見出し画像

「誰もやらないから私がやる」それ、耐える価値があることですか?

「会社の中で
こういう人もいないといけないでしょ」

そう思って、
・お茶くみ、来客対応、紙の補充、機器不良対応
・作業が遅れているメンバーの手伝い
・上司の無茶ぶり仕事
職場の皆がやりたがらないことをやってしまう。

誰もやらないから私がやる。
日の当たらない場所で必死に頑張る。
縁の下の力持ち。

そうやって仕事や家庭で我慢して耐えて行っている。

そんなこと、ありませんか?

やっていることが評価されて自分のためになるならいいんです。
大いにやってほしいです。

未来を最大化する
未来を良くするために
やっていることならいいんです。

そうじゃなくて
ただ皆がやりたがらないからという理由で
あなた一人が我慢しているなら

もういい加減辞めたいのに
それでも耐えているのだったら
それ、福原と一緒になんとかしませんか。

河合隼雄先生は著書「心の処方箋」で
耐えることに苦言を呈しています。

耐えるだけが「精神力」ではない
日本人は精神力が好きなようだがそれに輪をかけて出てくるのが精神力を養うために、いかに耐えたかという話である。
- 会社などで精神力を強調する上司は部下に耐える事のみを要求しているのが多い
- 部下を鍛えるとき、耐えることを第一目標としてないだろうか
-忍耐力=精神力という図式は免罪符として使用されやすい
「これほどの苦しさに耐えて行ってきた」という言い訳を負けた時に言いやすい
-日本のスポーツマンの練習時間が長いことのひとつの理由でもある

完璧主義我慢体質の私たちも
耐えることでやりたくないのにやっていると言う
言い訳にしてないだろうか

やりたくなかったら
やらなくていいんです。
我慢しなくていいんです。

我慢すること、耐えること
それを第一目標にしないで
その方法がうまくいかない時
新しい手段や方法を変える
こともできるのです。

あなたが今耐えてやっていること
我慢してやっていることは
価値あることでしょうか?

完璧主義が顔をのぞかせて
私がやらなきゃ
我慢してまで
と思ってやりすぎてないでしょうか?

もしそうなら
我慢することが目標になってしまっているのです。

少し立ち止まってください。
頑張るのをやめてみましょう。
我慢もやめましょう。

周りが、あなたがやるものだと思っているなら
「もうやらないから」
と宣言しましょう。

案外周りも「そうなんだ」と
受け入れてくれるものです。

我慢しないで
他にやれる方法があるものです。

成長するために
気持ちが豊かになるために
仕事の評価に繋がることに
明るい未来につながることに

そこに向かっていくために
我慢する精神、堪える精神力
を持ち出すのが<正常な>
使い道だと私は思います。

ただ我慢する、堪えることから
抜け出せないとき、
私と引き算思考を作ってみませんか