猫屋の創作備忘録 まえがき
自身の備忘録のために、そして創作を始めたいと考えている方のために、もしかしたらほんの少しくらいお役に立てるのではないかと思って、これからほんのちょっとずつポロポロと創作にまつわる記事を書いていくつもりです。
この記事は
・小説を仕事にしたいから、仕事の依頼を受けたときの流れについてざっくり知りたい人
・どうにか頓挫せずラストまで小説を書く方法のひとつを知りたい人
などに向けていますので、不要な方には何の役にも立ちません。
そして当然、「これが正解」「これをしないとダメ」というわけではないので、参考程度に留めて、この記事より良いやり方を編み出した方はぜひ猫屋に教えてくださいね。
まず、小説仕事のざっくりとした流れについてご紹介します。
あくまで猫屋がこれまでやってきた仕事のやり方なので、全然違うという方もいると思います。
一例としてご認識ください。
①企画書提出
このとき、素案と呼ばれる簡易プロットのようなものを3つ4つまとめたものを企画書として提出しています。
②詳細プロット作成
編集さんから「これでいきましょう」と選んでもらった素案を、執筆できるようにより詳細まで書かれたプロットに起こします。
私は長いと五千字強のプロットになりますが、もっと長いと二万字ほどになる方もいるそうです。
③初稿執筆
詳細プロットをもとに原稿を書いていきます。出版社によっては初稿提出時にキャラクター設定表の提出も求められるので、初稿を書く際にはキャラクターの容姿や服装についてもあらかじめ頭の中にしっかりイメージが掴めていると設定表の作成にも手間取りません。
④改稿
初稿をチェックした編集さんから、疑問点や矛盾、もっと書き込んでほしいところの指摘が入ります。その指摘をもとに初稿をブラッシュアップする作業が改稿です。
改稿のやりとりは一回のところもあれば、二、三回繰り返されるところもあります。編集さんや出版社の方針によって異なります。
⑤校正
誤字脱字、言い回しのチェックをしたり、ページ数の調節をする作業です。編集さんが赤字で指摘した箇所に「ママいき(そのままでいきます)」や「トルツメ(この単語・文は取って詰めてください)」などの指示の返事をしたり、自身で気になる文章に赤字で指示を入れる作業です。
上記がざっくりした小説原稿を完成させる流れで、①②③のあたりや趣味で書く方や公募を目指す方の役に立つだろうと考えていますので、
今後記事で扱っていく予定です。
第一回目は企画書の書き方を予定しています。
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