貯金って、損失。
世の中には、2種類の人間がいる。貯金する人と、しない人だ。
大学を卒業して1年半、同級生の多くは企業に勤め、貯金する人になった。人によっては、すでに数百万円の貯金がある。僕は友人の貯金事情を聞く度にこう思う。
「もったいない…。」
正直、僕には貯金する意味がわからない。貯金する人に理由を聞いてみると「将来何があるかわからないから」と答える。
だからこそ、僕は貯金しない。将来、お金を奪われたり、お金自体の価値がなくなったりする可能性だってある。将来何があるかわからない、だからこそ、「貯金しない」のだ。
むしろ、貯金は「損失」だとさえ思っている。「機会損失」だと。
ちなみに、ここでの貯金とは、「目の前の明確な欲」よりも「将来のよくわからない何か」を優先すること。僕は思う。我慢して神経すり減らすくらいなら、お金を使った方がマシだと。
ここで、「貯金しなかったらお金がなくなるのでは?」と考える人もいるだろう。いや、そんなことはない。だって「お金は天下の回りもの」と言われているように、血液のように絶えず流れているから。
むしろ、お金の流れをとめるのは、「不健全」である。お金があるならあるだけ使う。お金を使うと使った分だけお金についてわかる。そうすると、お金を増やすコツもわかってくる。
だから貯金する必要はない。なんせ、
「100万円貯金するよりも月100万円稼ぐ方が手取り早い」
とはいえ、僕は貯金する人を否定はしない。貯金があると安心するタイプもいるだろうから。それは好みの問題。
ただ、個人的に貯金しない人生をおすすめしたい。目の前の誘惑に負ける人生をおすすめしたい。だっていつ死ぬかわからないし、目の前のチャンスを失いたくないから。
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