「抗てんかん」「抗炎症」「抗腫瘍」「創傷治癒」「抗酸化作用」「抗微生物」「抗糖尿病」「「抗アレルギー」「胆のう炎、胆管結石」

詳細なメカニズムは研究中のようですが、いずれにしてもウコンが、鬱病、精神疾患、多方の疾患に効果があるという研究結果が続々と出ているということには変わりありません。

自分は鬱かも、メンタルが弱っている、と感じている方、ひどくなる前に春ウコンを飲んでみてください。

参考サイト  ウコン研究所 https://ukonken.jp/ukon 春ウコン研究会 haru-ukon.com

織田 縁 杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファームを設立。

登録販売者、漢方薬・健康食品の販売、上級漢方養生指導士、漢方上級スタイリスト、お問い合わせ  http://ysdotfirm.co.jp




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?