自分の居場所は自分でつくる。「今日のハチミツ、あしたの私」より
最近、不安になったり、落ち込んだり、気分が沈むことが多いせいか、
ほっこりあたたまる小説を読むのにはまっています。
↓表紙がかわいい。
※以下、ネタバレ含みます。
読むきっかけは、主人公が自分と同世代で、
自分と同じような悩みを抱えていた女性だったから。
主人公は昔いじめられていて、生きる意味を見いだせずにいたのですが、
その時にたまたま声をかけられた一人の大人の女性に出会ったことがきっかけで、生きる希望を見つけて成長していく物語です。
特にこれといった特技がなく、
性格もおとなしめで、仕事にやりがいもなく、今の彼氏と結婚したいわけでもなく、30歳を迎える。
↑
自分と重なりすぎてて、これは読まないわけにはいかないと思いました。(笑)
この話の中で特に印象深かった言葉があります。
いつも受け身で、
与えられていたものを
自分の頭で考えないでそのままやることを繰り返していた私にとって、
とても刺さる言葉でした。
私は、今いる場所を自分の居場所にしたい?
そうじゃないなら、何でいつまでもここにいるの?
答えはわかりきっています。
変わることを恐れているから。
失敗するのが怖いから。
変わりたいって言ってるくせに
不満ばかり口にしている時間が心地いいから。
変わりたいなら、新しい場所に一歩踏み出せばいい。
そしたら、そこが自分の居場所になる。
はじめから自分の居場所がある人なんていないんですよね。
みんな自分でつくってきたんですよね。
誰かがつくってきたものに入れてもらうものではない。
自分が今いるこの場所を自分の居場所にしていく。
一歩踏み出せと言われたような、
背中を押してもらえたような本でした。