子どもにさりげなく伝えたい日々の平穏や平和 息子に聞かれた絵本のこと
最近、断捨離をしようと思ってるのですが、
おもちゃを全て守りたい息子
なるべく減らしたい母
でスムーズにいきません。笑
そんな近頃、3歳の息子が私をじっと見つめながら急にこんなことを言いました。
「ママがソワンタさんに会った時、ソワンタさんの足はなかったの?」
本当に急だったので一瞬、私も、え?
と思ってしまったけれど、
すぐに、あぁ、とじんわりあったかいものが込み上げました。
そうだよ、ママがソワンタさんに会った時にはソワンタさんにはもう足がなかったんだよ。
「どうして足がなかったんだっけ?」
と息子
それはね、地雷という爆弾を踏んでしまったからだよ。
「地雷はだれが埋めたの?」
地雷はカンボジアと相手の国が戦争というけんかをしていた時に、相手の国の人たちが埋めたんだよ。
そうして、息子は
「続きを知りたいでしょー?」
とちょっとおどけながら、その物語を読みたがりました。
そして私はこう読み進めました。
「今でも君と同じくらいの子どもたちが、地雷で足をなくしているんだよ。それを聞いて○○ちゃん(息子の名前)はどう思うかな?」
すると
「んー、わからない、次読んでみて。」
と息子
そうして読み終わった後、
息子は
「わかった、うん、○○ちゃんわかったよ」
と大きく頷きました。
本当のところ、どこまでわかっているのかは定かではないけれど、息子が色々と感じてくれているのは伝わってきて、またジーンとしました。
そう、8年前、私はピースボートという世界一周の船旅の最中にカンボジアに行き、その後、船内で仲間と共に作った物語を、
今日また息子は読みたがったのです。
何だか、感慨深いし、夢のような気持ちになります。
でも、それは夢なんかじゃなくて、私はカンボジアに行ったし、実際にソワンタさんにもお会いしたし、その後に仲間と一緒にカンボジアの物語を作りました。
あの時は、勤め先の児童養護施設の広汎性発達障害の困りごとがあるあの子とも一緒に読めるように作った、カンボジアの物語を
8年経った今、息子と一緒に読んでいます。
とっても幸せを感じるし、子どもたちにさりげなく、こうした日常の中で伝えてみたいことって何だろう?と改めて考えたりもします。
***
そしてこの前、少し探し物をしていて、見つけてしまいました。
ビッグイシューという
表紙には
ホームレスの仕事をつくり自立を支援する
と書いてある雑誌
大学時代、この雑誌をよく買っていたなぁ。
関西の大学だったので、購入先は大阪の梅田の駅前あたりか、神戸の三宮の駅前あたりが多かったかな。
そこにはホームレスのおじ、、いや、おっちゃんか立っていて、この雑誌を売っていました。
そして、ある時、あれはタイの児童養護施設に一緒に行った仲間の、大学での活動の繋がりでお邪魔させてもらったのが、
大阪の釜ヶ崎と呼ばれる地域でホームレスの方が集うある集会でした。
正直、私はそれほどこの地域のことを知っていたわけではなくて、今も以下のブログを読んで、あぁ、そうして呼び名が変化してきたのかと再確認したのだけれど、
とにかくあの時は
このかまやんという方のDVDをみなさんで観た気がします。
これはその方のことをマンガにされているよう
https://www.amazon.co.jp/カマやんの曲がりかど―釜ケ崎%E3%80%88ドヤ街〉まんが日記-5-ありむら-潜/dp/4889008063
私は大学は寮生活で門限もあり、夜に開かれた集会だったので、早々に一緒に行った寮の先輩と帰った気がします。
ちなみにその先輩も一緒にタイに行った先輩でした。
寮の門限は21時で、1分でも過ぎると、徹夜しないと書けないという始末書を書かなくてはいけないし、21時すぎて出たらセコムが鳴るような寮でした。
だから門限も気になって、正直この時の記憶があまりありません。
さらには当時はこうしたとことを、普段一緒に遊ぶ友人と話題にすることはありませんでした。
ただ、私が知らないことを知っておきたいという想いから参加したので、あえて周りに話すことも自然としていなかったのだと思います。
だからよく考えたら、この話はこのnoteで初めてする話かもしれません。
(ちなみに私がnoteに書いている内容はそうしてこっそりやってきたり考えてきたことを書いているなぁと感じます。)
そんな感じで参加させてもらったのだけれど、
ただ、そこにいたおっちゃんたちが関西弁で楽しそうにお話されていたなぁということはよく覚えています。
また、私はこっちの方が記憶に残っていて、
これも上記と同じ仲間、タイの児童養護施設繋がりの仲間から誘ってもらって行ったのだと思うけれど、
それは大阪のある大学で
ホームレスのおっちゃんたちと円になって置かれた椅子に座り、おしゃべりする会でした。
その後、そのおっちゃんたちで活動しているというバンドの演奏を聴いた気がします。
とっても陽気でしたね。
その中で、今でも印象に残っているおっちゃんがいます。
その方は、サラリーマンだったんだなぁと思わせるスーツを着てこられていて
話を聞くと、当時SONYに勤めていたのだけれど、リストラにあって、鬱になってしまい、妻子もいたけれど離婚して、ホームレスになったとのことでした。
その時、あぁ、こうしたことって誰にでも起こりうるよなぁと何だか私はハッとしました。
一言では表せないその方の人生があるのだと思いますが、それにしてもリストラはその方の人生の大きな要因の1つには違いないし、
今のこのコロナ渦の中、TVやネットで廃業せざるを得ない方々がたくさんいらっしゃるというこを観たりすると、
その先にはリストラにあう方々がいるかもしれない、、
さらには私には、あのスーツを着てお話してくださったホームレスの方の姿が思い出されて仕方ありません。
***
ビッグイシューは内容が面白いし、何より先にあげた2冊を別にして残してあるくらい、
私はこの絵本の表紙が好き。
好きの先に、少しこうした応援ができるのなら
私の好きな一石二鳥🤏
ただ、これ、今私の住んでる地域にはありません。
都会でしか販売してないのが残念なところ。
もし地元にもこうして売っていたら、たまに買ってただろうなぁ。
おっと、子どもたちにさりげなく何を伝えたいだろうというところから、ビッグイシューやホームレス、コロナの話になってしまいましたが、
そう、探し物をしていたら、ビッグイシューを見つけて、、、
さらには、
子どもたちにも分かりやすいかなぁと購入して、
当時の勤め先だった児童養護施設の私の机に立てかけて置いた本や、そうしておこうと購入した本まで見つけてしまいました、、😂
そしてしばらく夜更かしして様々な本を読んでしまったのでした。
違うものを探していたのに。笑
***
児童養護施設に勤めていた当時のことを少しお話すると(また長いですが🙌🏻)
主に中高生は夜、小学生が寝静まった頃に職員室にやってきて、お話することもありました。お茶を飲みながら、たまに私の机上の本に興味を持ってくれる子もいたから、
色々なジャンルの本を立てかけておいたような気もします。
その中にチラッとこんな本たちを
さりげなく目に入るところに置いておいて、子どもたちが知らない世界に少し興味をもってくれる姿にちょっと嬉しくなりましたね。
だから休日に行く先々で、子どもたちにも理解しやすそうで、子どもたちにも伝えたい内容のものを探していくと
自然とこうした本に行きつきました。
なんでこうした本だったのか、、
私ももちろん興味のある本だったけれど、
きっと子どもたちの生活の中には、けんかが多発していたし、それに私は毎日向き合っていたというのも大きいかもしれません。
子どもたちとの生活は、何ごともなく平穏に過ぎていくという日は少なかったし、毎日あっちでもこっちでもけんかが起きていて、
仲裁が必要なこともよくありました。
そんな中で、私も日々、平和な解決法を探し続けて葛藤していた気がします。
だから、本を机上に立てかけておくのも、私にとっての子どもたちの心の平和を願う気持ちからだったのかな、、
と今となっては思います。
それはカンボジアのものがたりに込めた想いも同じだったなぁと思います。
だから、机上の本の中に、カンボジアの絵本も完成させて立てかけてみたかったなぁなんて少し思うけれど、
今、こうして息子に伝えることができているのだから、それはとても幸せで尊いことですね。
***
そんな息子は最近、カンボジアのものがたりも含めて、世界一周の話を聞きたがります。
いつか一緒に行けたらいいね。
そして、次は一緒にピースボートに乗りたい私の大好きな彼女は
1週間ほど前、ピースボートの部屋タイプを調べて、これかな?決まりね!とLINEしてくれました。笑
彼女、夢ではなく、予定として組み込んでくれるので、こちらも頑張らないとと俄然やる気が出ます。笑 ありがたいですね😌
***
最後に、これは広島の原爆ドームに行った時に、見つけた絵本だったと思うのだけれど、
その中にこんなことが書いてありました。
絵本を描くことでも…にまた少しジーンとしてしまいますが、
本当に、平和を願うかたちは人それぞれでいいんだよね。
(追記 今日、8/6 8:15 サイレンがなる前に、息子にお祈りするよとお話すると、どうして?と
今日は広島っていう場所に爆弾が落とされて、たくさんの人が痛い思いをしたり苦しくて亡くなった日なんだよと少しお話すると、
「一緒だね(カンボジアの地雷のこと)」
と息子
そうだね。小さいなりに、息子なりに感じで考えているんだなぁと思う言葉を息子から聞いて、何だか色々なことに想いをはせる朝となり、思わず追記してしまいました。)
そして大人になってからも修学旅行したっていいよなぁと思います。
そんなことができて、子どもたちにも伝えたい世界だったなぁと思うのが私にとってはピースボートでもあったのですが、
そんなピースボートは
この前、過去乗船者が立ち上げられたクラファンを終え、
なんとこんなに!
ここを見てくださったみなさんにも何だか握手したくなります🤝🌸
一緒に見守ってくださった方にも心から感謝します😌🙌🏻
本当にピースボートの回し者ではない私ですが、
児童養護施設の子どもたちのことを考えていたら
自然と行きついてしまったことが、
ピースボートのやっていることと似ていて共感できて、
子どもたちに伝えたい世界だなぁ
そんなことを思う訳ですね。
また私の大好きな彼女と息子と3人で乗りたいなぁ。
さぁ、断捨離をしなくては😂
いつも長いのに、最後までご覧頂きありがとうございます🙌🏻🌸
そして断捨離するはずが、本をもちこんでしまう私、、みなさんはそうしたことありませんか?!😭
なかなか断捨離が進みません。何かいい方法があれば教えていただきたいです。笑
そして日々の生活の中で、少し想うことをこうしてnoteにアウトプットできるのも私にとってはありがたいことです🙌🏻本当に、みなさんご覧頂きありがとうございました🌸
私のnoteの中身