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#0164_言葉ひとつで子どもの未来も変わる!ラベリング効果を子育てと仕事に活かす方法

こんにちは!
こーへい127です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は3/3の月曜日、3月の営業日初日ですね!
あっという間に、もう3月。この週末は暖かく、一気に季節が進みましたね。気温の変動が大きいので、体調管理に気を付けましょう。

さて本日のテーマは「言葉ひとつで子どもの未来も変わる!ラベリング効果を子育てと仕事に活かす方法」です。
先日、FP関根さんの配信にて「《お便り深掘り回》幸せな人生を送るためラベリング効果を活かしましょう#1595」という配信をされていました。

幸せに人生を捉えるかどうかも自分次第。そう思う配信でとても勉強になりました。今回はこのVoicy配信をもとにした記事になります。


はじめに

子育てでも仕事でも、たった一言の声かけが相手に大きな影響を与えた…そんな経験はありませんか?
ラベリング効果とは簡単に言うと、人から「あなたは〇〇な人だね」と言われ続けると、本当にその通りの人間になってしまう心理現象のことです。
言い換えれば、他人から貼られた「レッテル」に人は無意識のうちにふさわしい行動をとるようになるのです。
これは子どもの性格形成にも、仕事上の人間関係やパフォーマンスにも大きく関わります。
実は、かける言葉ひとつで子どもの未来も変わりますし、仕事の結果だって上手くいくのです。

今回、特に私と同じ子育て中の共働き世帯の方向けに、日常の子育てや職場でラベリング効果を活かす具体的に私が取り組んだ方法を解説します。
専門用語はできるだけ使わず、今日からすぐ実践できるポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

子育てにおけるラベリング効果の活用

子どもは親の言葉にとても敏感です。
良い「レッテル」は子どもの自信ややる気を育てますが、悪い「レッテル」は成長を妨げてしまうことも…。
ここでは、家庭でできるラベリング効果の活かし方を見てみましょう。

ポジティブなラベリングの力

まずは前向きなラベリングの効果です。
小さなお子さんでも、親からほめられた言葉どおりの振る舞いをしようとするものです。
例えば、子どもが妹におもちゃを貸してあげたときに「○○ちゃんは優しいね」と声をかけると、子どもは「自分は優しいんだ」と感じてさらに優しく行動するようになります。
「頑張り屋さんだね!」と努力する姿勢を褒めれば
、「自分は頑張り屋だ」と思って物事を一生懸命取り組むでしょう。
子どもは親の言葉どおりの自分になろうとするので、良いところをどんどん言葉にしてあげることが大切です。

実際、心理学の実験でもポジティブなラベリングの威力が確認されています。
ある小学校で、1つのクラスには「みんなはとてもきれい好きだね」「このクラスは整理整頓が行き届いているね」と繰り返し伝え、別のクラスには整理整頓の大切さを教えるだけにしました。
その結果、後者のクラスでは行動に変化がなかったのに対し、「きれい好き」とラベリングされたクラスでは約8割の生徒が自分から積極的にゴミ拾いをするようになったのです。
このように、子どもはプラスの言葉掛けによって自主的に良い行動をとるようになります。毎日の子育てでも、「すごいね」「助かるよ」「○○が得意だね」といった魔法のような言葉をぜひ活用しましょう。

逆効果になるラベリング

一方で、ネガティブなラベリングには要注意です。
親が何気なく発した一言が、子どもの自己評価を下げてしまうことがあります。
「うちの子は不器用で…」「この子は落ち着きがなくて困るんです」――つい口にしてしまったことはありませんか?
例えば、挨拶ができない内気なお子さんに対して、周りに「この子は人見知りで挨拶もできないんですよ」と言ってしまうと、子どもは「自分は挨拶が苦手なんだ、、、、」と思い込んでしまいます。
せっかく「今日は自分から挨拶しよう!」と決心していても、親から先に「できない子」だと決めつけられては意欲がしぼんでしまいますよね
ネガティブなレッテルを貼られた子どもは、本当にそのレッテル通りの振る舞いを強めてしまう傾向があります。
心理学ではこれをゴーレム効果とも呼び、周囲がまったく期待しないことで本人の能力が伸びにくくなってしまう現象を指します。
大好きなパパやママの言葉であればなおさら影響は大きいもの。
何気ない一言が子どもの自信を奪い、可能性の芽を摘んでしまわないよう注意したいですね。

実践法

それでは、ポジティブなラベリングを子育てに活かすには具体的にどうすればいいのでしょうか。
私がこのラベリング効果を学んでから実践していること、特に今日からできる簡単なポイントをまとめました。

  • 毎日の習慣にする: 日々の会話の中で、子どもの良いところを見つけたら積極的に言葉にして伝えましょう。「ありがとうをちゃんと言えてえらいね」「お片付け頑張ったね、すごい!」といった一言を習慣にするのです。思うだけではなく、口に出さないと気持ちは伝わりません。小さなことでも褒められると子どもは喜び、自分はできるんだと感じるようになります。

  • 可能性を広げる言葉がけ: 子どもが何かに挑戦するときは「あなたならきっと○○できるよ」「頑張ればできるからやってごらん」と可能性を信じる言葉をかけましょう。否定的な「どうせ無理でしょ」ではなく、「きっとできるよ」「〇〇ちゃんにはその力があるよ」という前向きなメッセージを伝えることで、子どもの自己肯定感が高まり、実際にできるようになる可能性がぐっと上がります。

こうしたポジティブな声かけを続けていくうちに、子ども自身も前向きな「セルフラベリング」(自分で自分に貼るレッテル)をするようになります。
「僕はこれが得意なんだ」「私は頑張り屋さんだから大丈夫」と思える子は、困難にも挑戦しやすくなります。
毎日の小さな声かけの積み重ねが、子どもの未来を大きく育んでいくのです。

仕事におけるラベリング効果の活用

ラベリング効果は子育てだけでなく、職場の人間関係やコミュニケーション改善にも応用できます。
言葉の力でチームメンバーのやる気を引き出したり、自分自身のパフォーマンスを高めたりすることができるのです。
私のような営業職の方をはじめ、仕事で成果を出したい方はぜひ活用してみましょう。

チームメンバーや同僚への言葉がけ

職場では、同僚や部下に対する何気ない一言がその人のモチベーションや行動に影響を与えます。
ポジティブなラベリングを上手に使ってチームの雰囲気を良くし、能力を引き出してみましょう。
例えば、「〇〇さんはいつも気が利くね!」と言われると、その人は「自分は気が利く人間なんだ」と意識してさらに周囲によく気配りするようになります。
実際に「仕事が早いね」「気配りができるね」という誉め言葉を日頃からかけることで、相手は無意識に暗示を受けて本当に仕事が早くなったり、より気配り上手になったりするそうです。

また、上司や同僚から「君になら任せられるよ」「いつも信頼してるからね」といった言葉を掛けられると、人は「期待に応えたい」という気持ちが湧いてきます。
「自分は信頼される人間だ」というポジティブなレッテルを貼られることで、責任感も増し、より一層仕事を頑張ろうとするものです。
私も単純なので、信頼してもらえるような言葉をかけられると、めちゃめちゃ頑張るようになります笑
逆に、「どうせ君には無理だろう」と思われていると感じればやる気は下がってしまいますよね
職場でも意識的に仲間の長所を見つけて言葉にし、期待と信頼のメッセージを伝えてみましょう。
チーム全体の士気も高まり、コミュニケーションも活性化するはずです。

営業職での活用

営業のように人と接する仕事では、ラベリング効果を自分自身とお客様の双方に活用できます。
まず、自分自身へのポジティブなラベリングです。朝出勤したときや営業先に向かう前に、こっそりと「自分は売れる営業マンだ」「私はお客様に信頼される担当だ」と声に出してみましょう。
自分で自分に前向きなレッテルを貼ることで、不思議と気持ちが前向きになり、自信を持って行動できるようになります。
ポジティブなセルフトークは自己暗示となり、営業成績アップにも繋がります。
実際、トップセールスの中には「今日は絶対契約を取るぞ!」と朝に宣言する人も多いですよね。
自分に対する言葉遣いを変えるだけで、態度や行動もポジティブに変わっていくのです。

さらに、お客様に商品を提案するときにもラベリング効果を取り入れてみましょう。
例えば、「この商品は、新しいもの好きな○○様にピッタリです!」と伝えてみるのはいかがでしょうか。
お客様は「自分は新しいもの好きな人間だ」と意識し、そのレッテルに見合った選択をしたくなります。
「確かに自分は流行に敏感だから、この商品は合っているかも」と思えば、商品に対する興味や購買意欲が高まりますよね。
これは営業トークのテクニックの一つで、商品を勧める際にお客様自身をポジティブにラベリングすることで、「自分にふさわしい商品だ」という気持ちを引き出す効果があります。
もちろん、無理のあるレッテル貼り(明らかに事実と異なるお世辞など)は逆効果なので避けましょう。
本当に相手のためになる商品である場合に限りますが、上手に活用できれば「ぜひ買ってみようかな」という後押しになるのです。

日常生活で意識すべきポイント

ラベリング効果を活かすコツは、何も特別な場面だけでなく日常のあらゆるコミュニケーションで意識することです。
家庭やオンライン上でも、以下のポイントに気を付けてみましょう。

  • 夫婦間でも感謝とポジティブな声かけを: パートナーに対しても良いラベリングを取り入れてみてください。「いつも頑張ってくれてるね」「あなたのおかげで助かっているよ」など感謝やねぎらいの言葉を伝えると、相手は「自分は家族の役に立っているんだ」と感じることができます。お互いに良いレッテルを貼り合うことで、家庭内の雰囲気もより温かくなるでしょう。これも声に出して発信することが極めて重要になります。

  • SNSでも言葉選びに気を付ける: ネット上の何気ない一言も侮れません。例えばSNSで自分の子どものことを「うちの子は本当に手がかかる子で…」と書き込んでしまうと、その言葉が独り歩きしてしまいます。周囲から「手がかかる子なんだ」と見られるだけでなく、子ども本人が後で目にして傷つく可能性もあります。SNSでも他人へのコメントでも、なるべくポジティブな言葉遣いを心がけましょう。画面越しでも、言葉の持つ力は現実と同じです。ネガティブな言葉は何も良い効果を生みません。そう思ったとしても発信せず、それをポジ変してポジティブな言葉として外に出しましょう。

  • 決めつけをやめ、可能性を広げる言葉を: 家庭や職場で「どうせあの人は〇〇だから」と決めつける癖がついていませんか?その固定観念をいったん捨てて、前向きな表現に言い換えてみましょう。例えば子どもに対して「あなたはこれが苦手だね」ではなく「練習すればきっと上手になるよ」と言ってみるのです。職場でも「君は遅いから任せられない」ではなく「どうすればもっと早くできるか一緒に考えよう」と伝えてみると良いでしょう。否定ではなく可能性にフォーカスした言葉を選ぶことで、相手の意欲や成長を促すことができます。

まとめ

言葉は本当に魔法のような力を持っています。
同じラベリング効果でもネガティブサイドとポジティブサイドで効果が全然異なります。
私たちが日々どんな言葉を使うかで、子育ても仕事もうまくいくかどうかが大きく変わってきます。
ポジティブなラベリングで子どもは伸び伸びと成長し、チームの仲間は意欲的に動き、自分自身も高いモチベーションで挑戦できるようになります。
一方、ネガティブな言葉は相手の自信を奪い、能力を発揮しにくくしてしまいます。

今日ご紹介したポイントを振り返り、ぜひできることから実践してみましょう。
例えば今夜、お子さんに「今日は〇〇ができてすごかったね」と声をかけてみる。
明日職場で同僚に「いつも助かってるよ」と伝えてみる。パートナーに「毎日ありがとうね」と感謝してみる。
そんな小さな一言の積み重ねが、やがて大きな信頼と成長につながっていきます。

言葉の力で人は変われます。
あなたもぜひ、毎日の生活に前向きなラベリング効果を取り入れてみてください!
今日からできる小さな魔法で、子育ても仕事も今よりもっとハッピーになりますように!