おけいはんの予想
前回、関西の私鉄「京阪電車」のキャラクター「おけいはん」について記した。
名前の公式から、妄想満開の展開になってしまったが、3年ごとに替わる歴代「おけいはん」の名字には、京阪電車沿線の駅名が使われていた。
「おけいはん」は現在7代目の「三条けい子」だ。これまでどおりの間隔であれば、今年2021年の11月あたりに「8代目おけいはん」の発表があるはずだ。
そこで今回「8代目おけいはん」の名字はどの駅を使うのか、過去データなどから予想(妄想)してみようと思う。
まずは、これまで選ばれた駅をまとめてみよう。
歴代おけいはんの名前と駅名、路線と地域を記す。
初代:淀屋けい子「淀屋橋駅」京阪本線(大阪)
2代目:京橋けい子「京橋駅」京阪本線(大阪)
3代目:森小路けい子「森小路駅」京阪本線(大阪)
4代目:楠葉けい子「樟葉駅」京阪本線(大阪)
5代目:中之島けい子「中之島駅」京阪中之島線(大阪)
6代目:出町柳けい子「出町柳駅」京阪鴨東線(京都)
7代目:三条けい子「三条駅」京阪本線・京阪鴨東線(京都)
初代から現在の7代目まで並べてみると、地域が大阪と京都でわかりやすく分かれていることがわかる。
●初代から5代目まで「大阪」の駅
●6代目と7代目は「京都」の駅
この流れとバランスを考えると、8代目も京都の駅が選ばれる可能性が高い。
次に路線に注目してみよう。
●「京阪本線」の駅が5回
●「中之島線」の駅が1回
●「鴨東線(おうとうせん)」の駅が2回
であった。
京阪電車の路線は、大別すると3つの路線があり、細かく分けると8つの路線がある。
〈京阪線〉
京阪本線:大阪「淀屋橋駅」〜京都「三条駅(鴨東線でもある)」
鴨東線:京都「三条駅(京阪本線でもある)」〜京都「出町柳駅」
中之島線:大阪「天満橋駅(京阪本線でもある)」〜大阪「中之島駅」
交野線:大阪「枚方市駅(京阪本線でもある)」〜大阪「私市駅」
宇治線:京都「中書島駅(京阪本線でもある)」〜京都「宇治駅」
〈大津線〉
京津線:京都「御陵駅」〜滋賀「びわ湖浜大津駅(石山坂本線でもある)」
石山坂本線:滋賀「石山寺駅」〜滋賀「坂本比叡山口駅」
〈石清水八幡宮参道ケーブル〉
鋼索線(こうさくせん):京都「ケーブル八幡宮口駅」〜京都「ケーブル八幡宮山上駅」
大別した路線を見ると、これまではすべて「京阪線」の駅から、選ばれていることがわかる。
確かに、京阪電車は「京阪線」のイメージが強い。京都と大阪を結ぶメイン路線の「京阪本線」が含まれているので、当然なのかも知れない。
もちろん、すべての路線が大切な役割を担っている。しかし、宣伝効果を考えた場合、知名度の高い「京阪線」から選ぶことは想像に難くない。
そして、これまで選ばれた駅自体も、他の駅に比べ知名度が高いように思える。
どの駅も利用頻度が高かったり、ランドマークがあったり、始発となる駅であったりする。
ただ、「森小路駅」だけ微妙である。選ばれた他の駅に比べるとこれといった特徴がない。
あえて知名度の低い駅名を使うことで、逆に関心を惹かせたとも考えられる。
しかし、その後は知名度の低い駅を選んでいないことから、あまり効果は出なかったのではないだろうか。
よって、ある程度知名度の高い駅が選ばれると考えられる。
以上のことから、次期おけいはんの選定要素をまとめると、
●京都の駅
●京阪線の駅
●知名度のある駅
となる。
さて、これまで、歴代の駅名に注目してきたが、他にも注目するポイントがある。
2021年1月10日から3月28日まで、テレビ大阪で放送されたドラマ『京阪沿線物語〜古民家民泊きずな屋へようこそ』がある。
ドラマの内容は割愛するが、メインの舞台となる民泊“きずな屋”がある駅は「ケーブル八幡宮山上駅」だ。
実際に“きずな屋”はないが、ケーブルカーで「ケーブル八幡宮山上駅」に到着するシーンが多く見られた。ここから物語が始まるパターンが多い。
このテレビドラマの放送次期を考えると「8代目おけいはん」とのコラボレーションがあるのではないだろうか。
たとえば「8代目おけいはん」の設定は、「ケーブル八幡宮山上駅」にある“石清水八幡宮”の巫女さんであるとか、“石清水八幡宮参道ケーブル”の職員であるとかである。
あるいは、ドラマキャラクターの親族であるとか、ドラマ制作のスタッフや関係者でもおもしろい。
ストーリーを共有する、“クロスオーバー作品”的な感じである。アメリカのコミックやドラマによく使われる手法だ。
しかし、そうなると、ドラマの舞台である「ケーブル八幡宮山上駅」が名字になる。
「ケーブル八幡宮山上けい子」。。。
ないわあ。。。
「八幡宮山上けい子」もなあ。。。
「山上けい子」だと、7代目の「三条けい子」と被るしなあ。
では、ケーブルカーに乗り換えるために降りる駅「石清水八幡宮駅」はどうだろう。「石清水八幡宮けい子」では違和感があるので、「石清水けい子」とする。
「淀屋けい子」のように、実際の駅名をアレンジするパターンだ。
「石清水八幡宮駅」は京都エリアにあり、京阪線で、知名度もある。
しかも、テレビドラマの影響もプラスされる。
以上のことから、8代目おけいはんは「石清水けい子(いわしみずけいこ)」と予想する。
キャラクター設定は、なんらかの形でドラマ『京阪沿線物語〜古民家民泊きずな屋へようこそ』とのつながりがあるのではないだろうか。
いや!そうであってほしい!
コンテンツ間につながりをもたせる、クロスオーバー手法を用いると、嬉しくてニヤニヤが止まらない。
あるマーベル作品に、別のマーベル作品キャラクターが登場したり、「ドラゴンボール」に「アラレちゃん」が出るような感じだ。
実は『京阪沿線物語〜古民家民泊きずな屋へようこそ』に、現在の7代目おけいはん「三条けい子」が出てくれないかと、密かに願っていた。
そんなこともあり、個人的に一番望むのは「8代目おけいはん」が『京阪沿線物語〜古民家民泊きずな屋へようこそ〈パート2〉』に出演することだ!!!
やはり今回も、妄想満開となってしまった。。。
いずれにせよ「8代目おけいはん」は、どの駅が選ばれるのか非常に楽しみである。そしてキャラクターの設定が、どうなるのかも楽しみである。
発表されるであろう、今年2021年の11月が楽しみだ。