嬉しいお知らせ
今年5月に発売された「拝み屋つづら怪奇録」がなんと
続刊決定いたしました!
この作品は緊急事態宣言下、つまり多くの書店が営業できていないという非常に厳しい状況で刊行されました。
私も、地元の書店が営業おらず、自分の作品が店頭に並んでいるところを見ることは叶いませんでした。
だから、ネットで「買ったよ」「読んだよ」と呟いてくださる方たちの声だけが、この作品が無事に世に送り出されたことを確認する術でした。
書店さんがTwitterで呟いてくれる入荷情報も、いつも以上にありがたかったです。
感想でも、はっきり「続編が読みたい」「続編出るよね」と期待してくださる声が多かったですし、ファンレターもいただきました。
少しでも注目度が上がるようにと、マイナビ出版ファン文庫の編集さんが、ウェブにインタビュー記事を掲載してくださいました。
そういった様々な要素が積み重なったことが今回の続刊に繋がったと思うのですが、一番大きかったのはTwitterでのタグを使った応援だったと思います。
#2020年3月刊応援 #2020年4月刊応援#2020年5月刊応援
Twitter上で作家さんたちが呼びかけたことで生まれ、多くの読者さん書店さんが賛同して広まったタグでした。このタグがついたツイートを、私も祈るようにRTしました。そして、たくさんの方に私の作品の呟きもRTしていただきました。
きっと、このタグがあったから手にとって読んでくださった方もいる。このタグがなければ出会えなかった人もいる。
というわけで、今回の続刊はたくさんの人たちの本への愛と善意と熱意が連れてきてくれたものだと思っています。本当にありがとうございます!
私より人気の作家さんでも、人気の作品でも、当たり前に続きが出せるわけではない――そのことは、この業界の端っこに何とか引っかかって五年もやってくると嫌でも見えてくる現実です。
だから今回、ものすごく大きな喜びと感謝を噛み締めて、告知の許可が出るまでの日々を浮かれて転げまわるような気持ちで過ごしてきました(笑)
まだ一文字も続刊の物語を書いてもいないのに。
というわけで、大変素敵なお知らせでした!
読んでくださった方、応援してくださった方たちにも、どうかこのお知らせが大きな喜びとして届きますように!