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詩集

79
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2023年7月の記事一覧

彩りの詩

彩りの詩

虹色列車

ソーラーパネルに乗って

太陽を滑っていく

僕たちは奇跡の子

   茶埜子尋子

キラキラの詩

キラキラの詩

観覧車から堕ちれば

きっと星空がみえて

でも空は真っ赤で

私は胸が苦しくなる  

それでも綺麗だと

世界は満ち足りて

死んでいく

 

茶埜子尋子

わたあめの詩

わたあめの詩

握りつぶされた小さなかたまりが

カラコロ身をよせて

そっと螺旋にのって

やわらかな輪廻のわっかを作ってく

たくさんの糸が

ぐるぐるってひとつになる

あまくてしあわせのかたち

                                              茶埜子尋子

かりそめの詩

かりそめの詩

この部屋の時計を外そう

ずっと一緒に居るために

音もない、時もない

あなただけをここに閉じこめて

茶埜子尋子

堕天使の詩

堕天使の詩

なれない言葉でいたずらをして

ずっとずっとこのままいよう

そしてこの揺るがない優しさで

僕らひとつの羽根になろう

高くたかく翔んでくよ

遠くとおく帰依てくよ

茶埜子尋子

芽生えの詩

君が言った
言葉のふきだしを
つかまえて
ぼくの心の灯火にしよう

茶埜子尋子