肝と脾を養生すれば、春💛を楽しめる
桜の花も咲き初め、少し華やかな気持ちになれる季節になりました。
冬の間、コロナを気にしつつの生活を送っていたので、春が例年より待ち遠しかったです。
でも先週は不調でした・・・嗚呼、いつもお決まりの冬から春にかけての不調です。
年齢を重ねると季節の変わり目は体にこたえます。でも、数日対策をして復調しました(^^)/
漢方で自分の不調の原因を考えると対策ができるので、春は体にどう影響するのか知っていただき、明るく活動的な春を過ごしていただきたいです。
春は陽の季節の始まり
漢方では季節も陰陽で考えます。
冬至が陰のピーク。
冬至から少~しづつ陽が入ってきて、ピークの夏至まで増えていきます。
今3月4週目ですが、陰から急激に陽の量が増えていく頃ですね。
冬から春に季節が変わるときの体への負担はとても大きいのです。
自然界が日々芽吹いていくように、人間の体にも変化があります。その過程でいろいろなことが起こってきます。
この変化で活躍するのが『肝』です。
陰から陽に季節がかわり、
自然界が陽に動き出します。
植物も目を吹いて毎日すごい勢いで枝をのばし、緑を増やします。
人間も自然界の一部ですから、芽吹くかのように動き出す。
このとき、肝の疏泄作用が活発になります。
西洋医学的にいうと
急激な変化で自立神経が乱れがちになるのです。
肝の気は上にのぼりやすいので、カッカ、イライラすることが多くなります。
怒りの感情は余計に体にダメージをあたえますから
心掛けて、ゆったりした気分で、楽天的にものごとをとらえてくださいね。
肝は血を臓しますから、女性の月経にも影響の大きい季節です。PMS症状も重くなる人が多いです。
肝、春は五行説の木火土金水では、「木」に属しますから。木がのびのびと成長できるようなイメージで、ゆったりとすごくことを心掛けてください。
肝は脾を克す
肝は脾をコントロールしています。肝の気が盛んになり、肝の気は上がる性質があるので、ともすると興奮状態になりやすい。
このような状態は脾胃にダメージを与えます。
春は脾胃が弱まるので食事で対策を
春は陽気を育てる季節なので、脾胃が健康でなくてはなりません。
脾が弱まると、水分も代謝できなくなり、湿がたまって、体も心も重だるくなります。私の不調は、これが原因です。
脾胃をいたわり、陽気を育てる食 もち米、はとむぎ、イモ類 消化が良いように、雑穀の御粥も良いですよ。
刺激物、消化に悪いものは少なめに。
肝があばれないように食養とリラックス
肝によい食材(目にも) レバー、牡蠣、カニ、鴨肉、クコの実、など
季節の野菜、香味野菜 春の野菜は、筍やタラの芽、菜の花に代表されるように苦みのある野菜が多いのですが、苦みは排せつ作用があるので、デトックスになります。
デトックスを促進しましょう
冬に蓄えた余分なものを排出する季節ですので、季節野菜を毎日適度にとってデトックスを促しましょう。
また、香味野菜は、発散作用があるので、肝の気が上がって、イライラしやすい季節にはとくにおすすめ。気をめぐらせてくれて気分も上がります。香りのあるハーブティーなども良いですね。
酸味は加減して
気をつけることは、酸っぱいものを摂りすぎないこと。酸っぱいものには収れん作用がありますので、デトックスの外に排出する力を邪魔してしまいます。早くデトックスしてすっきりしましょう!
今初春の不調の方は、早く対策をして、春を楽しんでくださいね🎵
ポッドキャストでも、『春の養生』をお話ししましたので、よろしかったら聴いてください。
https://open.spotify.com/episode/4lWqUYTZusXBedgN7uhKYP?si=aQ0CV0YoRDSn8aQBB0LjYQ
それから、薬膳茶体験講座を行う予定です。体調に合わせてご自分でお茶を選んだり、ブレンドできるようになると、食養生が楽しくなります。
ご興味のある方、お時間、アクセスの可能な方は是非お問い合わせくださいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
織田 縁 東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファーム代表。登録販売者。国産ハーブブレンド、漢方薬・健康食品の販売、上級漢方養生指導士。
お問い合わせhttp://ysdotfirm.co.jp
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