SDGs ✖ 未来 駆ける 僕たち
最近よく聞く《 SDGs》というワード。
なんとなくは知っていたけど、詳しくは分からなかったので、
SDGsについての講話に参加してみました。
未来を駆け抜ける僕たちにとって、
未来を駆け抜けていく次の世代にとって、
とても重要な取り組みなんだと深く感じました。
今回は「SDGsってなに?」というところから、
僕たちに出来ることまでを書いていこうと思います。
▼今回参加した講話はこちら▼
【慶応義塾大学大学院・蟹江教授登壇!】SDGsから見えてくるこれからの中小企業
SDGsを策定したメンバーで、SDGs研究の第一人者である
「慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 蟹江憲史教授」の講話です。
蟹江憲史教授(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科)、国連大学サステイナビリティ高等研究所シニアリサーチフェロー。 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程、北九州市立大学講師、助教授、東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授などを経て現職。日本政府「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部円卓会議」委員、内閣府「自治体SDGs推進評価・調査検討会」委員、環境省持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング構成員など多くの公職を兼務。
<主な著書>:『SDGsと環境教育』(学文社,2017年編著)、『持続可能な開発目標とは何か』(ミネルヴァ書房,2017年編著)、『Governing through Goals: Sustainable Development Goals as Governance Innovation 』(MIT Press, 2017、共編著)、『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』(Think the Earth, 2018, 監修)など
SDGsってなに?
蟹江教授は、SDGsについてこのように語られています。
「SDGsのことを、私は『未来のカタチ』と言っています。
理念で終わるのではなく、現実の中で実現すべきことだからです。
このSDGsが目指すのは、戦争や紛争がなく平和で、不平等がなく誰もが自分の力を発揮して伸び伸びと生きることができる(=誰一人置き去りにしない)、持続可能な世界です。
皆さんが子どもたちのために何を残したいのか。どんな社会にしたいのかを考えれば、おのずとSDGsが目指す世界がイメージできると思います」
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、
国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標のことです。
SDGsの前には、2000年の国連サミットで合意されたMDGs(ミレニアム開発目標)という国際社会の新しい共通目標がありました。
MDGsは、2015年を年限として開発途上国の貧困・教育・健康・環境などを改善するための8つのゴールと21のターゲットを掲げたものです。
ゴールは以下の通りです。
1.極度の貧困と飢餓の撲滅
2.初等教育の完全普及の達成
3.ジェンダー平等推進と女性の地位向上
4.乳幼児死亡率の削減
5.妊産婦の健康の改善
6.HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
7.環境の持続可能性確保
8.開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
実際の主な成果は、下記の通り。
· 10億人以上が極度の貧困を脱しました(1990年以来)。
· 子どもの死亡率は半分以下に減少しました(1990年以来)。
· 学校に通えない子どもの数は半分以下に減少しました(1990年以来)。
· HIV/エイズ感染件数は40%近く減少しました(2000年以来)。
<https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sdg/post-2015-development-agenda/Sdgbackground.htmlより>
歴史上、貧困に対して最も効果を収めた世界的な取り組みと言われる
「MDGs(ミレニアル開発目標)」から引き継がれ、
2015年に生まれた新たなアジェンダが《 SDGs 》というわけです。
上記の画像に書かれている《世界を変えるための17の目標》を掲げ、
それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
もう少し簡単にいうと、
17のゴールに分けられ、一つのゴールにつき、およそ10の細かいターゲットが明確化されていて、
そのターゲット(169)を達成していくことで、17のゴールも達成され、
全部クリアしていくと持続可能かつ世界平和が近づくというわけです。
その期限が2030年までとされ、
世界各国でSDGsを絡めた様々な取り組みが今現在も行われています。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
<持続可能な開発目標|国連開発計画(UNDP)より>
講話に参加してみて
実際に取り組むときは
17のゴールがあるけど、すべてを同時に進めるのではなくて、
17つ入り口があるから、どこか1つから入ればOKということでした。
蟹江教授曰く、
「SDGsは問題集みたいなもの。答えがすでに出ていて、それに対してどう解いていくか、どうやるのかを考えていく流れになる。」
要は、
▢ + ▢ = 10
みたいな感じです。
2030年の姿はこうだよ!という未来を見て、
それに向かって自分たちが何ができるかを考えて行動する。
少なからず、みんな今後の地球について考えているんですよね。
その少しの意識がこれからの未来を変えることになっていくんじゃないかと思います。
心のどこかで道端に落ちているゴミとか、車から出る排気ガスとか、食べきれなかったごはんとか、
「あ、これどうなのかな」と迷うことってあると思うんですよね。
食べきれなかったごはんとか、これで誰か救えるんじゃないかなとか、僕は結構思ったりするんですけど、
でもどうにもできないな、、と思ったりして。
極力、捨てるものは少なくするように意識しています。
この意識が、少しずつ。ほんの少しずつでも広がっていけば、
きっとより良い未来が待ってるんじゃないかなって思います。
完璧じゃなくても、僕たちは進むことができるので、
この小さな気持ちの積み重ねが大きく変わるときが来ると思います。
そして、この想いが届くように日々活動しています。
今の僕にできること
世界を変える?世界を平和に?
なーんて言われても、ちょっと話が大きすぎてついていけないよ、、、
そんな風に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに大枠だけを見ると、とっても大きな話で、
「知ってるけど、よくわからない」状態になりますよね。
僕自身、最初は大切なのはわかるけど、なんのことやら、、
と無意識的に感じてしまいました。
ですが『大きなことから始めなくてもいい』というのが僕の結論。
例えば、
プラモデルを作ることをイメージしてみてください。
あれって、いきなりドーン!と完成はしないですよね。
まずはどんなものを作るのかを見て、
説明書を見ながら部品をバラして、一つ一つ組み立てていく。
「あ、これはこうなるのか」
「あ、ここはここなのね」
なーんて進めていくうちに、形が見えてくる。
時には、この部品どこのだよ、、なんて思いながら、
進めていくとばっちりハマるところがある。
コツコツ積み上げていくうちに、
あっという間に完成している。
このSDGsもまったく一緒で、
各々が自分のできる本当に小さなことから始めれば、
自ずとゴールには近づいていくんですよね。
で、今回なんで僕がこの話をしたのかというと、
自分にできることは、広めることだと思ったからなんですね。
いきなり地球を救う、世界を平和にする、ということができないからこそ。
自分の無力さに気付いたからこそ。
多くの人に知ってもらって、
助け合っていけたら嬉しいなと思っているところです。
何よりも、僕のやっているビジネス自体が、
世界を平和にしながら収入を得ることのできる最強のビジネスモデルだと、
確信を持って言えるという点についても、知ってほしいなと思っています。
僕らの未来は誰が創るのか?
僕たちの後に続く世代の生きる地球は、誰が創るのか?
少しでもその意識を持っていれば、
この世界はもっと素敵な世界になるんじゃないかなって思います。
実際に貧しい国に訪れたことはありませんし、
大それたことを成し遂げたわけでもありません。
ですが、その現実があることは想像はできます。
協力もできます。僕ら一人ひとりが力になれると信じています。
そして、このSDGsの取り組み。
17番目のゴールに深いものが秘められていると感じます。
それは『ひとりじゃないよ』ということ。
グローバルなパートナーシップで、みんなでゴールを達成しましょうよ!
と言っているんですよね。
そりゃそうですよね。
地球全体のことを、誰か一人に任せるなんてとてもじゃないですが実現は遠すぎます。
だからこそ、みんなで協力して実現を目指す。
国と国の境なんて気にしてないで、もっと大きな枠でこの現実を見て、
そこで一人ひとりができることを考えて動くこと。
これが大切なんですよね。
地球の意志によって動き始めたいま、
この波に乗りながら、みんなで助け合っていきたいですね。
※追記します。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!