30,40代会社員のキャリアピボットを阻む2つの不安
お茶でシゴトをつくる人、茶人です( Twitter / Instagram )
2022年もあっという間に2週間経ってしまいました。今年のお正月は初めて親戚の子どもにお年玉をあげたりなど。昔同じ場所でお年玉をもらう側だったのに、、時の流れを感じました。
▼まずはかんたんな自己紹介です
私は フルタイム百貨店社員(給与所得) × お茶の普及活動(事業所得) × ◯◯ と、いくつかのなりわいを組み合わせた複線的生き方を志向しています。
職業や生き方はいくつか組み合わせることでしなやかになると信じ、小売・お茶はもちろん、複業・家業・キャリア・お金・健康などの切り口で情報や考えを発信しています。少しでも読んでくださる方の生きるヒントになればうれしいです。
今日は「30,40代会社員のキャリアピボットを阻む2つの不安」というテーマでお届けします。
最近、キャリアの道を変える30,40代が周りに増えてきました。社内でもそんな話をよく聞くようになったし、時々相談されたりもしています。私も含め、30代はキャリアのピボット(チェンジよりこちらの言葉の方がしっくりきています)を考えがちなんですよね。
キャリアピボットとは
・今の会社から転職して会社員を続ける
・今の会社のままだけど働き方をセーブする
・今の会社員を辞めて個人事業主になる
・会社員を辞めて他の会社や組織を引き継ぐ
・留学や自己投資のためいったん休職する
などを想定していますが、そんなキャリアピボットを考えたときに、割と多くの人が考えがちな共通の悩み(=ブレーキ)があると感じています。今日はその2つのブレーキについて書いてみようと思います。
1.なぜ30代は道を変える節目なのか
コロナ禍で後押ししたのもありますが、元々30代会社員はキャリアピボットを考えやすい年代です。理由は大きく3つあって
①プレイヤーからマネジメントになる世代だから
②家庭環境が変わる世代だから
③さらにキャリアを重ねていくことの費用対効果を考える世代だから
なんですね。
①は”現場を離れる”ことで、プレイヤーの楽しみがなくなることに戸惑う人が多い印象です。②は結婚や子育てにより、仕事にかけられる時間が減ったり、もっと家族時間を取りたいと思いはじめるということ。私もまさにこの気持ちがむくむく大きくなっているので、とてもよくわかります。③はここからさらにキャリアを上げていこうと考えたときに、今以上に会社にコミットすることに対して費用対効果を考える、ということですね。もちろん成果も大事ですが、物理的な拘束時間やストレスも増えていくことになるので、二の足を踏む方も多い印象です。
大別するとこの3つを主な理由として、「今の自分はこのままでいいのだろうか」と思うようになっていく傾向がありがちだと感じています。
そうは言っても簡単に道を変えることは悩ましいですよね。新しいことに対しては不安がつきものです。わかっちゃいるけど何となしに今のままの道を続けてしまいますよね。えいやっと新たなことに踏み出せないのは、2種類の不安からきていると思っていて、それは機会の不安とお金の不安です。それぞれみていきましょう。
2.機会の不安
会社や組織で働いていると、仕事や経験を積める機会が望むと望まざるとに関わらずそれなりに向こうからやってきます。もちろん、自ら勝ち取りに行く要素もあるけど、受け身スタンスでもある程度機会が与えられてしまうのが30代ですよね。同じ会社で10年前後勤めていればこその機会だったりもするので、新たな環境に踏み出したとしてで同じような経験ができるかどうか、キャリアダウンの選択肢を取るならこう言った経験はやはり減ってしまうのではないか、というのは誰もが悩むところです。
▼機会の不安への対処法
これについては、たしかに機会は減ることをまず認識することが大切です。ここは割り切るしかない。
その上で
・今の会社にい続ける(会社員でい続ける)デメリットを考える
・ピボットしたあとの道をまずは小さく試してみる
というのが良い処方箋だと思います。少し消極的な戦法ですが、マイナスを想像しながら、プラスのたのしみを少しずつでも体感していく、ということですね。
3.お金の不安
やはりこの不安も大きいでしょう。興味深いのは、この悩みについては「稼ぎが少なくて不安」という方だけでなく、「もうじゅうぶん稼いでるけど何か不安」や「道を変えたあとの事業もきちんと出来上がってるけどどこか不安」という人も多い印象なんですよね。なんて贅沢な悩み!笑
▼お金の不安への対処法
どこまでいってもお金は際限がないので、逆にどこまで稼ぐのかキャップを決める、がよいでしょう。
これは『Die With ZERO』でも述べられていましたが、死ぬ時にお金を遺してしまうのって、もったいないですよね。たとえば年間100万円貯められる人が死ぬときに1000万円遺して死んだら、(お金だけでみると)10年分の労働はムダになったことになります。
死ぬときにお金を使い切って死ねるよう、稼ぎと必要額をチューニングしていくことが大切です。要は稼ぎきらないということですね。
そのためには、
①今の自分の年間支出額の把握(けっこう緻密に)
②生涯の必要額の把握(①×ざっくり寿命+突発イベント対応費)
③生涯での足らず額の把握(稼ぎ額ー②=稼ぐ額のキャップ目標)
という順番でいちど把握してみることが大切です。
これがあるとあといくら稼げばよいのかわかり、少なくとも「人生で何がどうなるかわからない不安」から「どう稼げばいいか」という悩みに変換されるはずです。
4.最後に
ここまで書いてきましたが、私自身はまだまだ2つの不安からは逃れられてないんですよね。特にお金の不安は大きいです。
2年前までは、会社員と複業(お茶活)で人生の時間を最適化させて活動してきたんですが、こどもの誕生を機に一気に時間バランスが崩れました。
予期せぬ事態が毎日のように発生し、予測できない変数が多すぎるため、これまでと同じように仕事とお茶活にアクセルを踏み込んでいたら、昨年ついに仕事・お茶活・子育てのバランスが取れず体調を崩しメンタルも追い込まれてしまいました。。
このあたりの時間の使い方はまだまだ研究中なので、引き続きここで私自身の経験を発信していきながら、先輩パパママのお話も教わっていきたいと思います。
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